夏になると地面を這って伸びるスベリヒユは、繁殖力が強く、あっという間にどんどん広がってしまいます。そんな厄介なスベリヒユは、除草剤を使用して根絶してしまいましょう。ここからは、失敗しない除草剤の選び方や散布方法だけでなく、防草シートを使った除草についてご紹介します。
スベリヒユは除草剤で駆除!散布の仕方は?
除草剤を使用すると、草を刈るよりも楽に除草することができます。しかし除草剤を使用するには、使用する時期や、どんな薬剤を選べばいいかを知っておく必要があります。
除草をおこなう時期はいつ?
除草は、5月~6月と9月~10月の年に2回おこなうと効果的です。なぜならスベリヒユが成長する前と後におこなうことで成長する機会を奪い、根絶させてしまうことができるからです。
除草剤には「粒と液体」の2種類ある
粒剤タイプと液体タイプには、それぞれ特徴があります。それぞれの特徴を知り、除草剤を上手に選ぶことが雑草を根絶する大きなポイントです。それぞれのメリットデメリットについてご紹介します。
【錠剤タイプ】
《メリット》
土に散布することで、雑草の根から薬剤を吸収し除草することができので、これから生えてくる雑草にも効果があります。
《デメリット》
土に薬剤が接しないと根から枯らすことができません。雑草の丈が高い場合は、20センチくらいまで草刈りをおこなう必要があるでしょう。
【液体タイプ】
《メリット》
散布後2~3日で枯らすことができます。また、散布後10日くらい経過すれば植物を植えることも可能です。
《デメリット》
薬剤を雑草の根から吸収せず、茎や葉から吸収するため生えている雑草には効果があります。しかし、薬剤を吸収していない雑草には効果がないため、また生えてくるでしょう。さらに、散布後雨が降ると薬剤が流れてしまうため、効果がおちてしまうということにも注意しなければなりません。
このように除草剤にはメリットとデメリットがあります。使用する場所や雑草の状態によって使い分けるとよいでしょう。
除草剤の散布の仕方
除草剤を散布するときは、天気を確認することがとても重要です。粒剤タイプ、液体タイプによって方法が違います。それぞれのタイプの散布方法についてご紹介します。
【粒剤タイプ】
薬剤が土に浸透するよう、雨が降る前におこなうと効果があります。散布するときは、まんべんなく豆をまくように散布をします。散布するときは、風に舞い上がり薬剤を吸い込んでしまうおそれがあるため、作業は風のない日におこないましょう。
【液体タイプ】
散布後雨が降ってしまうと薬剤が流れてしまうため、雨が降らない日におこないます。散布するときは、枯らしたい雑草に直接薬剤をかけます。液体タイプには、ボトルから直接シャワーのように散布できるものやピンポイントに除草できるスプレータイプのものがあります。使用範囲によって選ぶとよいでしょう。
除草剤が腕や首などに付着する、目に入ってしまうと、とても危険です。作業をするときは、必ず皮膚を隠すような服を着てマスクやゴーグル、手袋をつけておこないましょう。
石灰(消石灰)に除草効果があるってホント?
