【図解】ネズミの侵入経路・侵入口を見つけて徹底的に塞ぐ対策!

ネズミの侵入経路と対策

「ネズミはどこから家に侵入したのだろう?」
「ネズミが家に侵入しないように対策したい!」
ネズミが家に侵入する経路がわからなくてお困りではありませんか。

ネズミは家のさまざまな隙間から入り込みますが、その侵入経路はネズミの種類によっても違いがあります。
しかしこの記事を読めば、ネズミの種類ごとの侵入経路を知り、ネズミが家に入り込むのを防ぐことができます。
すでに入り込んだネズミを追い出す際にも役立つため、ネズミ被害にお困りの方もぜひ参考にしてください。

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目次

ネズミの侵入経路になりやすい場所は天井や屋根裏

2017年に弊社に寄せられた相談事例をまとめたところ、天井や屋根裏への被害がもっとも多いことがわかりました。
天井裏の物音によってネズミの侵入に気が付くパターンが多いようです。
天井や屋根裏に次いで多かったのはキッチンや厨房、壁、床下や土間、倉庫、浴室などが挙げられました。

参考:PR TIMES|ねずみの害が最も少ない都道府県は「青森県」!一番多いのは意外にもあの県でした!

このように、ネズミは家のあらゆるところから侵入します。
体の大きなネズミでも2cmほど、体の小さいネズミなら1cmに満たない小さな穴からでも侵入できます。

ここからは屋外と屋内に分けて、ネズミの侵入口になる場所を解説します。

屋外からの侵入口

屋外からの侵入口になりやすい場所は次のとおりです。
屋根や壁、基礎の周辺を中心に点検をしてみましょう。

屋外のネズミの侵入口
屋根と壁の隙間

屋根と壁は一体になっていないので、経年劣化によって隙間ができることがあります。
同様の理由で、ひさし(ドアや窓の上のでっぱり)の下や、出窓の下もネズミの侵入口にされやすい場所です。

瓦の隙間

経年劣化によって瓦と瓦の間にできた隙間からネズミに侵入されるおそれがあります。

配線の通り道

電線や電話線の引き込み口が、ネズミの侵入経路になることがあります。
配線の貫通部分は隙間ができやすい部分です。

雨戸の戸袋の隙間

雨戸の戸袋の中には、建物の内部とつながる隙間ができていることがあります。
外敵から身を隠すことができるため、ネズミの侵入口になりやすい場所です。

シャッターの隙間

シャッターボックスの中にも、戸袋と同じく建物内部につながる隙間ができやすいです。
シャッター自体も壁や地面との間に隙間ができやすく、ネズミの侵入口になることがあります。

壁の割れ目

壁にできたひび割れは、ネズミの侵入口になることがあります。

建物と基礎の隙間

建物の土台にできたわずかな隙間から、ネズミに入り込まれるおそれがあります。
古い建物はもちろん、比較的新しい建物でも壁やタイルとの境目に隙間ができてしまうことがあります。

増改築部分

増改築部分の屋根や壁にはつなぎ目ができるため、ネズミの侵入口が作られやすいです。

エアコンの室外機

エアコンの室外機と本体を結ぶ配管の導入部分から、ネズミが家の中に入り込む危険性があります。

換気扇

フタやフィルターが付いていない換気扇は、ネズミの侵入口になることがあります。
換気扇が止まっているときは、羽の隙間から簡単に通り抜けられてしまいます。

給湯器の配管

給湯器のまわりは一年中暖かく、ネズミが好む場所です。
配管の導入部分を伝って家の中に侵入してくることがあります。

床下の換気口

床下は人目につかず、天敵となる大きな動物が入れないため、ネズミの侵入口にされやすいです。
換気口のカバーが劣化して穴が開いていないか確認してください。

ネズミは地面に穴を掘って侵入してくることもあります。
下水ますや建物の脇に不自然な穴が開いていないかも探してみてください。

屋外のネズミの侵入穴

戸建て住宅だけでなく、マンションやアパートのような集合住宅でもネズミ被害は発生します。集合住宅で特にネズミの侵入口となりやすい場所は、エアコンの導入部分や換気扇、壁のひび割れ、排水管などです。

