ナイロンカッターを使ったナイロン草刈りは、安全で効率的な草刈りをおこなうことができます。
ナイロンカッターは金属刃と比べて刃が柔らかいため、硬いものに触れたときに破損しにくく、安全性も高いという特徴があります。
しかし、ナイロン草刈りをおこなううえで必要な注意点を理解していないと、余計な手間がかかるおそれがあるのです。
ここでは、ナイロン草刈りの特徴と効果的に使いこなすためのコツなどをご紹介します。
ナイロンの刃で草刈り!ナイロンカッターの有用性
草刈り機に使用されている刃には、金属刃以外にもナイロンカッターというものがありますが、詳しい種類や特徴などはご存じですか?
ここでは、ナイロンカッターにはどのようなものがあり、どのようなメリットがあるのかをご紹介いたします。
ナイロンカッターは草刈り機の先端に取り付けて使用するもので、取り付けたナイロンコードを高速回転させて草を刈り取ります。
ナイロンカッターには、決められた長さに切ってあるコードを差し込んで使用する差し込み型と、ナイロンコードを巻き付けて使用するリール型の2種類があります。
リール型は手動・半自動・自動の3つのタイプから使いやすいものを選択できます。
手動がもっとも操作が簡単で初心者向けになっていて、自動は便利ですが故障のリスクが上がります。
刃の役割を果たすナイロンコードはおもに4つの種類があるので、それぞれ特徴ととともにご紹介いたします。
- 丸型
-
もっとも一般的な形状で、柔軟性があり、装着が比較的簡単にできます。
耐久性もあり、ナイロンの減りが少ないため、コストパフォーマンスが高いです。 - 四角型
-
丸型同様柔軟性があり、装着は比較的簡単ですが、丸型に比べ切れ味がよいのが特徴です。
風を切る音が大きいため、うるさいと感じる方もいるでしょう。 - スパイラル型
-
切れ味がよく、もっとも静音性が高いため人気の形状です。
- のこ型
-
ノコギリのような形状で、切れ味がよく耐久性が高いため、長く使用できます。
障害物によるダメージを受けにくいのも特徴の1つです。
差し込み型の場合は、決められた長さに切られているコードを差し込むだけですが、機種によって取り付け方が異なることがあるので注意が必要です。
リール型の場合は、自分でコードをナイロンカッターに巻き付けなければなりません。
その際、刃が回転するのとは反対の時計回りにコードを巻きます。
巻き終わったら2本のコードが同じ長さになるように調整しましょう。
先にも触れましたが、ナイロンカッターは草刈り機に取り付けてしようするアタッチメントです。
単体で使用できるものではないので、覚えておきましょう。
ナイロンカッターの3つのメリット
ナイロンカッターにはさまざまな種類のコードがありますが、どれを使用しても同じ3つのメリットがあります。
- 安全性が高い
-
最大のメリットはキックバックが起こらないことです。
キックバックとは、刃が切れないものに触れたり挟まれたりして、急に回転を妨げられるために、使用者に向けて跳ね返ってくる事故のことです。
最悪の場合に死に至ることもあるのですが、ナイロンカッターではそれが起こりません。
そのため安全性が高く、初心者や女性の方でも扱いやすいのです。 - 障害物の多い場所でも使える
-
ナイロン製の刃は比較的柔らかいため、ブロック塀やコンクリートといった硬いものがそばにあっても破損の危険性が低く、庭や駐車場などでの作業に適しています。
- 作業後の雑草の伸びが遅い
-
金属刃よりもナイロンカッターで草刈りをしたほうが作業後の雑草の伸びが遅いといわれています。
使う際に必要となる装備
ナイロンカッターでの草刈りは、細かい草のくずや小石・砂の飛散が多いことも特徴の1つです。
そのため、飛散物から身を守る装備が必要になります。
- フェイスマスク
-
それほど威力のある砂利などが飛んでくるわけではありませんが、小石や砂でも顔に当たれば痛いですし、ケガをするおそれもあります。防護メガネという手もありますが、それでは目しか守れないので、フェイスマスクの使用をおすすめします。
- 耳栓
-
細かい草のくずは回転の勢いもあり、どこに飛んでくるかわかりません。耳の中に入ってしまってはあとが大変ですし、使用中の音も大きいので、耳栓をして対策を取りましょう。
- 作業着・草刈りエプロン・長靴
-
