手作業の場合はこんなに大変!
いつもきれいな庭でいたいのに、気が付くと雑草が伸びている…。害虫も増え、蚊の住処になってしまい不衛生。そもそも見栄えが悪い。草刈りの必要性はわかっているものの、なかなか気が進みませんよね。
草刈りは大仕事で重労働!せっかくの休日を草刈りで潰したくない!けれど業者に頼むと料金が…。もっと自分で手軽に、できればパパッとすませたい。草刈りなんてやったことない…。女性でも大丈夫?安心してください。初めての方でも、力のない女性でもきれいなお庭を保てます!
狭い範囲、数本の草ならそのまま手でむしってもいいでしょう。ですが広い範囲、雑草が多く茂っていたら道具と準備を必要としますね。
鎌やハサミなどの道具を揃え、長袖・長ズボンと服装にも気をつけなければいけません。除草剤を使う方もいますね。除草剤ならマスクも必要となります。手袋をして、汗もかくので首にはタオルを。直射日光から守るため帽子をして、さぁ始めましょう!
なんだか始める前から暑苦しい!完全武装ですね。でも、草で手を切らないように、虫に刺されないようするためにはこれくらい必要なのです。雑草は寒い冬には枯れてしまいますが、暖かくなる春~夏にグングン成長してきます。
そんな季節に、完全武装して何時間も外にいるなんて…苦行です…。熱中症の可能性もでてきました。なおかつ座ったまま、同じ体勢をしているのですから足は痺れ、腰は痛くなり体への負担が大きすぎます。
暖かくなれば虫も活動開始しますよ。なんだかわからない黒いモニョモニョしたやつや、足が多いゲジゲジしたやつがたくさん現れますよね。気持ち悪い!
でも頑張って終わらせました。きれいサッパリ。これで安心!ではありませんよ。さきほども言ったように雑草はグングン成長するのです。しばらくしたら荒れたお庭に逆戻り。寒くなるまで何回苦行を重ねるのでしょう。もうウンザリです。そこで草刈り機の登場です。
何を選べばいい?草刈り機の種類
草刈り機にはそれぞれの用途にあったいくつかの種類があります。何があるのか見ていきましょう。
動力タイプ
電動式、エンジン式の2つがあります。電動式は電気を動力とし、エンジン式はガソリンを使います。電動式にはコンセントが必要ですが、中にはコンセントなしの充電式もあります。
ただ、パワーの面だとエンジン式に比べ電動式の方が劣ります。お庭の雑草が柔らかい草であれば動力タイプ、硬い草であればエンジン式を選ぶと良いでしょう。
刈刃
ざっくり分けて、チップソー、ナイロンコード、金属があります。それぞれの特徴としては、チップソーは、柔らかい草や短い草に使用します。道路の草や畦道に良いです。ナイロンコードもチップソーと同じく柔らかい草向きです。ただこちらの方が短い草や、石や柵などの障害物がある場所に向いています。
そして金属は、太く硬い草を刈り取れます。刃を研げば再利用ができるためコスパが良いです。お庭の状態が、平地で柔らかい草であればチップソー。草は柔らかいが斜面や障害物があるならナイロンコード。草が大きく硬いのなら金属がおすすめです。
ハンドルの形状
3つの形状があり、両手ハンドル、ループハンドル、ツーグリップハンドルがあります。よく見かける一般的なのが両手ハンドルです。こちらは、両手で持つため安定性があり平地での作業に適しています。ですが傾斜や障害物がある場所には向いていません。振動が少ないのがメリットです。
次にループハンドルです。これは平地でも傾斜でも使用できます。両手ハンドルよりも軽いです。また体制を固定しないため自由度が高いです。最後にツーグリップハンドルです。
これはコントロールが取りやすいので斜面や細かい作業の場面には強いです。反対に平地には向いていません。また腕への負担も大きいです。
安定性を求めるのであれば、両手ハンドル。安定性よりも自由なコントロールで障害物が少ない場所ならループハンドル。自由なコントロールで細かい作業をするのならツーグリップハンドルが良いです。
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女性・初心者にオススメはこれ!