屋内からの侵入口

屋外から家の中に侵入したネズミは、壁の内部を自由に動き回って部屋の中に入り込みます。
屋内でネズミの侵入口になりそうな隙間は次のとおりで、屋内側からもチェックしてみましょう。

キッチン周りのネズミの侵入口
木の板のネズミの侵入穴

キッチンはネズミの侵入口になりがちな部分です。
キッチンには給水管や排水管、ガス管や電線が集中しており、壁や床に穴を開けて引き込むため、ネズミの侵入口となる隙間ができやすいのです。

トイレや浴室、洗面所でも配管のまわりから侵入されたり、排水管の中を通って侵入されたりすることもあります。

屋内のネズミの侵入穴

玄関では、上がりかまち(段差に取り付けられた横木)の下にできた隙間がネズミの侵入口にされることがあります。
玄関に設置されることの多い分電盤(ブレーカーボックス)も、ネズミの通り道になることが多いです。

和室でネズミの侵入口になりやすいのは長押(なげし)です。
長押とは、鴨居(かもい)の上に被せたり柱の間をつないだりする部材で、経年劣化で壁との間に隙間ができてしまいます。

侵入経路はネズミの種類によって異なる

日本の家屋に侵入するネズミの種類は、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの3種類です。
体の大きさや好む環境、運動能力に違いがあるため、侵入経路にも違いがあります。
ここでは3種類のネズミの特徴とおもな侵入経路について解説します。

ドブネズミの侵入口は建物の低い場所や大きな隙間

ドブネズミのおもな侵入口
  • キッチンやトイレの排水管
  • 床下の通気口
  • 基礎の隙間
  • 低い位置の壁のひび割れ
  • 地面に開けた穴

ドブネズミは3種類のなかでもっとも体が大きく、水辺や湿った環境を好みます。
壁をよじ登ったり細い隙間を通り抜けたりすることは苦手なため、建物の低い場所や大きめの隙間が侵入経路となります。

ドブネズミの姿と特徴
大きさ18~25cm程度
見た目背中の色は茶褐色~灰色
体が太く、耳が小さい
フン長さ1~2cm程度の太めで先のとがったフンを1ヵ所にまとめて落とす
運動能力泳ぎが得意
綱渡りや垂直方向の移動は苦手で、おもに低い場所で水平方向に移動する
生息場所水辺を好み、川の近くや下水道、床下に生息することが多い
性格どう猛

クマネズミの侵入口は小さな隙間

クマネズミのおもな侵入口
  • 屋根と壁の隙間
  • 屋根瓦の隙間
  • 電線の引き込み口
  • 雨戸の戸袋やシャッターの隙間
  • 壁のひび割れ
  • エアコンの導入部分
  • 換気扇
  • 給湯器の導入部分
  • 雨樋(あまどい)

クマネズミは運動能力に優れており、細い電線を渡ったり壁やパイプをよじ登ったりできます。
細くしなやかな体で小さな隙間もすり抜けられるため、侵入できる場所が多いです。

クマネズミの姿と特徴
大きさ16~23cm程度
見た目体の色は黒~茶褐色
体は細めでしっぽが胴体より長く、耳が大きい
フン長さ0.5~1cm程度の細いフンをパラパラと落とす
運動能力綱渡りや垂直方向の移動が得意で、ジャンプ力もある
泳ぎは苦手
生息場所屋根裏や壁の中などの乾燥した場所に多く生息する
高いところにも楽に登れるため、高層階の部屋に侵入する
性格臆病で神経質