飛散する草の量は金属刃よりもナイロンのほうが多いですし、小石や砂も顔のほうにばかり飛ぶわけではありません。体や足元もしっかり守りましょう。
- 飛散防止カバー
-
草刈り機にカバーをかけるという方法もありますが、標準サイズのカバーではナイロンコードでの作業を想定しておらず、あまり飛散防止になりません。ナイロンカッターでの作業に適したカバーを購入しましょう。
\無料でご相談いただけます/
\無料でご相談いただけます/
ナイロンカッターのデメリット
じつはこのナイロンカッターはどこででも活躍できるわけではありません。
ナイロンカッターは、普段からお手入れしているような柔らかい草を刈ることを得意としています。
長年放置して伸びきった硬い草には金属刃が必要です。
金属とナイロンの両方が必要な状況なら、業者に依頼してもよいでしょう。
また、金属刃に比べ飛散の量が多く、音も大きいため、あまり広くない場所で使用する場合は周囲への配慮を徹底しましょう。
草刈り機との相性に関しては、基本的にはどんなものでも取り付け可能ですが、排気量が小さいと回転が落ちてしまいます。
ナイロンコードは太いほどよく切れますが、出力とのバランスが悪いと故障しやすくなるので注意が必要です。
ナイロンカッターが難しい場合は別の方法で対処を
ナイロンカッターとはどういうものか、その使用方法や安全性などのメリットについて触れてきました。
注意することも多々あり、自分で使用するのは難しいと感じた方もいることでしょう。
その場合は、狭い範囲なら手で草取りしてもいいですし、除草剤を使用するという手もあります。
そして、広範囲であったり、自分では面倒だという方は業者に依頼するという方法も視野に入れて考えてみるとよいかもしれません。
弊社の草刈り110番はいつでもお問い合わせが可能です。
ご相談いただければ、お近くの草刈り業者があなたに代わって面倒な草刈りをおこないますので、ぜひお問い合わせください。
\無料でご相談いただけます/
\無料でご相談いただけます/
ナイロン草刈りと金属刃による草刈りの違い
ここからは金属刃の特徴について詳しくご紹介いたします。
ナイロンカッターと何が異なるのか、比較しながらみていきましょう。
2つの金属刃のメリット
安全性だけをみると金属刃はよくないのではないかと思うかもしれませんが、金属刃を使用することはデメリットだけでなく、メリットももちろんあります。
金属製の刃には、いわゆる金属刃とチップソーがあります。
金属刃には、丸鋸というノコギリ状の刃のものと、2~8枚と刃の枚数が異なるものがあり、刃の数によって適応する草の種類が異なります。
枚刃のものは上下を裏返して使用でき、それ以外のものでも刃を研ぐことで再利用できます。
ただし、草刈り機への負担が大きいため上級者向きの刃です。
チップソーはノコギリ上の刃の先端に金属片のついたもので、現在主流となっているオールマイティーなアタッチメントです。
寿命が長いうえ種類も多く、用途によって使い分けが可能です。
しかし、キックバックの危険性はありますし、金属刃ほどではありませんが、硬いものに当たったときの反動も大きいです。
刃の先端が折れて飛散することもあり、それによってケガをするおそれもあります。
金属刃はキックバックの危険性が高い
金属刃とナイロンカッターの違いとして、わかりやすいのは安全性です。
金属刃は硬くて威力がある分、刃が切れないものなどに触れて予期せず使用者に跳ね返るキックバックが起こる危険性が高くなります。
そのため、使い慣れていない方の使用には危険がともないます。
内部に障害物が少ない広範囲の作業に向いていますが、硬いものに当たったときの反動が大きいため障害物のある場所には不向きです。
上記のように、金属刃を使用するうえでは広範囲の効率的な作業が可能になりますが、注意すべき点も多いのです。
ケガや事故を防ぐために、作業着やフェイスマスク、防護エプロン、長靴などの装備はもちろんのこと、作業場所に硬いものや大きな障害物がないか、周りに人が通ったりしないかなど、周囲にも警戒して作業をおこなうようにしましょう。
注意すればケガや事故は防げるかもしれませんが、確実とはいえません。
危険や不安が残るようなら、プロに任せましょう。
適切な道具や方法で安全に草刈りをしてくれます。
草刈り110番では、24時間365日対応で草刈り業者をご紹介しております。