トイレつまり修理の料金相場が事例でまるわかり！費用が適切か知る方法

「トイレつまりの相場っていくら？」
「ぼったくり被害にだけは遭いたくない！」
「大体でいいから信頼できる相場が知りたい」

今自分が困っているトイレつまりが、業者に頼んだら一体いくらになるのか……相場がわからず不安をいだいていませんか？

はっきり申し上げて、トイレつまりの相場は信用できません。

グラフを見てわかるように、実はトイレつまりの修理費用はピンからキリまであります。
6万円以上支払うケースも少なくありません。

そこで、水110番編集部では、トイレつまりの適切な費用を知るために「2つの原因」と「事例」からの想定を推奨します。
それでもわからなければ相見積りを取ることが近道です。

なぜなら、ここで「トイレつまりの相場は〇〇円です！」と提示することが、あなたを後悔させてしまう可能性があるからです。
安すぎる広告や、自分の症状とは異なるトイレつまりの相場を信用して、ぼったくり被害に遭ったと後悔した人もたくさんいます。

この記事では、あなたが今困っているトイレつまり修理の適切な費用を知る方法や、ぼったくり被害に遭わないための知識と依頼方法を解説します。
読み終わる頃には安心して依頼できるでしょう！

トイレつまりの費用相場は2つの原因で大きく変わる

一口にトイレつまりといっても、以下の「2つの原因」によってトイレつまりの修理費用は大きく変わります。
そのため、トイレつまり修理の費用相場とはブレる可能性があります。

トイレつまり修理は、イラストのように「つまったもの」「つまった場所」によって作業内容や使用道具が大きく異なります。
そして、作業内容により作業費用も変わります。

イラストは例ですので、より具体的にイメージするため、水110番が過去にご相談を承った事例をご紹介します。

トイレつまり修理の施工事例7つ

以下はトイレつまりの7つの施工事例です。

事例	費用(税込)
安くおさまった事例	8,250円 16,500円
便器の型式で費用が変わった事例	20,000円 50,000円
複数の作業を おこない 高くなった事例	25,300円 40,007円 83,600円

いかにトイレつまりの施工費用がピンからキリまであるか、おわかりいただけるでしょう。
ここからは、具体的な作業内容や費用の内訳を見ていきましょう。

ローポンプのみなら15,000円前後が多い

ローポンプは業者が使用する吸引道具で、簡単なつまりの除去に使用されます。
ご家庭によくあるラバーカップと比較し、費用が高くつまりの解消力も優れています。

以下の事例のように、軽度のつまりであれば15,000円前後におさまることが多いようです。

施工費用：8,250円

状況	便器と洗濯機と下水道がつまっている
作業内容	ローポンプ貫通作業
作業時間	駆け付け後15分程度
費用内訳	出張費なし 作業費用8,250円

※価格はすべて税込みです。

施工費用：16,500円

状況	トイレつまり修理希望
作業内容	ローポンプ使用でつまりを解消
作業時間	駆け付け後1時間程度
費用内訳	出張費5,500円 作業費用11,000円

※価格はすべて税込みです。

便器脱着は便器の型式で費用が大きく変わる

つまりの原因が便器内部ではなく、奥の配管に達していると便器の脱着が必要になります。

最初から異物を流したとわかっている場合は高圧洗浄およびローポンプは使用せず、便器の脱着のみで済むようです。

しかし、便器の脱着でも便器の型式により費用が大きく変わるようです。

またウォシュレットか否かで修理費用は変わりませんが、タンクレストイレ（便を流す水を溜めておく給水タンクがないトイレ）の場合のみ費用が変動するケースもあります。

施工費用：20,000円

状況	トイレに置く芳香剤のフタ、 プラスチックが落ちて流れてつまったため修理希望
作業内容	便器をすべて取り外し裏側から回収
作業時間	駆け付け後1時間程度
費用内訳	出張費5,000円 作業費用15,000円

※現在の型式の便器で脱着が容易なための価格設定です。
※価格はすべて税込みです。

施工費用：50,000円

状況	トイレつまり修理希望
作業内容	便器取り外し
費用内訳	出張費5,000円 脱着作業費22,000円 フランジボルト交換8,000円 フランジパテ交換12,000円 各所パッキン交換3,000円

