フェイジョアの剪定時期・方法|健康的に育てる秘訣や収穫について

フェイジョア

フェイジョアを育てていると、枝が伸びてきて樹形が崩れてくることがあります。枝が伸びてきたなと感じたら、剪定をおこないましょう。フェイジョアの剪定をせずに放置しておくと、弱っていき枯れてしまうこともあるので、定期的な剪定が必要です。

「剪定をしたいけれど、どうすればいいのかわからない」という方もご安心ください。ここでは、フェイジョアのお手入れに欠かせない剪定方法をご紹介していきます。また、フェイジョアを健康的に育てる方法や、果実を収穫するための大事な作業についてもご紹介いたします。

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目次

フェイジョアの剪定時期・方法

フェイジョアを剪定するときに知っておきたいことは、剪定の方法だけではありません。剪定する時期を知っておくことも重要です。剪定の時期を間違えてしまうと、翌年に花を付けなくなってしまったり、枯れてしまったりします。そこで、フェイジョアの剪定時期と方法に付いてみていきましょう。

フェイジョアを剪定する必要性

フェイジョアを剪定する必要性

そもそも、「フェイジョアに剪定は必要なの?」と思う方もいるでしょう。フェイジョアを健康に育てていくには剪定が必要です。フェイジョアは1年中緑を楽しむことができる常緑樹であり、秋には実を付けます。その実を付けるためには、剪定をおこない、花を咲かせる必要があるのです。

また、フェイジョアを剪定しないで放置をしておくと、樹形が崩れてしまいます。樹形が崩れると見栄えが悪くなるどころか、強風などで折れてしまうことがあるのです。そのため、剪定で丈夫な樹形に整えてあげることが大切です。

フェイジョアの剪定に適した時期は?

フェイジョアの剪定に適した時期は3~4月ごろです。この時期に剪定をおこなうのは、フェイジョアの花付きに影響してくるからです。フェイジョアは8~9月になると、春に伸びた枝先に翌年の花芽がつきます。

そのため、花芽が付く前に剪定をおこなわないと、翌年に開花する花芽も一緒に剪定をすることになるのです。花芽と一緒に剪定することになれば、翌年に花を見ることができないでしょう。花が付かなければ、実も付きません。そのため、3月~4月に剪定することが大切です。

フェイジョアの剪定方法

フェイジョアの剪定方法をご紹介していきます。フェイジョアの剪定のポイントは「苗が小さいうちは樹形を整える剪定」「樹形が整ってきたら果実を実らせる剪定」をすることです。では、それぞれの剪定方法を見ていきましょう。

苗が小さいうちは樹形を整える剪定

苗が小さいうちや、植え付けから2年経たないうちは「枝数を増やすこと」「樹形を整えること」を目的に剪定していきましょう。枝を剪定すると、樹形が整えられるほかに、切り口から新しい枝が生えてきます。

剪定の方法は、幹から伸びてきた枝を剪定ばさみを使って3分の1にカットします。剪定する枝の目安は、長い枝です。枝数を増やして樹形を整えることを考えて剪定していきましょう。

樹形が整ってきたら果実を実らせる剪定

果実を実らせる剪定は、枝葉が茂り、樹形が整ってきたころが目安です。幹を地面から50センチ~60センチの高さになるように切り戻しをおこないます。また、混みあっている枝、内向きに伸びている枝、細い枝は付け根から剪定してください。

慣れない剪定作業はプロに依頼してみよう

剪定作業になれていない場合は、プロに依頼しましょう。剪定の知識や技術がなく、不慣れなまま自分で剪定をおこなうと、実や花付きが悪くなったり、樹形が崩れたりさせてしまうおそれがあります。また、最悪の場合枯れてしまうこともあるでしょう。