ハツカネズミの侵入口は小さな隙間

ハツカネズミのおもな侵入口
  • 屋根と壁の隙間
  • 屋根瓦の隙間
  • シャッターの隙間
  • 壁のひび割れ
  • エアコンの導入部分
  • 換気扇
  • 給湯器の導入部分
  • 荷物に紛れての侵入

ハツカネズミは自然が豊かな農村部での被害が多いネズミです。
小さな体を活かし、わずかな隙間からでも侵入します。

ハツカネズミの姿と特徴
大きさ5~10cm程度
見た目背中やしっぽの色は黒~灰褐色
丸く大きな耳で、しっぽは短い
フン0.4~0.7cm程度の茶色い米粒のようなフンをする
運動能力軽やかな身のこなしで、綱渡りが得意
泳ぎは苦手
生息場所自然が豊かな場所に生息し、納屋や倉庫に侵入することが多い
性格好奇心旺盛でおだやか
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ネズミの侵入口はラットサインに注目して探す

ネズミの侵入口を探すときはラットサインを目印にしましょう。
ラットサインとは、フンや尿、黒い汚れなど、ネズミが生息している証拠となる痕跡のことです。

ネズミの侵入口の特定には、小麦粉やガムテープを利用する方法もあります。

ネズミのいそうな場所に小麦粉をまき、足跡が付いているかどうかを確認します。
ガムテープを使う方法では、ネズミが出入りしそうな場所にガムテープを貼っておき、テープが剥がれたりかじられたりしていたら、ネズミの侵入口にされている可能性が高くなります。

ラットサインの特徴はこちらの記事でより詳しく解説しているので、ご自宅によく似た痕跡がないか調べてみてください。

侵入口の大きさに合わせたネズミの侵入対策

ネズミによる被害を防ぐためには、ネズミを殺したり捕まえたりすることよりも侵入口を塞ぐことが大切です。
ネズミを駆除するだけでは侵入口から新たなネズミが入り込んでしまい、被害を抑えることができないからです。

ネズミが建物内に侵入しないようにするには、侵入口の大きさに合わせた対策を考えなければなりません。
隙間の大きさや状況に合わせて対策グッズを使い分けましょう。

換気口・大きな穴の侵入対策

使用する対策グッズ
  • 金網
  • パンチングメタル

換気口や換気扇の開口部を塞ぐときには、金網やパンチングメタル(小さな穴の開いた金属板)がおすすめです。
ネズミが通り抜けられないように、網目や穴のサイズが小さくて丈夫なものを針金やビスでしっかりと固定しましょう。

コウモリネズミ侵入防止 防鼠金網

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壁の隙間・小さめの穴の侵入対策

使用する対策グッズ
  • 金属たわし
  • コーキング
  • セメント
  • モルタル
  • パテ

小さな隙間や穴は、金属製のたわしやコーキング剤(目地を埋めるための充填剤)、セメントやモルタルを使って塞ぎます。
外壁のひび割れや配管まわりの隙間はパテで埋めましょう。
金属たわしやコーキング剤、パテのなかには、ネズミの嫌いな成分を配合したネズミ専用の商品もあります。

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内容量1kg
特徴ネズミが嫌がるカプサイシン入り
耐寒性、耐熱性に優れている

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ネズミ侵入の原因を知って再発を防ぐ

ネズミによる被害を繰り返さないためには、ネズミが侵入した原因を知ることが重要です。
ネズミが家屋に侵入するおもな理由は次の3つです。

  • 冬でも暖かい
  • 天敵から身を隠せる
  • エサとなるものがある

家の中は一年中暖かく、天敵から身を隠せる場所がたくさんあり、エサの調達もできるといった、ネズミにとって住みやすい環境になっています。
特にネズミは寒さに弱いため、冬になると建物への侵入被害が増加します。
また、繁殖がピークを迎える春と秋も注意が必要です。

ネズミ被害を防ぐためには、侵入対策以外にもエサや巣の材料になるようなものを放置しないことも大切です。
食料を出しっぱなしにせず、冷蔵庫に入れるか、ガラスや金属製の蓋付きの容器に入れて保管してください。
紙類や布、ビニールなどはネズミの巣の材料になってしまうため、不用品を片づけて整理整頓しておきましょう。