※価格はすべて税込みです。

旧式の便器の場合、脱着に関わる作業が格段に増えます。

複数の作業を実施すると費用が高くなりやすい

つまりの原因が不明な場合や、簡単な作業で解決しない場合、さまざまなアイテムを使用したり、方法を試したりすることで、作業料金が高額になる傾向にあります。

施工費用：25,300円

状況	トイレ紙つまり修理希望
作業内容	汚水枡（ます）から異物除去後、 ローポンプにて便器内のつまり除去
作業時間	駆け付け後30分程度
費用内訳	出張費5,500円 作業費用19,800円

※価格はすべて税込みです。

施工費用：40,007円

状況	生理用品を流したことによるトイレつまり修理希望
作業内容	ローポンプと外回り枡（汚水枡）洗浄、薬剤でつまり解消
作業時間	駆け付け後1時間程度
費用内訳	出張費5,500円 作業費用34,507円

※価格はすべて税込みです。

施工費用：83,600円

状況	トイレつまり修理希望
作業内容	ローポンプでつまり除去できず、便器脱着をおこないさらに高圧洗浄機を使用
作業時間	駆け付け後1時間前後
費用内訳	基本料金2,200円 深夜のローポンプ作業19,800円 深夜の便器脱着作業17,600円 深夜の高圧洗浄作業44,000円

※価格はすべて税込みです。

以上のとおり、まずはローポンプを試し、解決しなかった場合に薬剤や高圧洗浄、便器脱着をおこなうケースも多いようです。

つまったものや場所により作業が大きく変わり、費用が異なることが理解いただけたでしょう。

トイレつまりの原因がわからなければ業者に見てもらう

「つまったもの、場所から施工費用がわかる」と言われても、そもそもつまったものやつまった場所がわからない方もいらっしゃるでしょう。
その場合は業者への依頼が近道です。

なぜなら、自分で原因を突き止めようとあれこれ試しているうちに、故障やトイレつまりをより悪化させてしまうリスクがあるからです。

実は排泄物が手前でつまっているだけだったのに、奥の配管まで追いやって便器脱着や高圧洗浄が必要になったら、修理費用が高額になりますよね。

このように、つまっているものや場所がわからない場合は早めに業者に依頼しましょう。

次の章では、トイレつまりの原因調査や、修理を業者に依頼する際の注意点を紹介します。

ぼったくりの悪徳業者の手口に注意！

業者に依頼するとなると、特にぼったくり被害が不安ですよね。
悪徳業者はあなたの弱みに付け込もうとさまざまな手口で仕掛けてきます。

ぼったくりとまではいかなくても、本来なら簡単なフロートやレバーの部品交換で済むところを、利用者がわからないことをいいことに不要な工事までするようなケースもあります。

そんなあなたの弱みに付け込ませないためには、正しい知識を身に付けることが大切です。

トイレつまりの修理費用が1,000円以下はありえない

よくある基本料金「300円～」「500円～」のような広告はありえないと思ってください。

もしあなたが、「今から30分以内に見ず知らずの人の家まで車で行って、汚水がつまったトイレを専用工具で元通りに直してください」と頼まれたら、数百円で対応できますか？

たとえトイレつまりの知識や経験があろうとも、それを仕事に生活していくことを考えたら、トイレつまりの一件あたりの作業が1,000円以下になることはありえないですよね。

このような業者の場合、現場に着いてから「この作業も必要」「あの作業も必要」と、どんどん作業を上乗せされて費用が高くなる傾向にあります。
依頼した側は、直してほしいため作業を止めることもできず、高額な作業料金を支払うほかなくなるというカラクリです。

