ネズミを毒餌で駆除!おすすめ殺鼠剤と強力な効果を発揮する3つのコツ

ネズミ用毒餌のおすすめと使い方のコツ

腹立たしいネズミを毒餌で退治しよう……でもどれを選んだらいいの?
ネズミ駆除用の毒餌はさまざまな種類があり、選び方に迷いますよね。

しぶといネズミは、強力な毒餌ですばやく駆除してしまうのがおすすめです。

ネズミは賢いので、仲間の様子から異変を感じて毒餌に警戒するようになります。
また毒性が弱いと、ネズミが毒餌に慣れてしまうケースもあるからです。

この記事では即効性があり、よく効くネズミ用の毒餌をご紹介します。
また、毒餌を使って効果的にネズミを駆除するコツも解説しますので、自力でネズミ駆除をしたい方はぜひ参考にしてみてください。

この記事ではおすすめの毒餌や効果的な使い方をご紹介しますが、毒餌だけでの駆除には限界やデメリットもあります。
必要に応じて他の方法の併用やプロによる駆除をご検討ください。

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目次

ネズミ駆除用毒餌のおすすめ

ネズミ駆除用の毒餌は、効果をよく確認して選びましょう。
毒餌には即効性のあるタイプから、毒性が弱くジワジワ効かせる遅効性タイプまであるからです。

ここでは、すでにネズミ被害に悩まされている方のために、すぐに効く強力な毒餌をご紹介します。

ジフェチアロール配合の毒餌を選ぶ

家に住み着いたしぶといネズミに効くのは、ジフェチアロール配合の毒餌です。
毒性が強力で、1度食べるだけで効果が出るのが特徴です。

よく使われるワルファリン系殺鼠剤は毒性が弱く、ネズミに連続摂取させる必要があります。
学習能力が高く警戒心の強いネズミに毎日摂取させるのはむずかしく、毒餌に耐性を持ってしまう心配もあります。

そのためしぶといネズミの駆除には、1度の摂取で効く強力なジフェチアロール配合の毒餌がおすすめです。

ジフェチアロールとは
  • 第二世代の抗凝血性殺鼠剤
  • ネズミに対する毒性が極めて高い
  • 単回摂取でも致死効力を発揮する

参考:新規抗凝血性殺鼠剤ジフェチアロールの3種ネズミに対する累積効果(最終閲覧日:2024年1月16日)

ネズミ用毒餌のおすすめ商品

上述したように、ネズミにしっかり効くのはジフェチアロール配合の毒餌です。
ジフェチアロール配合の毒餌には、次のものがあります。

アース製薬から販売されている殺鼠剤で、投げ込み型と置き型の2種類あるので、用途に合わせて使い分けましょう。

デスモアプロ 投げ込みタイプ 12包入

ネズミがいそうな場所に投げ込むだけの、簡単に使える毒餌です。
天井裏などの入るのが難しい場所や、手が届かない場所に使いやすいタイプです。

参考価格Amazon:2,630 円
楽天市場:2,300円
Y!ショッピング:2,233円
有効成分ジフェチアロール
おすすめ使用場所天井裏、冷蔵庫の裏・下、床下収納庫の下

※参考価格は2024年11月14日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。

ネズミが侵入しやすい場所へ置くだけです。
防水トレーに入っているので、台所などの水回りにも便利です。

参考価格Amazon:1,927 円
楽天市場:3,441円
Y!ショッピング:2,838円
有効成分ジフェチアロール
おすすめ使用場所流し台の下・隅、食器棚の隅、ガスレンジ台の下

※参考価格は2024年11月14日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。

毒餌で効果的にネズミを駆除する3つのコツ

毒餌でネズミを駆除するにはコツが必要です。
効果を十分に発揮できるポイントは次の3つです。

毒餌でネズミを駆除するコツ
  • 食べやすい設置場所を考える
  • 毒餌以外の餌を片付ける
  • ネズミの好物を利用する

それぞれ詳しく解説します。

ネズミの通り道に設置する

まずはネズミが食べやすい場所へ毒餌を設置します
特にネズミがよく通る場所に設置しておくと食べやすくなります。

ネズミがよく通るおすすめの毒餌設置場所は次の場所です。

おすすめの毒餌設置場所
  • 冷蔵庫の裏
  • 家具と壁の隙間
  • 流し台の下
  • 食器棚の隅
  • 床下収納庫の中
  • 天井裏
  • 基礎石の周辺