剪定のプロに任せれば、フェイジョアの状態にあった剪定をおこなってくれます。庭木の種類によって剪定時期や剪定方法がことなるため、木を健康的に保ち、花や実を楽しみたい方はプロに任せましょう。剪定業者に依頼したときにかかる費用相場(1本あたり)は以下のとおりです。

低木
(高さ0~3メートル未満)
1,000~5,000円前後
中木
(高さ3~5メートル未満)
4,500~8,000円前後
高木
(高さ5~7メートル未満)
9,000~20,000円
前後

剪定110番では、庭木や植木の剪定について豊富な知識と経験をもった剪定業者をご紹介しております。剪定を正しくできるか不安がある方や樹形をきれいに保ちたいという方は、一度ご相談ください。

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フェイジョアを健康的に育てよう!

フェイジョアを健康的に育てたいなら、剪定のお手入れだけでなく普段のお手入れからが重要です。フェイジョアを健康的に育てるための基本的な育て方をご紹介していきます。

基本のポイントは3つ

基本のポイントは3つ

フェイジョアを育てるときの基本的なポイントは「育てる環境」「水やり」「肥料」です。この3つに気を付けておけば、健康的なフェイジョアを育てることができるでしょう。では、それぞれについて詳しく見ていきます。

育てる環境

フェイジョアは1年中日当たりのよい場所を好みます。庭植え・鉢植えのどちらでも育てることが可能です。枝が伸びてくると、風にあおられて枝が折れることがあるため、風があたらない場所で育てましょう。また、過剰な湿気に弱いため、湿度が高いじめじめとした土壌は不向きです。

水やり

庭植えの場合は、根付くと降水のみで育ちます。しかし、フェイジョアは土中の浅いとこに根を張るため、乾燥しやすいです。そのため、夏場など乾燥しやすい時期は水やりが必要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水を与えましょう。夏場は1日に2回水やりすると乾燥を防ぐことができます。

肥料

植え付けをするときに、緩効性肥料を土に混ぜて植えます。また、芽を出す前の2月に化成肥料を与えます。これらの肥料を与えておくことで、実・花付きによくすることが可能です。

注意すべき病害虫

フェイジョアに病気や害虫が発生すると、見た目が悪くなるどころか枯れてしまいます。そうならないために、フェイジョアに発生しやすい注意すべき病害虫を把握しておきましょう。

病気

フェイジョアがかかりやすい病気に「うどんこ病」があります。うどんこ病は、葉や実にうどんこのような白い粉が噴き出す病気です。おもな原因はカビですので、重曹スプレーや食酢を水で希釈したものを散布すると対策できます。

害虫

フェイジョアにつきやすい害虫に「コウモリガ」「カイガラムシ」「ハダニ」があります。どの害虫も、葉や枝、幹を食い荒らすため、見た目が悪くなります。また、食い荒らされた被害が大きいと枯れてしまいます。そうなる前に、害虫用の薬剤を散布して対策をしましょう。

フェイジョアの葉が落ちてしまった…原因は?

フェイジョアは1年中葉を付けたままの常緑樹の仲間です。しかし、ときには葉を落とすことがあります。葉を落とす理由のひとつとして、「古くなったから」があります。

古くなった葉が落ちることに問題はありません。しかし、ほかの原因によって落葉している場合は危険です。原因を追究して、健康的なフェイジョアに育つよう、環境を変えてあげましょう。フェイジョアが落葉する原因は以下の5つです。

  • 高温
  • 低温
  • 土の乾燥
  • 肥料の与えすぎ
  • 病害虫

これらの5つが原因で、必要以上に落葉してしまいます。そのため、当てはまる原因のものがあれば環境を改善してあげましょう。大量に落葉してしまうとそのまま枯れてしまうこともあります。自然の摂理で落葉していない場合は早めに対処してください。

剪定も健康に育てるために必要不可欠な作業!

