「車内にネズミの形跡があるけど、どうすればいいかわからない……」
「手っ取り早く追い出す方法はないのかな?」
外気が遮断されている車の中は、ネズミにとって天敵もいないうえに過ごしやすい絶好のすみかになります。
特に冬場は暖かいエンジンルームに住み着いている事例もあり、ネズミのかじり癖や死骸が影響して車が故障してしまうおそれがあります。
家庭によっては、車を野外ではなく車庫に入れている場合もありますが、車庫に食べ物や新聞紙を保管しているとネズミにとっては宝の山となってしまいます。
この記事では、車や車庫にネズミが侵入してしまう原因と対策について詳しく解説していきます。
ネズミの侵入を考慮して、車に乗る前にはボンネットを叩いたりドアを開け閉めしたりすることをおすすめします。
被害状況の確認や消毒処理は必要ですが、うまくいけばネズミが驚いて車の外へ逃げていきます。
手軽にできる車内のネズミ対策3選
住宅でネズミを発見したとき、粘着シートやネズミ捕りなどで駆除や対策をする方も多いでしょう。
しかし、広いスペースのある住宅とは違い車内は狭いため、住宅と同じ対策方法をとることは難しいです。
ここでは狭い車内でも簡単にできる3つの方法について触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
超音波を使用する
人間には聞こえない高い周波数の超音波を使用することで、音を嫌がり近付いてこなくなるため、車内へ侵入するのを防ぐことができます。
ネズミは人間よりも聴覚が発達しています。
人間は最高で14k~20kヘルツまでの音しか聞こえませんが、ネズミはそれ以上の周波数でも聴き取れます。
ただしネズミは学習能力が高いため、使用回数を重ねると慣れてしまい、効果が出にくくなります。
忌避剤を噴射しておく
車内はスペースに限りがあるので、スプレー型の忌避剤(きひざい)を車周辺に噴射しておくことでネズミに侵入されることを防ぐことができます。
忌避剤とは、ネズミの嫌いな匂いを利用して追い出したり近寄るのを防いだりする道具です。
忌避剤にはスプレーで噴射するものだけでなく、室内に設置して煙が充満することで効果が出る種類などがあります。
ただし、忌避剤は一度使っただけでは持続して効果が出づらいため、継続して使用する必要性があります。
ハーブ成分のある消臭剤を使用する
ネズミはミントやハッカといったハーブ成分の香りを嫌います。
わたしたちにとっては清涼ある香りでも、ネズミにとっては嫌な匂いとして認識されるようです。
つまり忌避剤と同じ効果が期待できます。
なるべく天然素材でネズミ対策をしたい方は、ハーブ成分が使用されているアロマオイルがよいでしょう。
使用方法は、室内で使用しているのと同じように車内に配置したり、アロマポットで焚いてみたり、オイルを含ませた水をスプレーするなどがあります。
ネズミの嫌いな匂いの詳細はこちらの記事をご覧ください。
※1 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。※2 交通費、お客様都合でのキャンセル料は別途発生する場合があります。
車にネズミがいた形跡があったらメーカーに相談する
ネズミは車内で姿が発見されなくても、訪れた場所に糞尿を残している場合があります。
もしネズミの糞尿らしきものを見つけたならば、一度メーカーに相談をしましょう。
ネズミの糞は放置することで乾燥していきます。
乾燥した糞が空気中に舞い、それを吸い込むことで喘息の原因になってしまう場合もあるのです。
さらに、車内に侵入したネズミはケーブルをかじり、場合によっては断線しているかもしれません。
ケーブルが負傷したまま車を運転していたら、走行中に不具合が発生し最悪の場合、事故を起こす危険性があるのです。
注意点として、ネズミが現在進行形で住み着いている場合は車の不良とは別問題なので対応してもらえない可能性があるので気を付けましょう。
車庫にネズミが住み着いている可能性もある
車を屋外に駐車している方もいれば、車庫に駐車している方もいます。
車内にネズミが侵入してしまう理由として暖まったエンジンルームがありましたが、車庫が原因というケースもあります。
ネズミが住みやすい環境や車庫に住み着く原因について触れるとともに、車庫でできるネズミ対策グッズについて紹介します。
ネズミが住みやすい車庫の特徴
自宅に車庫がある方で、新聞紙や雑誌などを車庫に保管している方は要注意です。
ネズミは繁殖力がとても強く、生後2~3ヵ月で成熟します。
