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バスフィッシングで実践する「鬼速PDCA」(後半)

前半記事では自己紹介や「鬼速PDCA」との出会い、バスフィッシングを例にした実践の理由について書かせていただきました。

負のスパイラルが・・・というところで終わりましたが、
後半では「鬼速PDCA」に沿った課題抽出、TODOの洗い出し、解決策を見出していきたいと思います。 

「鬼速PDCA」の効果

私の悪い癖の一つに試合中に気持ちの切り替えができずに、
練習のパターン(場所×釣り方)を引きずってしまうというケースがあります。

試合では湖の状況が変わっているのに薄々気づいているが、
練習の良い思い出を追ってしまいそのまま釣りを変えずに試合を終えてしまうという、
バスフィッシングの試合に出ている人なら一回はやってしまう一番悔しい負け方です。笑

これを「鬼速PDCA」流のwhyツリーを用いて要因の因数分解をしていくことにしました。
※XMindというツールで作成しましたが、無料版でも十分な機能を備えており、とてもおすすめです。

私の場合はマーカの色で要因を種類分けしていき、
黄色を「考え方次第ですぐに改善できそうな要因」、緑色を「精神的な要因」、
赤色を「技術的な要因」と分けることで、今どんな問題に直面しているかを明確にしました。

そうすることで黄色の要因が多くあることに気づきますので、
その中でも重要な問題だと考えた要因にタスクとしての優先度を振っていきます。

私はマインドマップ中に一と2がついている2つの要因の対策をしていくことにしました。

「鬼速PDCA」では課題点を浮き彫りにしたら次は達成すべき目標(KPI)と、
そこにたどり着くためのアクションを設定します(ToDo化)。

この場合の課題点一.2をまとめると、 「一つの場所が潰れたと判断した時に、
短時間でバックアップのパターンを構築したい」 ということなのでこれをKPI化すると、
「一つの場所が釣れないと判断した後、2時間以内に次のパターンを構築して釣る」 ということになりました。

ここで重要なのが目標を定量化するということです。
「短時間で」→「2時間以内に」だと目標が明確になりますよね。

次にToDo化ですが、これは何個か案を考えることが重要なので、ざっとこんな感じで出してみました。

[ToDoリスト]
①一ヵ所釣れる場所が見つかったら、その半径5㎞以内の地形・物を徹底的に記録する

②試合で釣る範囲を狭く設定(端から端まで移動時間約30分程度)することで移動時間を減らす

③試合で使用する船を速くする事で移動時間を短縮する
④練習の段階で釣る場所の範囲を狭く設定(端から端まで移動時間約30分程度)することで、
強制的に複数のパターンを用意することに徹する。

ToDo化するときはできるだけ多くの案を出して、
後からそれが本当に必要なのかどうか見極めることですが、
その指標になるものが効果の大きさとその効果が出るまでの速さ、そして金額的なコストです。

そこで、この①~④の中で最も効果は大きいが時間がかかると感じたものと、
効果はさほど大きくないが効果が出るのが早いものを選定(共に金額がかからない方法を選びました。

釣りはとにかくお金がかかるので(笑)、次の試合で試してみることに。

実際によく分析できた方法を実践していると、
常に頭の中がクリアな状態で釣りができるので試合に良い状態で入り込むことができ、
釣りの動作も丁寧になっていたような印象でした。

結果的には、地元の小さな大会ではありますが、
夏に行われた一戦目は優勝、秋の二戦目は準優勝と好成績を収めることができました‼︎

しかも結果以上に内容が良く、
一戦目・二戦目共に練習の日に一番釣れていたパターンが崩れてしまいましたが、
その日に見つけたパターンでしっかりとバスを釣ることができ、
メンタルを崩すことなく試合を終えたことで、「鬼速PDCA」の効果を自分の釣りの成長から実感できました。

高い目標に挑む方へ

恥ずかしながら自分は過去に高い目標を立てたはいいが、
自分の現在地点を知った時にそこまでに到達できないかもしれないという不安に駆られてしまった経験があります。

でも、これは高い目標を立てたことがある経験がある方なら一度は通る道だと思います。
これを、失敗をした時に感情的な観点から「こんなにも現実は厳しいのか」と落ち込むのか、
失敗を冷静に分析し、課題点を洗い出して現在やるべきことを明確にすることができたら、
気持ちが落ち込むことなく悔しさを次へのエネルギーに変えられると思いませんか?

冷静に分析することが失敗に対して落ち込むことなく、
目標に向かって最速で到達できる最善の手段かもしれないと「鬼速PDCA」に教えていただきました。

シェアテクのシステム企画開発部では、「鬼速PDCA」の考えに基づいて、
毎日様々なプロジェクトを回しています。 正直、今の私の技術力では仲間や先輩についていくのに必死で、
冷静に分析しようと常に心を律していても、気分が落ち込んだり・悩んでしまったりすることはたまにあります。笑

しかし、その度に頼りになる先輩や仲間から支えられ、
励まされることで毎日成長を実感しながら前を向けています。

この記事を読んでくださった方の中でエンジニアとして、
ビジネスパーソンとしてもっともっと成長したいと考えている方がいらっしゃるなら、
是非、エントリーをお待ちしております‼︎

この記事を書いた人

リグ男

システム企画開発部 Mover開発1課:engineer

趣味であるバスフィッシングの取り組み方や思考がエンジニア向き!とポテンシャルで採用された新米Webエンジニア。悪戦苦闘しながらも成長を感じる日々を送っています。