スギナの根絶はむずかしいといわれています。 理由は驚異の繁殖力の強さと耐寒性、さらにどんな場所にも育つ生命力の強さです。
そのため「毎年庭のスギナとりでうんざり…」「毎年がんばっているのにスギナが減らない!」とあきらめるかたも多いようです…。
でも大丈夫!スギナが増える理由と対策を取れば、スギナの根絶は可能です。
この記事で、知って驚くスギナの生態からスギナ駆除に関するウソ・ホントまで全部1ページにまとめました。
スギナでお困りのかたは、ぜひ読んでください。
また「今すぐにスギナを何とかしたい!」「防草シートや除草剤を試したいが何からはじめればいいのかわからない…」なら【草刈り110番】にご相談ください。
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スギナの生態を知って防草に役立てよう!
学名 | スギナ Equisetum arvense |
分類 | トクサ科 シダ植物 |
別名 | ツギナ |
繁殖方法 | 胞子、地下茎 |
分布域 | 日本全国 |
生育場所 | 畑や道端など日当たりのよいところ |
発芽時期 | 3月ごろ |
種類 | 多年草 |
春の風物詩、ツクシが成長するとスギナになります。 ツクシの期間は3~4月の短い間だけ、4月から秋に枯れるまではスギナの姿です。
スギナは別名「地獄草」「地獄の自在鉤(囲炉裏に鍋などをつるす道具)」とも呼ばれています。
怖い名前の由来はとにかく、取り除くのが大変だから。
繁殖力が強くいくらとっても採りきれないほど数が増え、間違った草刈りや草むしりをするとかえって数が増えてしまいます。
昔から農家のかたを悩ませてきた、いつまででも続く無間地獄のような草なんですね…。
なぜ抜いても抜いてもスギナは生えてくるの?理由は繁殖力と耐寒性
スギナはすさまじい繁殖力の強さと耐寒性により、何度でも復活します。
農業のプロでも困る理由は、この2つにあるんです。
3つの繁殖方法で増える繁殖力の強さ
スギナの根っこ、地下茎は長いものだと60㎝以上になり地面に埋まっています。
軽く掘る程度では、地下茎は取り除けないんですね。
さらに怖いのは、スギナは地下茎がちぎれた場所からまた新たに芽を出してさらに増えます。
「トラクターで畑を掘り起こしてスギナを除草しようと思ったら、ちぎれた根っこからさらに増えた」なんて話もあります…。
塊茎(こんけい)とは、根っこに栄養を溜める部分のことです。
身近な例だと、ジャガイモが有名です。
スギナもジャガイモ同様に塊茎があり、多少ちぎれた程度ではこの塊茎の栄養を使って再生します。
スギナ根絶には、根の除去が重要ですね!
シダ植物の特徴に「胞子で増えること」があります。
スギナはシダ植物のため、胞子でも数を増やせるんです…。
スギナが胞子で数を増やすのは、春のツクシ時代です。
スギナはツクシが成長した姿であり、ツクシはスギナの花に当たります。
ツクシの頭を指ではじくと緑の粉が出ますが、あれが胞子です。
ひとつのツクシに100万個以上の胞子があるといわれ気温が上がり、空気が乾燥すると胞子が飛びだします。
ただし「胞子による発芽は少ない」という研究データもあり、胞子による発芽よりも根による繁殖を警戒したほうがよさそうです。
スギナは多年生植物、寒さに強く冬でも生き続けている
植物には多年生と一年生があります。 多年生は、芽吹き~枯れるのサイクルを数年間繰り返す植物のことです。
毎年同じ場所に咲くヒガンバナが有名ですね。
一年草は、芽吹いて1度枯れると2度と花を咲かせません。
種を保管して育てる朝顔が有名ですね。
スギナは多年生植物で秋ごろに地表のスギナは枯れます。