石灰というと、グラウンドなどの線を引くときに使用した経験がある方もいるのではないでしょうか。この石灰は、石灰石を細かく砕き粉末にしたものです。この石灰が雑草対策に効果があります。
なぜなら、石灰は強アルカリ性だからです。石灰を土に混ぜると、土もアルカリ性に傾きます。そもそも日本の雑草は、酸性の土を好みます。そのため、土がアルカリ性に変わると生きていけなくなるのです。
しかし、石灰をむやみに使用することは危険です。なぜなら、強アルカリ性であるため目に入ってしまうと失明してしまうことがあるからです。また、皮膚に付いた場合は、刺激が強く炎症を起こしてしまうこともあります。石灰を使用するときも除草剤を使用するとき同様に、マスクやゴーグル、保護服を着用しましょう。
雑草は、生命力が強いため完全に除草するのは、なかなかむずかしいものです。また、失敗すると、枯らしたくない植物まで枯らしてしまうこともあります。もし自分でおこなうのがむずかしいと感じたら、業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、安全でより確実に除草してもらうことができます。
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スベリヒユには観賞用と食用もある
スベリヒユは、日当たりのよい場所でよくみかける夏の雑草です。生命力が強く、短期間でどんどん増えてしまいます。そんなスベリヒユとはどのような草なのでしょうか。意外と知られていないスベリヒユについてご紹介します。
ただの雑草じゃない?スベリヒユ豆知識
スベリヒユは、茹でるとヌメリがあることから「滑りヒユ」と名付けられたという説があります。そのほかにも「グンバイウチワ」「イワイヅル」「コオロギグサ」など、いくつかの呼び名があります。
観賞用のスベリヒユとは
スベリヒユの仲間には、ポーチュラカという鑑賞用の種類があります。肉厚の葉、丸い茎は、スベリヒユにとてもよく似ています。また地面に沿うように成長するところもスベリヒユとそっくりです。夏になると赤や白、ピンクなどのかわいい花を咲かせます。暑さにも強いためグランドカバーとして人気があります。
スベリヒユは食べることも可能!
スベリヒユは、栄養満点の食べ物で古くから食べられていました。スベリヒユには、炎症を抑え、解毒効果などがあるとされています。
しかし、どんなに効能がある植物でも、生えて欲しくないところは除草したいですよね。除草剤を使用することやこまめに草刈りをすることが面倒な場合は、業者に依頼してみましょう。
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スベリヒユの予防には防草シートが効果的
スベリヒユは、生命力が強いためなかなか根絶させられないかもしれません。そんなときは、防草シートを使用してみてはいかがでしょうか。ここからは、防草シートを使用したスベリヒユ対策についてご紹介します。
スベリヒユは防草シートで予防しよう
防草シートとは、雑草が生えてほしくない場所にかぶせるシートです。シートをかぶせることで、日があたらなくなるため光合成ができず成長することができません。また、種を飛ばすこともできないため雑草が増えるのを防ぐ効果があります。さらには、雑草によってくる害虫を減らすこともできるのです。
防草シートの敷き方
防草シートの効果を最大限に引き出すには、敷き方がとても重要です。ポイントは、シートがずれないことです。シートがずれてしまい隙間ができてしまうと、そこから雑草が生えてしまいます。そのため、防草シートは隙間なく敷き詰めることが大切です。シートの端は、めくれないようにピンでしっかり固定しましょう。
防草シートを敷くなら、事前の草刈りが重要!
シートを敷く場所がでこぼこしていると隙間ができてしまい、そこから雑草が伸びてきてしまいます。そうならないためにもまずは雑草を抜き、平らに整えておくことがポイントです。
「草刈りをしたくないからシートを敷こうと考えたのに、結局やらなければいけないなんて……」と思われる方もいるでしょう。しかし、防草シートの効果を最大限いかすためには、はじめの草刈りはとても重要なのです。草刈りする時間がない、手間をかけかくないという方は、業者に依頼するのをおすすめします。
業者に草刈り依頼をするといくらかかる?
業者に依頼する場合の相場は、草刈りをする広さによって変わります。まずはいくつかの会社に現地調査を依頼し、見積りをだしてもらいましょう。そのなかから納得できる作業内容、金額などを検討し、依頼するとよいです。
弊社では、現地での見積りを無料でおこなっております。草刈りでお困りなら、ぜひ弊社にご相談ください。
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まとめ
スベリヒユは、生命力が強く根絶をするのがなかなかむずかしい雑草です。しかし、放っておくとどんどん地面を這って伸びてしまいます。そのため、除草剤や防草シートを使用して除草・防草をしましょう。しかし、薬剤やシートを使用する際は、注意しなければならないことがいくつかあります。自分でおこなうのがむずかしいと感じたら、無理をせず業者に依頼するとよいかもしれません。
弊社では、雑草についてのご相談をお電話にて24時間、年中無休でおうけしています。お気軽にご相談ください。
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