フェイジョアを健康的に育てたいなら、基本の育て方をおさえておくことが大切です。それに加え、剪定の作業もおこなうことで、より健康に育てることができます。健康的に育っているからといって、剪定を放置しておくと、木が伸び放題になります。木が伸び放題になると、樹形が崩れるだけでなく、病害虫が発生しやすくなったり、成長が遅くなったりします。

自分で剪定をおこなうことに不安がある方や、やり方がわからないという方は業者に任せてみてはいかがでしょうか。剪定110番で紹介している業者は、どんな木でも1本から剪定のご依頼を承っております。フェイジョアを健康に育てていくためには、剪定は必要な作業ですので、自分で剪定するのが難しい方はお気軽にご相談ください。

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フェイジョアが実を付けるまでの流れ

フェイジョアは秋になると実を付けます。10月下旬~12月中旬が収穫期になります。フェイジョアの実はリンゴやパイナップルをミックスさせたような甘酸っぱい味がします。ご家庭でフェイジョアの実を楽しみたい方のために実の付け方をご紹介しましょう。フェイジョアが実を付けるまでの流れは以下のとおりです。

1.摘蕾

1.摘蕾

摘蕾(てきらい)とは、花や実が成長しやすいように、つぼみや花を間引くことです。フェイジョアで摘蕾をするタイミングは、春に新しく伸びた枝につぼみが付き始めたころです。

摘蕾の方法は、枝の近くに咲いている花を2輪残します。そして、2輪残した花の枝先に付いているつぼみを間引きます。摘蕾をすることで、栄養が十分にいきわたり、大きい実を付けることができるのです。

2.人工授粉

フェイジョアに実がなかなか付かない場合は人工授粉をおこないましょう。人工授粉をおこなうときに気を付けておきたいのが天気です。雨日におこなうと授粉させた花粉が雨で流れてしまうことがありますので、晴れの日におこなってください

人工授粉の方法をご紹介していきます。まず、雄しべから花粉がたくさんでている花を選んでください。実を付けたい花は花粉がまだ出ていないような咲き始めの花を選びます。実を付けたい花の雌しべに、雄しべの花粉を付けていきましょう。

花粉の付け方は、2つ方法があります。ひとつは筆で雄しべの花粉を取り、雌しべに付ける方法です。もうひとつが、雄しべの花を摘み取り、直接雌しべに付けていく方法です。どちらの方法でも、ひとつの雄しべの花で10個程度受粉させることができます。

収穫はいつ?

フェイジョアの実は基本的に自然落下なので、落ちるのを待ちましょう。実が大きくなってきたらあらかじめ地面にシートを敷いて傷つかないようにすると安心です。また、収穫した実がまだ硬い場合は、1~2週間置いておくと食べごろになります。実が柔らかく、強い香りがするようになったときが目安です。

実った果実の種でフェイジョアを増やすこともできる

実った果実の種を利用すれば、フェイジョアを増やすことができます。果実を収穫したら、種を取り出して、水洗いをして果肉を落としていきましょう。そのあと、陰干しをおこなってください。

陰干しした種を、土がはいった鉢にまきます。発芽するまで、乾燥しないように水やりをおこなってください。また、冬場に種をまく場合は、乾燥しやすいので、鉢ごとビニール袋などに入れて発育を待つことをおすすめします。

1~2週間したら発芽してきますので、発育のいいものだけを残すように間引きます。そのあと、成長に合わせて植え替えていきましょう。うまくいけば、種まきをしてから5~6年後に花が付きます。

うまく実を付けるためにも、剪定は欠かせません。そのため、自分で剪定をおこなう方も多いでしょう。しかし、自分で剪定をおこない、剪定する度合いやタイミングがうまくつかめず失敗することも少なくありません。

失敗せずに、きれいな花や実を確実に付けたい方は剪定業者に依頼しましょう。剪定110番で紹介している業者はお客様の庭木にあった剪定方法での作業をおこないます。そのため、庭木にとってベストな剪定をおこなえますので、健康に育つようサポートすること可能です。まずはお気軽にご相談ください。

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