ネズミは警戒心が強いため、新しいものにはすぐに食いつきません。
食いつきが悪くても4~5日は様子を見てください

またネズミの通った場所には、ラットサインと呼ばれる黒い汚れが残ります。
次の写真は、壁に残ったラットサインです。

壁のラットサイン

ラットサインを目安に毒餌の設置場所を決めるのも効果的です。

毒餌以外の餌を片付ける

毒餌以外の餌を片づけるのも重要です。
ネズミが好む食べ物があると、毒餌には興味を示さず好物ばかりを食べてしまうからです。

ネズミが毒餌を食べるよう、食材は冷蔵庫や食糧庫に収納しましょう。
また穀物や粉末調味料はフタつきの容器に入れて、ネズミに開けられないようにしてください。

食材以外にも、花や昆虫類を食べることもあります。
ネズミの食べそうなものは撤去し、清掃をしておくのがおすすめです。

ネズミの好物を利用する

ネズミの好む食べ物をうまく利用する方法もあります。
毒餌に好物を混ぜることで食いつきをよくする作戦で、ネズミの毒餌を自作するときに役立ちます。

ポイントは、はじめのうちは好物だけを置いておき、そのあと徐々に毒餌に替えていくことです。
そうするとネズミの警戒心は弱まり、毒餌を食べるようになります

ネズミは種類によって好む食べ物が違うものの、共通して好むものもあります。
家ネズミ(クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミ)が共通して好む食べ物は次のものです。

家ネズミの好物
  • 米や麦などの穀類
  • 落花生やひまわりの種など脂肪分の多い種子類
  • チャバネゴキブリやカツオブシムシなどの虫

毒餌の食いつきが悪いときは、毒餌にこれらの好物を振りかけたり混ぜたりすると改善します。
食べ物を毒餌に混ぜ込む方法は、次章の毒餌の作り方も参考にしてみてください。

ネズミ用の毒餌は自作も可能

ネズミ用の毒餌は、自分で作ることもできます。

毒餌が大量に必要な場合は、自作したほうが節約になります。
また小さな子どもやペットがいて毒性の強い市販の毒餌を使いたくないときには、環境に合わせたオリジナルの毒餌を作るのもよいですね。

殺鼠剤を使用する作り方

市販されている粉状の殺鼠剤を使用して、毒餌を自作することが可能です。
毒餌への食いつきが悪いときにもおすすめの方法です。

準備するもの
  • 誘引剤(ネズミの好物が望ましい)
  • 粉状の殺鼠剤
作り方の手順
  1. 誘引剤をネズミが食べやすいよう細かくカットする
  2. 粉状の殺鼠剤を10~30g混ぜる(食いつきが悪いときは減らす)
  3. 全体をしっかりと混ぜ合わせて完成

ホウ酸を使用する作り方

ゴキブリ団子などの害虫駆除にも使われるホウ酸を使ってネズミ用毒餌を作ることも可能です。
家庭にある材料で作ることができるため、毒餌を大量に作りたいときにもおすすめの方法です。

準備するもの
  • ホウ酸(200g)
  • 小麦粉(100g)
  • 牛乳(大さじ1)
  • 砂糖(大さじ1)
  • 誘引剤(タマネギ1個)
  • 水(少々)
作り方手順
  1. ホウ酸と小麦粉を混ぜる
  2. 1に牛乳と砂糖を大さじ1杯、誘引剤を混ぜる
  3. 水を加えながら耳たぶくらいの硬さにする
  4. 団子の形に整えて数日間かけて天日干しする

