はじめに
みなさん、こんにちは。システム企画開発部のまっつんです。
これまでは自動車のシートカバーを生産する会社で営業や生産管理をしていましたが、
エンジニアスクールを経てエンジニアに転身し、昨年秋にシェアテクに入社しました。
今は、自社開発システム「Mover」の開発を担当しています。
今回はITパスポートに合格するための方法を私自身の経験を基にお伝えしたいと思います。
ITパスポートとは
ITパスポートはエンジニア向けというよりは、
非エンジニアも含めたインターネットを利用する全ての方を対象にした、
ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
難易度も高くないため、これから社会人になる学生やIT企業で働く方など、
情報系の資格を取得したい方におすすめの入門的な資格です。
試験は全100問1,000点満点で出題され、そのうちの92問が採点対象となります。
受験者にはどの問題が採点対象かはわからないようになっています。
また、採点対象の92問は、テクノロジ系(42問)、マネジメント系(18問)、ストラテジ系(32問)が、
それぞれ分野別にも1,000点満点で構成されており、合格基準は各分野別評価点が1,000点満点中300点以上、
かつ総合評価点が1,000点満点中600点以上となっています。(2020年4月時点)
採点はCBT方式によるコンピュータでの採点となり、詳しい採点方法は公表されていません。
ITパスポートを受験したきっかけ
ITパスポートを受験した理由は、インターネット全般の知識を短期で取得したかったからです。
転職活動をしているなかでプログラミングというよりインターネット全般の知識不足を痛感しました。
その対策として情報系の資格の学習をしようと思いました。
ITパスポートを選択した理由は、プログラミング言語以外のインターネット知識を習得したかったことと、
随時試験を実施している資格のためいつでも受けることができたことです。
実際に取得してみると、カーネルやデーモンなど、
知らない単語を聞いてもなんとなくこういう感じかなと当たりがつき、
知らないことに対しての免疫が少しつくので、取得してよかったなと思います。
おすすめの勉強法
ITパスポートに合格するためには、3つの分野から満遍なく得点を取る必要があります。
学生の方、社会人の方別に3つの分野から満遍なく得点できるおすすめの勉強法をお伝えします。
・学生の方
学生の方にとってはマネジメント系・ストラテジ系が壁になると思います。
ビジネス的なマネジメントや経営戦略といった問題は、
社会人経験がない学生の方にとってイメージがしづらい問題だと思います。
特にマネジメント系は18問と問題数が少ないため、
1問の比重が他の分野と比べて大きいと推測できるので要注意です。
そのため、マネジメント系の問題で確実に得点できるように勉強することをおすすめします。
・社会人の方
社会人は学生と反対で、テクノロジ系の問題が難点になると思います。
テクノロジ系は出題範囲が広く、初めてIT系の勉強をされる方にとってはハードルが高く、
勉強時間の確保やモチベーションの維持が難しいと思います。
過去問やテキストのマネジメント系やストラテジ系の問題を解いてみて、
問題がなさそうならばテクノロジ系の勉強の比率を高くするとよいと思います。
ちなみに私の場合、勉強時間は合計6~9時間くらいでした。
試験日の3日前から1日2~3時間の勉強をしました。
過去問を解いたときに、(前職でISO9001の認証の経験もあったことも理由かもしれませんが)
マネジメント系・ストラテジ系は正解率70~80%ほどだったので、テクノロジ系に絞り勉強していました。
上記より、学生の方はマネジメント系やストラテジ系、社会人の方はテクノロジ系の得点力を上げるため、
そこに集中した過去問を解くことをおすすめします。
過去問を解き、間違えた問題やわからないことを調べるといった方法が、効果が高いと思います。
過去問はITパスポートの公式ホームページで公開されています。
また、「過去問道場(※)」というサイトで一問一答形式の問題を解くこともできます。
「過去問道場」はスマートフォンからも閲覧ができるので、移動時間などのスキマ時間を有効活用することもおすすめです。
(※)ITパスポート試験ドットコム(https://www.itpassportsiken.com/ipkakomon.php)
さいごに
以上が私のおすすめの勉強法です。
集中力が続かなくなったら、同じシステム企画開発部のみやさんの記事「集中が続かない時におすすめの方法3選」が
おすすめですので、是非ご覧ください。
最後まででいただき、ありがとうございました。