巣を作るために新聞紙や雑誌、ティッシュペーパーなどを利用するので、室内に紙などが多くあるとネズミにとっては絶好の環境となります。
さらに、ネズミは雑食で何でもかじるので、まだ使用していない固形石鹸やペットフードなどもネズミのエサとなります。
保管場所には気をつけましょう。
車庫に設置するネズミ対策グッズ
もし車庫内でネズミが住み着いているのを目撃したときや、糞尿が確認できたときには、車庫内に設置できるネズミ対策グッズをおすすめします。
ネズミ対策や捕獲グッズにはさまざまな種類があるので、下記を参考に試してみてください。
忌避剤
すでに車庫内にいるネズミを追い出し、駆除するのにおすすめなのが忌避剤です。
忌避剤には車内でも使用ができるスプレー型の他に、蒸散型と設置型があります。
蒸散型はネズミが嫌う匂いを蒸気や煙として空気中に散布するタイプです。
スプレー型に比べて室内の隙間まで行き渡らせることができます。
設置型は、いちど蒸散型でネズミを追い出したあとに再度侵入させないために使用するのが最適です。
一度に忌避成分を放出するのではなく、数日間に渡って少しずつ散布していくタイプです。
粘着シート
エサを食べるために通ると予想される場所に、粘着シートを何枚も設置して捕獲する方法です。
ネズミは種類によって粘着シートを飛び越えてしまう可能性があるので、ピッタリと敷き詰めて設置することがポイントです。
粘着シートを購入する際はこちらの記事をぜひ参考にしてください。
捕獲器
ネズミの通り道とされる場所にかご罠を設置し、食べ物や紙を入り口に配置することでネズミをおびき寄せる方法です。
数日間かご罠を放置することでネズミの警戒心をほどくのがポイントです。
捕獲器の選び方と使い方の詳細はこちらの記事をご覧ください。
毒エサ
毒エサとは、ネズミが食べるエサに殺鼠剤(さっそざい)入りのエサを混ぜたものです。
しかしネズミは警戒心が強く、なかなかエサを食べない可能性もあるため、数日間そのまま放置して様子を見ましょう。
数日間たっても変化がない場合は、エサの置き場所や使用するエサを変えてみるなどの工夫が必要です。
毒エサによる駆除は、ほかの粘着シートやカゴによる方法よりも成功率が低いため、根気よくおこなうことが重要となります。
ペットを飼っているご家庭では、ペットが誤って食べないように注意をしてください。
※1 手数料がかかる場合がございます。一部加盟店・エリアによりカードが使えない場合がございます。※2 交通費、お客様都合でのキャンセル料は別途発生する場合があります。
ネズミの駆除・予防はプロに任せるのが安心
ネズミを発見したら、まずは自分で駆除をしようと試みる方もいるかもしれません。
しかし、ネズミは警戒心が強く学習能力もあるため、自分で対処しようにも困難な場合が多いです。
自分でネズミの駆除や予防をするよりも、プロに依頼することで得られるメリットとは何でしょうか。
プロは駆除から清掃までしっかり対応してくれる
プロに依頼することで、ネズミの駆除以外にも再度繁殖させないために対策もしてくれるため安心できます。
さらに駆除後も除菌・清掃、死体処理もしっかり対処してくれるため、ネズミによる感染症なども防ぐことができるのです。
ネズミは警戒心に加え繁殖力も強いため、1匹駆除ができてもほかに何匹も身を潜めている可能性があります。
さらに自分で駆除をしようとすると、駆除に必要な道具を購入するのに費用がかかってしまい結果的に浪費してしまうこともあります。
費用を安く抑えるには相見積りがおすすめ
ネズミ駆除に対応している業者は数多くあるため、駆除にかかる料金や方法が異なります。
増えすぎたネズミの駆除の場合は、自分で駆除するよりもプロに依頼するのが効率的かつ的確です。
しかし、なるべく費用を安く済ませたいと思う方もいるでしょう。
その際はネズミ駆除を対応としている業者複数社から見積りを出してもらったり、比較サイトを利用したりして、ご自分が納得する費用や駆除方法をしてくれる業者を見つけてくださいね。
まとめ
- ネズミは暖かい場所を求めて車に侵入する
- 狭い車内からネズミを追い出すには超音波と忌避剤がおすすめ
- 車庫のネズミには粘着シートや殺鼠剤も使える
普段なにも異変を感じなければボンネットを開けることは少ないかと思います。
しかし冬の寒い季節ではエンジンルームが暖まるため、暖を求めてネズミが侵入している場合があるのです。
ネズミは繁殖力が強いのに加え、警戒心も強いので駆除をしようにも困難だと感じている方もいるはず。
自分でできるネズミ駆除や対策もありますが、安心で確実を求めるのなら業者に相談することもご検討ください。
#ネズミ駆除