シャクナゲ剪定は花後すぐ!きれいな花を咲かせて枯らさないお手入れ方法

剪定すると花付きがよくなる

シャクナゲは春に赤や白、ピンクといった色とりどりの大きな花を咲かせる植物です。
日々のお手入れに力をいれることによって、より美しい姿を楽しむことができます。

シャクナゲを健康に育ててきれいな花を咲かせるためには、枝木の剪定だけでなく不要な芽を取る芽かきや花芽摘み、花がら摘みが大切です。

うまく剪定するためのポイント
  • 込み合った個所を間引く、小枝を切る程度の剪定をおこなう
  • 「芽かき」「花芽摘み」「花がら摘み」といったお手入れをおこなう
  • 風通しのよい直射日光の当たらない場所で育てる

これらのお手入れを怠ってしまうと、花付きが悪くなったり、なかなかきれいに咲かなかったりしてしまいます。

シャクナゲは剪定に弱い植物です。
そのため、樹形を小さくしたいからと強めの剪定をおこなってしまいますと、枯れるおそれがあります。
樹形を小さくしたい場合は、切っても大丈夫な枝かどうかきちんと見極めてから切るようにしましょう。

もし作業に自信がない方は、剪定のプロに任せることをおすすめします。
剪定のプロは、花芽の間引きなどを時期に合わせて行ってくれるため、その後自分でお手入れするときの参考にもなります。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

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目次

シャクナゲの剪定・花のお手入れ方法

シャクナゲの花をキレイに咲かすためには、適した剪定やお手入れが大切です。
シャクナゲの剪定に適した時期や詳しいお手入れ方法について解説していきます。

シャクナゲの剪定時期

シャクナゲの剪定は4月から7月の花が咲いたあとにおこないます。

暖かい気候のときのシャクナゲは生長期であるため、剪定をしてもダメージを受けて弱ることは少なく、すぐに回復して枝が伸びます。
また、成長の妨げとなる枝を排除することで、新芽をつけやすくすることができます。

シャクナゲの剪定方法

シャクナゲの剪定方法は、ほかの樹木とは異なり大きく枝を切り落すことはしません
もともと枝の量が多くないため、剪定で一般的な刈り込みをしてしまうと芽が伸びなくなってしまうためです。

しかし、剪定せずにそのまま放置してしまうと花付きが悪くなることがあるので、適した手入れが必要です。

シャクナゲの手入れ方法は「芽かき」「花芽摘み」「花がら摘み」です。それぞれの方法についてご紹介します。

お手入れ1:芽かき

シャクナゲのお手入れ 芽かき

芽かきとは、新芽が5cmほど伸びた頃に摘むことです。
摘むのは、枝や茎になるわき芽の新芽です。

この芽かきをおこなうことで新芽が生えていた横から脇芽が出やすくなり、新しい枝が増えて大きな木になっていきます。
脇芽を育てると枝の数が多いボリュームのある木にすることができ、花の数も増えます。キレイな花を多くつけるためにも、芽かきは大切です。

お手入れ2:花芽摘み

シャクナゲ 花芽摘み

花芽摘みとは、派生した枝から一番しっかりとした元気な枝についた花芽だけを残して、ほかの花芽を摘むことです。
そうすることによって、花を大きくきれいに咲かせる方法です。

花を咲かせるためには多くのエネルギーが必要です。
たくさんの花芽をつけたままにするとエネルギー切れをおこしてしまいます。枯れる原因となってしまうため、木の寿命をのばすという意味でも花芽摘みは効果的です。

お手入れ3:花がら摘み

シャクナゲ 花がら摘み

花がら摘みとは、花茎の基部となる部分から花の咲いたあとの萎んだ花を摘み取ることです。
通常、植物なら花が咲いたあとに種をつけますが、その種が実らないように花のあとを摘みます。

これは、種を作る労力を軽減させて来年によく花が咲くようにするためです。
種を作らせないことで、栄養分をほかの場所にいきわたらせることができるのです。

剪定に自信がないならプロに相談がおすすめ

シャクナゲを丁寧に育てるためには剪定や花芽摘みなど、たくさんのお手入れが必要となります。
木の健康を考えると重要なことですから、しっかりお手入れをおこないたいものです。
しかし、すべて自分で完璧に作業しようとするのは実際大変です。

