草刈り機が必要になったとき、レンタルを利用すれば費用が抑えられるかもしれません。レンタルする前に、レンタルの仕組みの基礎知識と、どのような種類の草刈り機を借りたらいいのかを知っておきましょう。また、正しい草刈り機の使い方に関するポイントも紹介します。
草刈り機のレンタルについての基礎知識
草刈り機をレンタルしたことがない方は、どういう手続きでおこなうのか、相場はどのくらいなのかなどの不安があるかと思います。そこでここでは、草刈り機のレンタルについての基礎知識を解説していきます。また、レンタルが必要な場合と、そうでない場合のメリットとデメリットも確認しておきましょう。
草刈り機をレンタルするメリットとデメリット
草刈り機は市販のものだと1万円ほどかかり、購入するには初期投資が必要です。頻繁に使う予定がないのであれば、レンタルをしたほうが1回の費用が安く抑えられ、費用面でメリットがあるといえます。ただし、一度だけではなく何度も草刈りをするという場合は、レンタルよりも購入したほうが費用は安くなることがあります。長期的に利用する場合はレンタルのほうが費用面でのデメリットが大きいといえるでしょう。
草刈り機をレンタルするときの基本的な流れ
レンタルの方法は扱っている店舗によって仕組みが異なりますが、予約の必要があることが多いです。電話やインターネットで予約をして希望の日に受け取りにいき、期日までに返却します。貸し出し時や返却時のルールは店舗によってさまざまです。
レンタル品の受け取りは店頭でおこなうことになりますが、なかには指定した場所まで機材を届けてくれる配送サービスをおこなっているレンタル業者もあります。使う場所や配送サービスの有無も考えてレンタル業者選びをしましょう。
草刈り機のレンタル価格の目安
草刈り機レンタルの相場価格は1日レンタルで2,000円ほどが目安です。これに消費税や配送料などがかかることを考えると、1日のレンタルで5,000円ほどかかると考えておくとよいでしょう。
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レンタルする前に草刈り機の選び方をチェック
レンタルする前に、どのような用途で使うかを考えてみましょう。使う場所の面積は広いでしょうか。草の密度や丈はどの程度でしょうか。草刈り機の選び方は用途によって決まりますので、この章で選び方と特徴を紹介してきます。
草刈り機の種類とその特徴
草刈り機は用途に応じて主に3種類に分かれます。刈払機・自走式草刈り機・乗用草刈り機の3種類です。それぞれの特徴を紹介します。
・刈払機
手で持って歩きながら草を刈っていくスタイルの小型の草刈り機です。2メートルほどある棒状のシャフトにハンドルが付いていて、シャフトの先端には回転する刃が付いています。エンジン式と電動式の2種類があります。庭などの狭い場所の草刈りでは刈払機が最適です。
・自走式草刈り機
刈払機よりも広範囲の草刈りに対応できる草刈り機です。タイヤがついており、人がアクセルレバーを操作することで自走します。刈払機は全体を持ち上げて作業するのに対し、自走式は機体が地面についているので、重労働になりにくいです。
・乗用草刈り機
農地などの広大な土地を耕すために使われる草刈り機です。トラクターのように人が乗って操作します。
草刈り機(刈払機)の選び方
刈払機を選ぶうえでは、動力源と刃、そしてハンドルの種類がカギになります。とくに刃は用途や使い勝手を大きく左右するので、自分に合ったものを選びましょう。
・動力源:電動 or エンジン駆動
電動の刈払機にはコード式と充電式があります。家庭で使用するぶんには、燃料を用意する必要がないので使い勝手がよいです。ただしコード式は庭の中で届く範囲を考えて選ぶ必要があります。
エンジン駆動のものはパワーに優れていて、刈る力が強いです。「4サイクル」と呼ばれるエンジンを搭載したものだと、十分な草刈りの力を得られます。ただ動作音が大きいので、周りへの騒音を考えて選びしましょう。
・刃:ナイロンカッター・チップソー・金属刃
ナイロン製のコードを使用した刃は密生していない雑草を刈るのに向いています。生い茂る雑草には使えませんが、庭や畑の手入れには、安全性の面でナイロン製が向いているでしょう。
チップソーは金属製でギザギザの刃がついた円盤状のものです。どのような場面にも対応できる刃なので、迷ったらチップソータイプを選べば問題ないです。
金属刃は刃の数(円盤についているギザギザの山の数を刃と数えます)が2枚から8枚と少ないタイプです。葉が少ないとより広範囲を刈ることができます。その反面、コントロールが難しく、障害物に当たると跳ね返りが強く危険です。このタイプの刃の使用が制限されている地域もあるようなので、自治体のルールを確認しておきましょう。
・ハンドル:両手ハンドル・ループハンドル・ツーグリップハンドル
両手ハンドルは、自転車のハンドルのように2本の持ち手がついています。安定性が高く、同じ高さや角度を維持しやすいです。
ループハンドルは「Oの字」の形をした丸いハンドルがついたタイプです。両手ハンドルと同じく、姿勢をキープしやすいのに加え、横幅が狭くなっているので狭いところでも作業ができます。片手でグリップを持ち、もう片方の手で出力の調整をします。