しかし地中で根や茎は生き続けており、寒い冬を乗り越えると再びツクシとして芽を出します。
スギナは国内でもっとも寒い地域の北海道でも生えており、どちらかといえば涼しい気候が好き。
そのため、寒さによる根絶は期待できないでしょう。
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スギナはどんな場所でもよく生える。スギナの生える場所
スギナはどんな場所でも芽吹きます。
スギナ問題は土壌を改善する、季節になれば解決するといったものではないんです。
- 湿度:乾燥に強いが、土手など比較的湿った場所でも生息できる
- 気候:北海道をはじめ寒い地方でも生えている。涼しい気候を好む
- 土壌状態(pH値):中性、酸性、弱アルカリ性の土壌でも生える
- 地面の硬さ:カチカチの地面、畑のようなふかふかな土、砂利の多い場所でも生えている
- 栄養:やせた土地から畑のような肥沃な土地まで、あらゆる場所に繁殖
- 日照条件:日当たりのよい場所を好み、日当たりがよいと増える。
鉄道には「道床」と呼ばれる、砂利を敷いた場所があります。
砂利が敷いてあるので植物は育ちにくく、地面の栄養も低くはずですが道床でもよく繁殖します。
そのため昭和の初期には硫酸銅を使って枯らす試みが取られていたほど、スギナ問題は長い間続き根が深いんですね…。
効果的な根絶方法とは?スギナの根を徹底的に取り除こう!
スギナ根絶で抑えるべきポイントは「根っこの処理」です。
根っこを残せばそこから増えるため、根をどう処理するか?がポイントです。
スギナの草刈りはいつがいいの?
3月ごろにツクシとして芽を出し、4月ごろにスギナへと変わります。
そして夏の時期にもっとも茂り、高いものでは背丈は40㎝ほどにまで成長します。
秋に地表の葉っぱは枯れますが、根っこは健在。
冬を越して再び3月ごろに、ツクシが顔を出します。
草刈りだけなら、春のツクシのうちか背丈が低いうちに刈り取るとよいでしょう。
ですがまだ根っこは地面に残っており、すべて根っこを取り除くのはむずかしいため対策が必要です。
ではどんな対策がよいか?オススメは防草シートと除草剤です。
【オススメ1】 防草シートを使ってみる!
防草シートとは遮光性の高い布で地面を覆い日光を遮断、植物を育たたなくするシートのことです。
「スギナを刈った後に防草シートで地面を覆ってしまえば、日光が届かずスギナの成長が止まり草刈りの必要がなくなる」という訳です。
防草シートのメリットは除草剤を定期的にまいたりする必要もなく、シートが破損しない限り何年も使用できるので手間がかかりにくいところ。
一度敷いてしまえば、たまに破れがないか?水が溜まっていないか?チェックすればスギナの根絶は完了します。
スギナ対策でオススメなのは「不織布タイプ」の防草シート。
不織布タイプは繊維の隙間ができにくく、砂利の間でも生えるスギナにもぴったりです。
防草シートはホームセンターでも購入でき、ひとりでも作業できます。
しかし防草シートを敷く前には草刈りの必要があるため、広範囲にわたり防草シートを引くのはかなりの重労働です…。
植え込みや家の外回りなど小範囲は自分でおこない、庭、空き地や駐車場など広範囲なら草刈代行業者や植木屋に依頼するとよいでしょう。
【オススメ2】除草剤で根まで枯らす
スギナの根っこを枯らすには、除草剤を使うのが1番お手軽でカンタンです。
ラウンドアップやサンフーロが有名ですね。
除草剤には「すでに生えている草を枯らす液体タイプ」「まだ生えていない草を枯らす顆粒タイプ」があります。
春~夏、すでにスギナが生えて困っているのなら液体タイプ。
来年生えてほしくないなら、冬に顆粒タイプをまくのがオススメです。
注意!