たとえばどれが余計な花芽で何本まで切り落としたらいいかなど、判断に悩むこともあります。

そのため自分で剪定や花芽摘みなどをおこなうのに不安があるときや、なかなか手入れの時間を割けないというときにはプロに依頼するとよいでしょう。

プロなら自分でおこなうより短い時間で手際よくキレイに剪定をしてくれるので、その後自分でお手入れする時ラクになります。

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シャクナゲを美しく咲かせる育て方

シャクナゲを育てる醍醐味といえるのが、春に咲かせる美しい花です。
美しい花を咲かせるためには、剪定以外のお手入れも大切です。

ここからは、シャクナゲの特徴と合わせて、美しく育てるための方法について紹介します。

シャクナゲの特徴

シャクナゲとは、インド原産のツツジの仲間です。
ヒマラヤ山脈のあたりを中心に広がり、世界に数百から数千種あるといわれているくらい種類が多いです。
シャクナゲはもともと高山植物であったことから暑さに弱いですが、日本では暑さに強い種類や耐暑性を改良した種類が出回っています。

春には大ぶりな美しい花を咲かせますが、グラヤノトキシンと呼ばれる毒をもっています
そのため、蜜を吸うなど誤って摂取してしまうと吐き気や下痢、ひどいときには呼吸困難を引き起こしますので注意しましょう。

シャクナゲは鉢植えと植え付けができる

シャクナゲは庭に植え付けるだけでなく、鉢植えとしても楽しむことができます。
植え付けの季節は3月か秋頃が適期とされています。
これは、根の動きが活発であるからです。

時期を間違えると、花がうまく咲かないなど影響が出てしまうので、植え付けの時期は守りましょう。

庭植えの場合には、根が浅いため倒れないように支柱を立ててから植えましょう。
鉢植えの場合には、根を広げても小さくない程度の大きさの鉢に植え付けます。

シャクナゲが美しく育つ環境と育て方

育てる環境

シャクナゲは高温多湿に弱いため、風通しのよい直射日光の当たらない場所を好みます。
鉢植えの場合には、直射日光が当たらない場所に置いておくようにしましょう。

水やり

水やりの方法としては、庭植えの場合には夏場は朝や夕方など涼しい時間帯に1日に2回おこないます。
他の季節は雨がしばらく降らずに土が乾いていたら水やりをおこないましょう。

鉢植えの場合には、1日1回~2回ほど土の表面が乾いたタイミングで水やりをおこないます。
あまり土が湿りすぎていても根腐れの原因となってしまうため、土がしめっているときには水やりは控えましょう。

肥料

肥料は、植え付けの頃と花の終わったあとに与えると花付きがよくなりますよ。

シャクナゲの大敵!病気と害虫

シャクナゲは日光のあたりすぎなどによって乾燥が続くと、うどんこ病にかかるおそれがあります。

うどんこ病とは、乾燥を好むカビが枝や葉につき白い粉がついたような見た目になる病気です。
ひどい場合には植物を弱らせて枯らすことがあります。気がついたら薬剤を散布したり、枝を切り取ったりなど広がる前に対処するようにしましょう。

また、多湿にも要注意です。
糸状菌というカビの仲間が繁殖して、葉などに茶色の斑点が出てきて、次第に枯れていってしまう褐斑病になるおそれがあります。

春や秋に発生する害虫はベニモンアオリンガやハマキムシです。
これらは新芽や花芽を食べてしまうため要注意の害虫です。
また、ハダニも大量発生してしまうと枯れさせてしまうため、植物用の防虫スプレーや農薬などを使用して対処を心がけましょう。

詳しくは庭木の消毒方法をまとめた記事をご覧ください。

シャクナゲの花が咲かないときは?