ホウ酸を使った毒餌は、ゴキブリなどの害虫駆除にもなるため一石二鳥です。
ただしネズミへの駆除効果は弱く、即効性はありませんので毒餌単独での駆除は難しいです。

ネズミ駆除は、毒餌と他の方法と併用しておこないましょう。

ネズミに毒餌を使うデメリットもある

ネズミ駆除用の毒餌には、デメリットがあることも知っておかなければいけません。
少なからず人やペットに影響があり、適切に使用しないと逆効果になることもあるからです。

ネズミに毒餌を使うおもなデメリットは次の4つです。

ネズミ駆除に毒餌を使うデメリット
  • 使用期限を守らないと逆効果になる
  • 人やペットに悪影響がある
  • ネズミがどこで死ぬかわからない
  • ネズミが毒に耐性をつけるおそれがある

使用期限を守らないと逆効果になる

ネズミ駆除に毒餌を使うときは、使用期限に気をつけなければいけません。

使用期限を過ぎれば毒の効果がなくなり、ただの餌となってしまうからです。
逆にネズミをおびき寄せることもあるため、毒餌は定期的に交換が必要です。

購入した商品はパッケージまたは公式サイトに使用期限が記載されているので、確認して期限を守ってください。
自作のネズミ用毒餌の使用は1年ほどにしておきましょう。

人やペットに悪影響がある

ネズミにとっての毒は、人やペットにとっても毒となることがあります
そのため、毒餌を使用する環境には、十分に注意しなければなりません。
特に誤飲・誤食のおそれがある小さなお子さんやペットのいるご家庭では、毒餌以外の駆除方法を選択するのが安心です。

もし毒餌を使用する場合には、毒の弱い遅効性の毒餌を選ぶようにしましょう。

また、小さなお子さんやペットが誤って口にしてしまったときは、なるべく早く病院で診察を受けるようにしてください。
しばらくは症状がなくても、時間がたってから影響が出ることもあります。

ネズミがどこで死ぬかわからない

毒餌を食べたネズミがどこで死ぬかはわかりません
視力が悪くなって明るいところへ出てきたり、のどが渇くようになって水場へ出てきたりするといわれていますが、不確実です。

実際には屋根裏や壁内など、建物内のどこかにネズミの死骸が残る心配があります。
そのまま放置すれば腐敗して悪臭や害虫発生の原因になるため、死骸の探索が必要です。

またネズミの死骸処理もしなければいけません。
ネズミの死骸の処理方法を確認してみましょう。

ネズミの死骸処理手順
  1. ネズミに直接触れないよう手袋とマスクを着用する
  2. トングなどを使って死骸を紙袋に入れる
  3. 死骸の入った紙袋をゴミ袋に入れる
  4. 可燃ゴミとして出す

「ネズミの死骸処理なんてできない……」
そのような場合には、毒餌以外でのネズミ駆除方法をおすすめします。
こちらの記事ではネズミの駆除から予防法まで解説しているので、ぜひご覧ください。

ネズミが毒に耐性をつけるおそれがある

毒餌を使い続けると、ネズミが毒に耐性をつけてしまうおそれがあります。
実際、都市部では毒餌に抵抗性のあるネズミが出没し、毒餌に慣れてしまったスーパーラットとして問題となっています。

そのためネズミ駆除には、ネズミに侵入されない環境的な対策も重要です。
また駆除するときには、毒餌だけでなくしっかり捕獲して殺処分してしまう方法が確実です。

ネズミ駆除が手に負えないときは業者へ相談を

「毒餌を試したけど効果がない」
「自力でのネズミ駆除が手に負えない……」

そんなときにはねずみ110番にご相談ください。
ねずみ110番にはネズミ駆除のプロが多数加盟しており、ご要望に合った業者をご紹介できます。
ネズミ駆除業者がお客様のご自宅の被害状況などを調査し、最適な駆除方法をご提案いたします。

ネズミはネズミ算の語源になるほど、あっという間に数が増えていきます。
だからこそネズミ駆除は早めに手を打つ必要があるのです。
早めに手を打つことで被害を最小限にとどめ、費用も安く抑えられます

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