ツーグリップハンドルは、ハンドルをなくして釣り竿のような形で持つタイプです。自由な操作ができ、スリムな形状なので狭い場所での細かい作業ができます。ただ一定の高さを維持するには自分で調整する必要があるので、腕への負担が大きいです。
自走式・乗用草刈り機の選び方
自走式草刈り機と乗用草刈り機は刈払機よりも広範囲を刈りたいときに使います。また草の丈が1メートルを超えるようなときにもこの2種類のうちどちらかを使うとよいでしょう。
・自走式草刈機の選び方
自走式は「刃の種類」と「刈り高・刈り幅の高さ」に違いがあらわれます。
刃の種類には「ハンマーナイフ」と「ロータリーナイフ」があります。ハンマーナイフは農園の草刈りなどの広範囲で密度の高い雑草の刈り取りに向いています。ロータリーナイフはハンマーナイフと比べて密度の高い草への対応力に劣りますが、維持費用が安く刃の交換の手間も少ないので、より手軽に扱えます。
刈り高とは刈った後の草の高さのことで、設定できる刈り高は機種により異なります。対応できる高さを数段階で変えられるものがあるので、どのくらいに刈り揃えたいか考えて選んでください。
・乗用草刈り機は作業能率の指標から選ぶ
乗用の草刈り機は、刈り幅と作業速度が草刈りの効率に影響します。広大な土地の草刈りを想定して作られている乗用型においては、刈り幅が広く移動スピードが速いことが作業能率の指標になります。車を選ぶときのように予算と比較しながら選びましょう。
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正しいやり方で安全に草刈りをしよう
ご家庭や空き地などの草刈りには刈払機が向いています。正しい草刈り機の使用方法を知って、安全に草刈りをこなしましょう。草刈りの準備や、草刈り機の使い方について解説します。
草刈りを始める前の準備
草刈りは高速で回転する刃を使用するので、危険がともないます。草刈りの作業は、安全におこなえる装備を身に着けておこないましょう。また、作業前に不要なものを作業スペースから撤去することも忘れないでください。
・服装と道具
用意する道具は以下のとおりです。安全に配慮するのであれば、以下のものはすべて身に着けたほうがよいでしょう。
- ゴーグルまたはフェイスガード
- 耳栓
- 作業服
- 軍手
石や草の破片が飛ぶことがあるので、目を保護するゴーグルは忘れずに。耳栓は、草刈り機の出す騒音から耳を守ります。作業服や軍手を着用することで、汚れやケガを防ぎます。
・作業できる環境を作る
草刈りをする場所にある石やゴミ、大きな木片などはあらかじめ撤去しておきましょう。また、作業の邪魔になるものはどかし、移動できないものはカバーをするなどしておきましょう。
草刈り機の使い方
いよいよ草刈りを開始しますが、使い方もおさらいしておきましょう。タイプによって多少の操作は変わりますが、刈払機を使うときに共通して注意してほしいことを解説します。
・ベルトの調節
草刈りの歯が地面に対して平行になるように肩掛けベルトを調整します。草の根元に刃を当てやすくなるよう、左に少し傾けることができる余裕をもたせます。
・草刈り機は右から左に動かす
草刈り機で草を切るときは必ず右から左に動かします。左に振り切ったら、持ち上げて右側に持っていき、また右から左に動かして草を刈ります。これは刃が左回転をしているからで、この回転に合わせたほうが効率よく草を刈れるのです。
・直線で前に移動する
草刈りは前に移動していきます。横移動などではなく、まっすぐ前に向かってください。決まった方向に動くことで仕上がりがよくなり、効率よく作業ができます。
安全性や手間を考えるなら業者に依頼する手も
草刈り機レンタルについて、レンタルの方法や草刈り機の使い方を紹介しました。草刈り機は便利で、草刈りをする際に役に立ちますが、機材があるだけではきれいにはできないものです。確かな仕上がりを求めるのであれば、レンタルよりも、業者に依頼することがおすすめです。
業者依頼で面倒に感じてしまうのが、業者を探す手間です。近くの最適な業者を見つけるのは、料金の比較などをしなければならないので面倒ですよね。業者探しで困ったら、弊社にご相談ください。
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まとめ
庭や空き地で使われる刈払機のレンタルの相場は2,000円からなので、1回から数回だけの使用であればレンタルを利用するとお得に草刈りをすることができます。しかし、何度も使用する予定がある場合は草刈り機を購入したほうが長期的に見ればお得です。レンタルをする際は必要な種類がどのタイプなのかを見きわめましょう。
使用する際は安全に配慮をして、扱い方を確認したうえで使いましょう。草刈り機の使用に不安があるのであれば、業者に依頼してみるのもひとつの手です。
【草刈り機に関する記事はこちら】
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