シャクナゲの花は若い木だと咲きません
花をつけるにはおよそ10年かかるといわれています。

若い木ではないのに咲かないというときには、育てる環境がシャクナゲに合っていないかもしれません。
花が咲かない理由を下記にまとめたのでチェックしてみてください。

直射日光の当たる場所で育てている

日本で手にいれることができるシャクナゲは耐暑性のあるものが多いですが、それでももともとは暑さに弱い種類の植物です。
そのため直射日光の当たる場所で育てていると傷んでしまうことがあります。

対処法
  • 地植えの場合…近くに日陰を作る植物を植える。直射日光の当たらない場所に植え替えをおこなう
  • 鉢植えの場合…置き場所を変えてみる

根詰まりをおこす

鉢植えで育てている場合には、根が広がって鉢に収まりきらなくなっているかもしれません。鉢の底から根が出ていたら、その鉢が窮屈な証拠です。

対処法

定期的に大きな鉢に入れ替えをする

花を咲かせすぎた

花を咲かせるのには多くの養分をつかいます。そのため、前年に花を咲かせすぎてしまったときには、翌年の花付きが悪くなることがあります。

対処法

毎年安定させて花を咲かせるために、花芽が多い年にはあらかじめ摘んでおく

お手入れをしていない

芽かきや花がら摘みなどのお手入れを怠っていると花が咲かなくなることがあります。翌年からの花付きを期待するためには、適切なお手入れをしましょう。

対処法
  • 芽を摘み取るようにする
  • 咲き終わった花は茎から摘み取るようにしておく

シャクナゲの花をきれいに咲かせるためには、日頃のお手入れも大切です。
自分でお手入れしてもなかなか花が咲かない、大変だというときには、プロに相談してみるとよいでしょう。
プロであれば適切なアドバイスをもらうことができますよ。

弊社ではご依頼前のご相談も24時間受け付けております
ぜひお気軽にご連絡ください。

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シャクナゲの増やし方と植え替え方法

シャクナゲを増やしたり、植え替えをしたりする方法を紹介していきます。
シャクナゲに囲まれた生活を送ってみたいという方はぜひ参考にしてみてください。

挿し木でシャクナゲを増やす

挿し木にぴったりの季節は、6月や9月です。
シャクナゲの挿し木はなかなか発根しないため、時間がかかります
あまり寒い時期におこなっても生長しないため、時期に気をつけましょう。

挿し木の手順
  1. 8cmほどの木の枝を切り、挿し穂を作る
  2. 切り口を斜めに切り、水につけて水揚げをする※その際に発根促進剤をいれておくと根が出やすくなります。
  3. 用土を入れた鉢を用意する
  4. 用意した鉢に挿し穂を挿す
  5. 根が出るまで乾燥しないようにこまめに水やりをおこなう

接ぎ木でシャクナゲを増やす

接ぎ木をおこなうのは2~4月が適切です。
接ぎ木が完了するまでは時間が1か月以上かかることも多いため、気長に待ちましょう。

接ぎ木の手順
  1. 接ぎたいシャクナゲの木(穂木)の茎を斜めに切る
  2. 切り口から出てくる水分を2日ほどおいて自然に飛ばす
  3. 台木として赤星シャクナゲを用意する※台木の葉が茂っている場合には、数枚だけ残して葉を落とす。
  4. 台木の茎の断面を斜めに切る
  5. 台木の茎と穂木の茎の断面をしっかり合わせてテープなどで固定する
  6. 鉢を丸ごとビニール袋にいれ乾燥から守るようにし、しばらくおいておく
  7. 台木の鉢の土が乾いてきたときには、底から水を与える

鉢植えの場合は定期的な植え替えも必要

鉢植えでシャクナゲを育てる場合には、定期的な植え替えも必要です。
大きくなると根も広がっていくため、鉢がだんだん小さくなっていきます。

また、土の養分も減ってしまうため土を変えるためにも、最低でも2年に1度ほどは一回り大きい鉢に交換したいですね。

シャクナゲの植え替え方法

植え替えに適切な時期は植え付けと同じく春と秋です。
芽が伸びる前におこなうとダメージが小さくすみます。

その際には、土も新しいものに変え、直射日光の当たらない場所に置いておきましょう。
何度も植え替えるのは木にダメージを与えるため、頻繁におこなわないようにしてください。

シャクナゲの剪定は剪定110番にお任せください!

剪定110番では、庭木の剪定を1本から承っております。

シャクナゲの剪定をしようとしたけど、「思っていたより難しそうだった」「どの枝を切ったらいいのか分からない」という方は、剪定110番にご相談ください。

剪定110番であれば、経験豊富な剪定のプロが丁寧に枝を選びながら切っていくので、剪定でお悩みの方も安心してお任せしていただけます。

お電話でのご相談・見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。電話は24時間365日対応しております。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

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