このように、1,000円以下など極端に安い広告は疑うよう気をつけましょう。

検索上位の業者が優良業者とは限らない

あなたが「トイレつまり 業者」と検索して、検索結果上位の業者に「上位だから」という理由で依頼するのはやめましょう。

検索結果の上位は費用を支払えば誰でも利用できる広告が表示されるケースがあり、必ずしも優良な会社とは限りません。

もちろん、広告が表示されないケースもありますし、広告を出稿して上位を購入しているから悪徳業者なわけではありません。

「上位だから」だけを理由に依頼すると、被害に遭う可能性があります。
このことを念頭に置いて、冷静な判断を心がけることが大切です。

トイレつまりの適切な費用は相見積りでわかる

今困っているトイレつまりの適切な費用が知りたければ、2社以上に調査してもらい、出された見積りを比較するのがよいでしょう。
つまり相見積りです。

1章で、「つまったものや場所、作業内容により費用が異なること」を解説しました。
もし気になる点や各社の作業内容が異なる場合は、その作業が必要な理由を聞いて納得できた業者に依頼すればよいでしょう。

疑問点の質問は、ぼったくり被害を防ぐことにもつながります。
業者や作業員に「このお客さんはある程度トイレつまりの知識を持っているな」と思ってもらえて、不要な作業の上乗せや無理な営業をされにくくなるためです。

このように、相見積りを取ることであなたが今困っているトイレつまりの適切な費用を知ることができるでしょう。

相見積り先を選ぶときに気をつける4つのポイント

相見積り先を選ぶときは次の4つに気をつけましょう。

もちろん、費用が発生するから、即日対応でないから、といって悪徳業者なわけではありません。
現地に来てもらう前の電話で以上の4点を確認し、その費用込みで比較することが大切です。

ただし、※の2つは見積りや現地調査だけで費用が発生してしまうため、最終的に他の業者に頼むことになった際に不要な費用を支払うことになります。
昨今は現地見積り無料の業者が多い傾向にありますが、気をつけて比較しましょう。

こちらの記事ではおすすめのトイレ修理業者や、詳しい業者の選び方を解説しています。
より詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

相見積り先に迷ったら水110番がおすすめ

水110番は日本全国の提携業者から、あなたの地域のトイレつまり修理はもちろん、キッチン・お風呂・排水溝などの水回りのトラブルやリフォームに対応可能な業者を紹介するサービスです。
水110番への紹介料等の支払いは不要で、ご依頼は次の流れです。

水110番へのお電話の際に、先ほどの4点をお伝えいただければご要望に沿って業者をお探しします。
もちろん、相見積りも大歓迎です。

24時間365日、通話料無料でご相談を承っておりますので、お気軽にお電話くださいね。

トイレつまりを自分で直せるケース

トイレつまりを安く解決するためには、100円から購入できるラバーカップを使用する方法もあります。

以上に該当する方で、まだラバーカップを試していなければ一度試してみましょう。
使用の際はいくつかポイントがあるため、以下の記事を参考にしてください。

また、ラバーカップ以外にもトイレつまりを解消する方法はいくつもあります。
なかにはほとんどお金をかけない方法もあるので、「業者に依頼する前に自分でいろいろ試したい」という方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。

パイプユニッシュなどの排水溝をきれいにする薬剤を入れて、トイレのつまりを解消できるいう対処法も聞かれますが、実際の効果はほとんどありませんのでご注意ください。

まとめ

ここではトイレつまりの相場について、おさらいします。

結論、トイレつまりの相場は信用できません。

水110番編集部では、「つまったもの」「つまった場所」の2つの原因と、過去の施工事例からトイレつまりの施工費用を想定することを推奨します。
「つまったもの」「つまった場所」により、作業内容が異なり、費用や作業時間にも大きく影響するためです。

もし、「つまったもの」「つまった場所」が不明な場合は、自分で原因を突き止めようとするとトイレつまりをより悪化させてしまうリスクがあるため、業者に依頼しましょう。

業者への依頼時は、弱みに付け込ませないために以下の2点を意識しましょう。

それでも不安な場合は相見積りをとりましょう。
しかし、トイレつまりの修理は実際にトイレを見ないとわからないことも多いです。
見積り費用や出張費用が発生するかを確認し、作業以外の費用も込みで比較することを推奨します。

業者選びに悩んだら、ぜひ水110番にご連絡ください。
あなたのトイレつまりを迅速に解決できるようサポートいたします！