たいていの除草剤は国から認定を受けて、使用法を誤らなければ安全に使用できます。
ですが使用法を誤ると、人間、ペットや自然環境に悪影響を与えるかもしれません。
使用の前には各製品の注意書きをしっかり読み、周囲に注意を払いながら使ってください。
【その他】 スギナよりも強い植物を植える、ひたすら手で取る
時間と労力を使うため、一般的ではありませんが…。
庭いじりが趣味なかたにおすすめのスギナ除去方法をまとめました。
「どうしても除草剤は使いたくない。コストは極力まで抑えたい」のならぜひ参考にしてください。
スギナよりも強い植物を植える
「ミントを植えると雑草が減る」と、園芸好きな人は聞いたことがあるかもしれません。
「ミントは雑草よりも繁殖力が強いため、ほかの雑草が生えにくくなる」という訳です。
ただし「雑草対策で植えたミントが増えすぎて困った!」という悩みもよく聞くため、管理には気を付けましょう。
ミントのほかにも、大豆はやせた土地のほうがよく育つ植物のためスギナより強くスギナを抑える力になるかもしれませんよ。
ひたすら手で取る
どんな植物も基本は葉っぱで日光を受け取り、光合成で栄養を作ります。
スギナも例外ではないため、スギナが顔を出したらすぐに刈り取り続ければいつかは枯れるはずです。
かなり根気がいりますが、数日おきに庭を見回りスギナが顔を出したら刈り取り続けましょう。
植物の緑色は光合成に必要な葉緑体の色、茎や葉の緑色が残らないよう徹底的に刈りつくしてください。
スギナ対策を何からはじめてよいかわからない…なら【草刈り110番】にご相談ください
「今年の夏もスギナを取らなくてはいなんて、考えるだけで疲れる…」「草刈りならできるが根っこまで除去なんてとてもムリ」なら、草刈り代行業者を使うとよいでしょう。
草刈り代行業者とは、名前の通りあなたの代わりに草を刈ってくれる業者のことです。
たいていの業者は草刈りだけでなく、お庭に関することを引き受けてくれます。
たとえば「スギナの草刈りと来年生えないように防草シートを敷いてほしい」というお願いも草刈り代行業者なら可能なんです。
では、どんな業者がよいか? 「現地調査でスギナの状態や地形をしっかり調べてくれる業者」「作業後に料金をどんどん追加しない業者」がよいでしょう。
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スギナは酸性が好き?石灰をまくと枯れる?スギナの都市伝説を調べてみた
スギナに悩み調べているとたくさんの情報がヒットします。
しかし中には、本当かどうか怪しいものまでありますます悩んでしまいます…。
そこで!スギナに関する噂を集めてみました!
スギナは酸性の土壌が好きって本当?
あまり関係ないようです。
海外では中性~弱アルカリ性が好むともいわれ、日本でもスギナは管理された中性の畑から酸性の土地まで広く生息しています。
スギナがよく生えている場所を測定しても、特別酸性が強い訳でもないのであまり関係ないでしょう。
じつは日本は広く「酸性の土壌」といわれています。
日本に広く生息するスミレやオオバコ(下の画像参照)は酸性の土壌で生える草で、どちらも一度はご近所で見たことがあるでしょう。
「土壌が酸性だから、スギナがよく生える、酸性だからスギナしか生えない」というのは誤りですね。
(ちなみにオオバコの写真はこちら)
石灰をまけばスギナが枯れるって本当?
「スギナは酸性の土壌を好むんだから、地面をアルカリ性に変えちゃえばスギナが枯れるんじゃない?」という噂です。
結論からいうと、石灰をまいてもあまり関係ありません。
先に説明した通り、スギナは別に酸性の土地を好む訳ではないからなんです。
「でもなんで石灰をまくの?」と気になる人のためにちょっとだけ詳しく解説しますね。
園芸や農業では土壌のpH値を気にします。
野菜や園芸植物の多くは酸性の土地では育ちにくく、酸性から中性やアルカリ性に変えるため石灰をまくんです。
中学の理科で水にレモンを加えて酸性に、せっけん水を入れてアルカリ性にした実験をやったかと思います。
あの実験のように酸性の土壌にアルカリ性の石灰をまけば土が中性~アルカリ性になるため、スギナに石灰をまく噂があるんですね。
余談ですが、たまに「庭に貝殻をまくと、土がよくなる」とアサリやシジミなど砕いた貝殻をまくご家庭もありますが、石灰は貝殻からもできるため原理は同じです。
熱湯をまけばスギナが枯れるって本当?
