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エンジニアも取り入れるべき「デザイン思考」

情報システム室の ひげぼうず です。

空前のエンジニア売り手市場を前に「エンジニアチームとして発信力を持とう」と、
威勢よくこのブログを立ち上げ画策した張本人です。

最近、情報システム室のメンバーが増えてきたということもあり、
結構な頻度で勉強会をやっているのですが、その中でデザイン思考のワークショップをやってみたので、
それについて書いてみたいと思います。

デザイン思考とは

「デザイン思考(でざいんしこう、英: Design thinking)とは、
デザイナーがデザインを行う過程で用いる特有の認知的活動を指す言葉である。(引用:wikipedia)」

デザイナーじゃないのにデザイン?しかも思考?と思う方が多いと思うのですが、
「デザイン」を「設計」と置き換えると分かりやすいかもしれないです。

今は便利なモノがたくさんある時代でユーザー側も目が肥えてます。
一度作って売るだけという単なるモノ売りではなく、
「コト(体験)」の提供というユーザー視点が大事になってきています。

そのため、ユーザー視点で仮説を立て、
最初は明らかにならなかった次の戦略や解決策を特定するために問題を再定義する。
一連の問題解決の考え方である「デザイン思考」が注目されるようになってきたわけですね。

ブレストやプロトタイプを作ってみる工程もあることから「実験的思考」と例えられたりするようです。

以上より、デザイン思考はエンジニアにとっても大切だということが分かりますね。

デザイン思考についてはいろいろな著書が出ていますが、
デザイン思考教育の総本山スタンフォード大学d.school出身の著者によるこちらの本は読みやすいですしお勧めです。

ちなみにAmazon(Amazon.co.jp)のkindleunlimitedに加入していれば無料で読めます。

実践 スタンフォード式 デザイン思考 

読書はちょっと・・・という方にはWEBの無料動画もお勧めします。
しっくりくるかどうか、感想は様々と思いますが無料で手軽です。

デザイン思考家になるための90分集中講座 -スタンフォード大学 d.school教室-

何でやるのか?

端的に言えば「企画力」をつけるためです。

シェアテクは昨年から自社のシステム(ユーザーと専門業者をマッチングできる)を内製化に踏み切り、
そのために情報システム室は大幅な体制強化を図っています。

内製化するためには技術力が必要となると同時に、インハウスの開発者としては、
営業やマーケティング、コールセンター部署など各サービスの実務部門との対等な会話が必要です。

「企画は実務部門が考えること」では対等な会話になりません。

むしろ目の前の問題から離れて俯瞰的に見れる立場として、
より全体最適を考えたシステムを提案できる企画力が必要だと考えています。

とはいえ、いきなり実務に関連したテーマでやるのも前提となる業務知識の差や経験値の違いから難しいと思ったので、
今自分たちのやっている「社員教育」をテーマに以下のフローでやってみました。

1週目 共感     1h ヒアリング
2週目 問題定義   2h ブレスト
3週目 創造     2h ブレスト
4週~ プロトタイプ 2h 50分研修を企画開催する(プロトタイプ)

意外と時間を取っているように思われるかもしれませんが、
これは社内でやる前に私がいくつかこういったデザイン思考のワークショップに出た感想として、
時間が短いとあまり課題を深堀できずに不完全燃焼感があるなぁと感じたため、
それなりの時間を取って実施しています。

(これまで受けたワークショップなどでは全体の時間的な制約があるため、
それぞれ20分~30分程度で進めるケースが多かった)

この記事執筆時点では3週目なので、どういったプロトタイプが出てくるかはわかりませんが、
それなりに色々な意見が出て活発に議論がされているようなので、面白いアイデアが出ると期待しています。

このあたりは、またこちらのブログでお伝えできればと思います。
お楽しみに!

この記事を書いた人

ひげぼうず

システム企画開発部:Manager

システム企画開発部のマネージャー、【C】ちょー【T】てきとうな【O】おっさんになりたい。
「自走できる〇〇」という本をデスク上に積んでメンバーに愛というプレッシャーをかける日々。
仕事は他部署との調整とエンジニアのリクルーティング。時々押印。
趣味は娘に頬ずり。