草刈り機を女性が選ぶ上で気になるのは、重量ですよね。重量がありすぎる草刈り機ですと女性には重くて扱いづらく、持て余してしまうでしょう。草刈り機の中には女性でも扱えるような軽量なものも存在するので、ご紹介していきます。
動力タイプは「電動式」
軽さで選ぶならエンジン式よりも電動式がおすすめです。もちろんエンジン式でも21cc以下のものならば比較的軽量なものもありますので、探してみるのも良いかもしれません。
重量の他にも、音や振動についても気になると思います。大きな音はご近所にも迷惑になってしまいます。一番大きな音を出すのはエンジン式です。振動も電動式の方が小さいので、草刈り機に慣れていない方や体力のない女性でも扱えると思います。
またメンテナンスの面で言うと、ガソリンを使わない分オイル汚れも発生しない電動式タイプであれば手入れがラクです。電気を動力としている分、排気ガスがでないのも嬉しいポイントですよね。
刈刃は「ナイロンコード」
次に刈刃ですが、まずはナイロンコードで十分かと思います。刈刃には回転式とカッター式があり、ナイロンコードはカッター式で柔らかい草を切ってくれます。
しかし硬い草は切れないので、もし硬い草ばかりの山林などで作業をする場合は回転式の金属の方が向いているでしょう。
ご自宅のお庭に大きく太く硬い草がなければナイロンコードで問題ありません。また硬いものが切れないということは、石や柵も切れることはないので小石の跳ね返りも少なくなります。
ハンドルの形状は「両手ハンドル」
ハンドルについては、ポピュラーな両手ハンドルが良いでしょう。両手ハンドルは安定性があるため、安全に使用できるためです。
ループハンドル、ツーグリップハンドルは柔軟性がありますが、刃と使用者の距離が近いため怪我をする危険性が高いのが難点です。
草刈り機を安全に使うための注意点
草刈り機は注意して使用しないと、大きな事故につながる危険性があります。場合によっては命に関わる事故になることもあるので、草刈り機を安全に使うための注意点を解説していきます。
キックバックによる事故の回避方法
草刈り機を使用する際は、キックバックに気を付けましょう。キックバックとは草刈り機の刈刃が固いものに当たったときに、刈刃が跳ね返ってしまう現象です。
キックバックを防ぐには、刈刃の右上部を使わないようにすることがポイントです。刈刃は右から左へ、反時計回りで回転しています。
そのため右側を使っているときに障害物にぶつかると、ハンドル部分を支点にして作業者のいる右方向に刈刃が跳ね返ってきます。こうした現象を防ぐためにも、草刈り機を使う際には、刈刃の左側を使って刈り取るようにしましょう。
飛び石による事故の回避方法
草刈り機を使用するにあたっては、飛び石による事故にも注意が必要です。草刈り使用中に回転する刃が石に当たると、回転の力を受けた石がものすごい勢いで飛びます。この石が近くの通行人や車に当たり、損害につながる危険があるのです。
こういった飛び石による事故を防ぐには、通行人がいる場合や近くに車が停まっているときには作業をおこなわない配慮が必要です。また作業者自身にも飛び石による被害が及ぶ場合があるので、保護メガネを着用するなどといった配慮をしましょう。
刃に絡まった草による事故の回避方法
草刈り機を使用していると、草が絡まり刃の回転が停止してしまうことがあります。こうした場合、刃の回転が停止しているからといって、そのまま絡まった草を処理してはいけません。
エンジンは停止していない状態ですので、刃が急に動きだして怪我へとつながります。そのため、刃に草が絡まってしまった場合も慌てずに、必ずエンジンを切ってから草を取るようにしましょう。
転倒による事故の回避方法
草刈り機の使用中の転倒による事故にも注意しましょう。地面が濡れたり傾斜になったりしている場所で草刈りをおこなっていると、足場が安定せず転倒してしまう恐れがあります。
転倒した際、そのまま回転している草刈り機に身体が当たってしまえば、大怪我につながります。
こうした怪我を防ぐには、足場が安定するように、靴に装着できる草刈り用のスパイクを使用しましょう。また、雨が降った後の地面が濡れている状態では作業をおこなわない、といったことも大切な対策のひとつです。
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草刈り機のメンテナンス
せっかく草刈り機を買ったのですから次回も気持ちよく使いたいですよね。そのためには使用後にきちんとメンテナンスをしましょう。
刈刃
まずは刃を確認してください。どうなっていますか?変形していませんか?丸くなっていませんか?もしくは刃が落ちてなくなっているかもしれません。
刃の種類によってメンテナンス方も違ってきますが、研磨もしくは交換になります。ドロを落とし、必ず厚手の手袋をして行ってください。研磨で改善されない場合は思い切って早めの交換が無難です。それからサビ止めを塗っておけば次回もきれいに刈れるでしょう。
グリスアップ
次はグリスアップです。ギアケースを外し、注入口からグリスを入れます。この時、外したネジなどからゴミを取り除き中にゴミを入れないように気をつけてくださいね。グリスがこぼれたらきれいにふき取ってください。
保管
しばらく使わないのであれば、刃を外しましょう。カバーもつけておくとより安全ですね。そして保管にもっとも重要なこと。それは残った燃料です。燃料も必ず抜き取りましょう。これをしないと次に使用するときにエンジントラブルにつながります。
燃料は使いきるのが一番よいのですが、もし残ってしまったら燃料タンクから別の容器に移し替え、直射日光の当たらない安全なところで保管してください。これは草刈り機本体も同じです。本体は立てる、もしくは吊るした状態で保管してください。
また、燃料が残っているのはタンクだけではありません。キャブレター内にも残っています。これも空にしましょう。燃料タンクを外した状態でエンジンをかけてください。しばらくすると止まります。これでキャブレター内の燃料もなくなりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?草刈り機についてまとめてみると以下のようになりました。
- エンジン式より電動式の方が、重量が軽くメンテナンスもラク
- 柔らかい草、石や柵など障害物があるお庭なら、電動式、ナイロンコードで問題なし
- パワーがほしいときはエンジン式の金属刃
もし、お庭の雑草やお手入れで悩んでいたら草刈り機の検討をしてみてはどうでしょう。草刈り機も、プロ仕様から初心者向けの扱いやすい製品もあるのでご自分に合ったものを探し、快適なお庭になるとよいですね。
【草刈り機に関する記事はこちら】
■草刈り機の選び方がわかるポイント
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