本当ですが…かなり大変で現実的ではないため、オススメできません…。
スギナに限らずほとんどの植物の細胞や種は熱で死滅します。
買ってきたジャガイモを室内に放っておくと芽が出ますが、茹でたり焼いたりした後には芽は出ません。
熱を通して、ジャガイモの細胞に変化が起きたためですね。
同じくスギナに熱湯をかければ枯れて、ツクシにかければ胞子は発芽しないでしょう。
しかしスギナが増える原因の根っこは地下深くにあり、塊茎が無事ならばそのうち復活するでしょう。
スギナが枯れ、復活しても熱湯をかけ続けないと効果はありません。
さらにスギナは広範囲に生えるため場合によっては「お風呂のような量の熱湯を毎日沸かして庭にかける」という作業を繰り返さなくてはなりません。
ツクシもスギナも食べられるって本当?
ツクシもスギナも食べられます。
ツクシはよく食べる地域では卵とじやおひたしなどで食べられています。
少しほろ苦い春の味です。
ハカマと呼ばれる茎の途中の茶色い部分を外し水で汚れをよく落とせば、食べられます。
スギナの食べ方はお茶が有名です。 ノンカフェインでさっぱりと飲みやすいお茶だそうです。
今のところ「スギナが何かに効く!」という政府が示した指針や実験結果はないため、おいしいお茶として楽しみましょう。
ツクシもスギナも食べられますが、ほかのかたの土地や自治体が管理する土地では除草剤が心配されます。
もしもツクシやスギナを食べるのであれば、自分の土地や絶対に農薬がまかれていないと確認してからにしましょう。
スギナの本格的な対策は草刈り業者がおすすめ!
スギナの根を枯らすには除草剤、成長を止めるには防草シートがオススメです。
しかし「忙しいのに草刈りなんてやってられない!」「除草剤も防草シートも使ったことがないからわからない…」なら、草刈り代行業者に依頼するとよいでしょう。
草刈り業者に依頼したときの費用はいくら?【草刈り110番】の価格を大公開!
草刈りの料金は、時間制か?日給か?土地の広さで料金を決めるのか?で大きく異なります。
そこで!今回は弊社【草刈り110番】の金額を参考までにまとめました!
【草刈り110番】では、「敷地の広さ×単価=1㎡×180円~(税込)」で料金を算出しています。
草刈りをする土地の広さ | 概算の費用(税込) |
---|---|
1坪(約3.31㎡) | 595円 |
5坪(約16.53㎡) | 2,975円 |
10坪(約33.06㎡) | 5,950円 |
50坪(約165.29㎡) | 29,752円 |
※上表は最低の坪単価180円だったと仮定した料金であり、実際の料金と異なる場合があります。
草刈り機を購入すると大体2~3万円以上かかります。
でも【草刈り110番】に頼めば、かなり広い50坪の敷地でも約3万円で草刈りが完了するんです。
おまけに、草刈り機を使う労力や手間がないのでとってもお手頃&お手軽ですね!
草刈りは【草刈り110番】で決まり!
「でも、業者に頼むほどうちの庭は広くないし…」「業者に頼んだらいくら請求されるかわからず怖い」という意見も耳にします。
安心してください! 【草刈り110番】はご自宅のお庭でも、お墓周りでも、広い駐車場まで幅広くご依頼いただけます。
もちろん草刈りだけでなく、来年スギナが生えないようにする防草シートや除草剤も対応!
見積もり後に追加料金が増えることはないので、安心してください。 【草刈り110番】へのご依頼は電話かメールでOK!
立ち合いなしで草刈りも対応しているのでお気軽にご相談ください。 スギナの除去なら【草刈り110番】で決まり!!
参考: 伊藤操子(NPO 法人緑地雑草科学研究所)[雑草紹介シリーズ スギナ (Equisetum arvense L.)]