稲の収穫や雑草を刈るために必要な鎌。
「最近切れ味が悪くなってきたな……」と思っている方も多いのではないでしょうか。
鎌の切れ味が作業の効率を決めるといっても過言ではないですよね。
ひょっとすると、切れ味の悪い鎌を使っていることが原因で、腕や腰への負担にもなっているかもしれません。
今回は、「鎌の切れ味が驚くほどよみがえる鎌の正しい研ぎ方」について、詳しくお話していきます。
実際にやってみると「あれ?鎌ってこんな便利な道具だったっけ?」と驚くこと間違いなしです。
ぜひ最後までお読みいただき、今後の参考にしてみてください。
切れ味が驚くほどよみがえる!正しい鎌の研ぎ方
鎌の研ぎ方にはいろいろあります。
鎌の刃を持って研ぐというやり方もあるのですが、ここでは鎌を地面に置いた形で研ぎ石を動かすという方法をご紹介します。
あくまでも1つの例として、流れをつかむように読んでいただけるとわかりやすく、かつ実践もしやすいでしょう。
下記がその手順です。
- 砥石を水に10分ほどつける
- 刃の柄が自分の腹のほうを向くように、刃の柄を持つ
- 研ぐ際には角度が安定していることを確認
- 研ぎたい場所に研ぎ石を当て、動かして研いでいく
研ぐ際には、研ぎ石がまんべんなく当たるようにしましょう。
力は入れずに刃先の方向へ動かすことが大事です。
草刈鎌は錆びやすいです。
ステンレス製の鎌を選ぶことで手入れの手間を減らすことができるでしょう。
選択肢の1つとして覚えておいてください。
こまめにお手入れをして鎌を長持ちさせよう!
鎌を長持ちさせるには、こまめにお手入れをすることが何よりも重要です。
1回1回お手入れをするのは面倒かもしれませんが、その積み重ねが重要になってきます。
鎌のお手入れについて詳しく見ていきましょう。
鎌のお手入れをするタイミング
鎌のお手入れは、基本的には「鎌を使用したあと」です。
使ったらお手入れすることが大事です。
何もせず放置しておくと、錆びの原因となってしまいます。
鎌が錆びてしまうと研ぐのも大変です。
場合によっては新しいものを購入しなければならないことになるでしょう。
鎌のお手入れ方法
鎌のお手入れは簡単です。
基本的な鎌のお手入れの方法は「洗って拭いて干す」です。
お洗濯の手順と似ているので覚えやすいかもしれません。
- 使った後に刃先を水で洗う
- 乾いた布で刃先に水が残らないように、水気をしっかりと拭き取る
- 水気がある場合もあるので天日干しする
鎌の保管方法
鎌をお手入れしたあとは、新聞紙で巻いて保管しておきましょう。
新聞紙を使うことによって除湿効果が期待できます。
「刃物の錆び止めを防ぐ油」という商品も販売されていますので、新聞紙で巻く前に塗っておくのもよいでしょう。
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錆びてしまった鎌を復活させる方法
ここでは、鎌が錆びてしまった場合の対処法についてご紹介していきます。
錆びてしまったからといって、鎌は捨てなくても大丈夫です。
あまりひどい錆びでない限り、使える程度までには戻すことができますよ。
鎌が錆びる原因
鎌が錆びてしまう原因は、草を刈ったときの草の汁などが鎌についたままだったからでしょう。
いわゆる「酸化還元反応」というものです。
鎌は金属でできています。
鎌の表面は錆びづらくするようにコーティングがされていますが、鎌を使用するたびに傷ついていき、コーティングが剥がれてしまうことが原因で錆びは起こります。
錆びた鎌の復活方法
錆びてしまった鎌は、皮膚に触れないようにしましょう。
特に血液の中に錆が入ってしまうと危険です。
錆びた場合には以下の手順で鎌を復活させることができます。
- 新聞紙などの汚れてもいい紙を敷いておく
- 錆び落とし液を錆びている刃先に塗る
- 錆が落ちてきたら、いらない布などで刃先を拭く
錆び落とし液によって使用方法が異なります。
使用する錆び落とし液の指示に従って、適切に使うようにしてください。
錆び落とし液だけで錆が落としきれなかった場合には、上記を繰り返しましょう。
それでも錆が落ちない場合は、粗い紙やすりを使うとよいでしょう。
まとめ
今回は草刈りの鎌についてご紹介させていただきました。
錆びてしまった鎌は「錆び落とし液」を使うことで錆を落とせます。
錆びを作らないためにも、日頃から「洗って拭いて干す」ひと手間を惜しまずにお手入れをしていきましょう。
こまめにお手入れをすることが鎌を長持ちさせることに、つながります。
鎌は研ぐことで復活します。
サクサクと草刈りを進めてみてください。
もし、鎌だけでは草刈りが追い付かないことや、大量の雑草が生えてきて対処に困ることがありましたら業者に相談してみるのもよいでしょう。
業者に依頼をするときはお見積りの依頼を忘れずに。