家にネズミが住み着いているときは駆除も必要

すでにネズミが家に住み着いてしまっている場合には、侵入対策だけでなく駆除も必要になります。
侵入口を塞ぐ前に駆除をおこなわなければ、侵入したネズミを家に中に閉じ込めてしまうからです。

ネズミを駆除する方法はおもに次の3つです。

  • 忌避剤(きひざい)やネズミの苦手なもので追い払う
  • 罠(わな)を使って捕獲する
  • 殺鼠剤(さっそざい)で死滅させる

殺鼠剤を混ぜ込んだ毒エサを食べさせたり、粘着シートや捕獲器で捕まえたりして駆除します。

忌避剤(ネズミが嫌がって逃げる薬剤)や超音波発生器など、ネズミを追い払うグッズも販売されています。
どの方法も適切な場所に設置する必要があるため、ネズミの侵入経路を特定することは重要になります。

ネズミ駆除から侵入対策まで、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

侵入したネズミを駆除するなら業者依頼が確実

家屋に侵入したネズミを駆除したいときは、ネズミ駆除業者に依頼するのが確実な方法です。
市販のネズミ駆除グッズを使って自分で駆除しようとお考えの方もいらっしゃるでしょうが、ネズミを駆除するためには以下のようなハードルがあります。

  • ネズミの侵入口をすべて特定しなければいけない
  • 殺鼠剤で死んだネズミが壁や天井裏で腐敗してしまうことがある
  • 罠で捕まえたネズミは殺して処分しなければならない
  • 忌避剤では確実に追い払えないことがある
  • 駆除後にはすべての侵入口を塞がなければいけない

毒エサも罠も忌避剤も、ネズミの侵入口や通り道に設置しないと効果を発揮しません。
侵入口や通り道を特定することは難しく、徹底的な調査が必要になります。

また、毒エサや罠で退治できても、そのあとの処理を苦痛に感じる方が多いです。
殺鼠剤を食べたネズミはどこで息絶えるかわからないため、死骸を回収できずに建物内で腐敗してしまうことがあります。
罠で捕まえた場合は殺して処分しなければならないため、抵抗を覚える方が多いでしょう。

駆除後には、再びネズミに侵入されないようにすべての侵入口を塞がなければなりません。
うまく侵入口を塞げていないと、再発のおそれがあります。

ネズミの生態を熟知したプロに依頼すれば、侵入口を特定して確実な駆除をおこない、再発防止の対策までしてくれます。
ネズミ被害にお困りの方は、プロの業者に相談してみてはいかがでしょうか。

侵入口がわからないときも「ねずみ110番」にお任せください

ネズミが家に侵入しているのに侵入口がわからずお困りの方は、ねずみ110番にお任せください。

ねずみ110番では、ネズミ駆除のプロが無料で現地調査をおこなっています。

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ご相談は24時間365日受け付けておりますので、ネズミを見つけたらすぐにご相談いただけます。

「ペットがいるから薬剤は使わず駆除してほしい」
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といったご希望もお気軽にお申し付けください。

ご契約前ならいつでもキャンセル可能です。
お客様に寄り添ったサービスをご提供しますので、まずは一度ご相談ください。

まとめ

ネズミを見つけたら、侵入口や侵入経路を特定しなければ駆除できません。
ネズミの侵入経路についてのポイントをまとめました。

  • ネズミの侵入口でもっとも多いのは天井や屋根裏
  • ネズミの侵入経路はネズミの種類によって異なる
  • 被害の再発を防ぐには駆除したあとに侵入口を塞ぐ

ネズミの侵入経路が特定できない場合や、自力での駆除に自身がない場合には、ねずみ110番へご依頼ください。
プロがネズミの侵入経路を見つけ、再発防止の対策をおこないます。
24時間365日受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

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