クラリンドウはバニラのような甘い香りがする花木です。秋に花が咲き、白い花びらと青々とした葉の色合いが楽しめます。
しかし、クラリンドウは生命力が強くて枝が伸びるのも早いため、放置しておくと樹形が乱れてしまうのです。そのため、剪定して整えてあげる必要があります。この記事ではクラリンドウの剪定時期や方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クラリンドウに剪定が必要な理由
クラリンドウは成長が早い樹木です。放置しておくと枝数は増え、うっそうしく美しくない見た目になってしまいます。そのため、剪定して樹形を整えてあげることが大切です。さらに、枯れ始めた枝や花が咲き終えた枝を切ることによって、育てたい枝に効率的に栄養が回るようにすることもできます。
また、剪定して枝数を減らすことで、風通しがよくなります。風通しがよいと内部の湿度が高くなりづらくなるため、病害虫を防ぐ効果があるのです。なぜなら病気の原因となる菌や害虫の多くは、多湿の環境を好むからです。また、内部や幹にも日光が当たることで、健康的なクラリンドウに育てることができます。こまめに剪定して整えてあげましょう。
病害虫が発生すると、クラリンドウの成長を妨げてしまうほか、最悪の場合、枯れてしまう危険性があります。そのため、病害虫を発生させないためにも、剪定して予防することが大切です。
剪定といっても、どの枝を切ればよいか迷う人も少なくありません。剪定方法がわからいときは業者に依頼することをおすすめします。「剪定110番」は、剪定のプロをご紹介できます。どんな庭木でも状態を確認し、最善な方法で剪定していきます。クラリンドウをより長く楽しむためにも、業者に依頼してキレイな樹形を保ちましょう。
クラリンドウの剪定方法
クラリンドウの剪定は、花が咲き終わった直後が適しています。なぜなら、開花がまだおこなわれていない時期に剪定してしまうと、誤って花芽を切ってしまうおそれがあるからです。花芽を切ってしまえば、当然、花が咲かなくなってしまいます。可愛らしい花と、花から漂う甘い香りを楽しみたいのであれば、開花後に剪定しましょう。
剪定方法は、切り戻しでおこなってください。切り戻しとは、伸びすぎた枝を切って、見た目を整えることを目的とした剪定のことです。また、不要な枝を切ることで、全体に栄養が行き届くようになり、樹木をより健康に育てることが可能になります。剪定することで樹木全体の風通しもよくなるので、病害虫の発生を抑制することができます。
また、クラリンドウは縦に大きくなる花木です。あまり高さを出したくない場合は、頂点を切ることで調整することができます。頂点を切ることで、横に広がっていくので自分で好きな形にコントロールしてみてはいかがでしょうか。
剪定をする際に最も気を付けなければならないことは、どの枝を切るべきなのかの見極めです。樹木にとって不要な枝といっても、どの枝が不要な枝なのか判別することは難しいです。剪定に慣れていない人、樹木に精通している人でなければ、切るべきではない枝に手を出してしまうといった事態もおこりかねません。「どの枝を切っていいのかわからない……」と少しでも不安に感じたときは、業者に依頼して解決してもらうことをおすすめします。
「剪定110番」は365日いつでも電話での相談が可能です。お盆や年末年始でも気軽に連絡してください。弊社は、全国の加盟店と提携しているため、お客様のご希望にあった業者を手配できるほか、病害虫が発生してもすぐに解決していきます。
「せっかく育てたクラリンドウの元気がなくなってきた……」など、自分でどうすればいいかわからなくなったらすぐに連絡してください。被害が拡大しないよう対処していきましょう。
知っておこう!クラリンドウの基本情報
クラリンドウは、ほかの植物と違ってあまり手間をかけずに育てることができます。ホームセンターなどでも秋頃に株が出回るため、見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。そんなクラリンドウの花には、香りだけでなく花びらにも特徴があります。
クラリンドウは白い花を咲かせますが、その花びらはとてもおもしろい形をしています。全体がまるでクラゲのような姿をしているのです。花びらが胴体、雌しべや雄しべが触手のような形にも見えます。育てたときには、ぜひ観賞してみてください。
クラリンドウを育てるときは、日当たりがよい場所が適しています。しかし、日差しが強い夏場などでは葉が変色してしまい、見た目が悪くなるおそれがあります。そのため、夏場は屋内に置いて、カーテンなどで直射日光を遮るようにしてください。
また、寒さに弱いので冬は屋内で育ててください。土が凍ると根が傷み、枯れてしまうおそれがあるのです。庭植えで育てている人は、土が凍らないよう腐葉土などを敷いて対策してください。
クラリンドウの日々のお手入れは、水やりぐらいでじゅうぶんです。鉢植えであれば、土が乾いたら水をあげましょう。湿っているときの水やりは控えてください。水を与えすぎてしまうと根腐れをおこして枯れてしまうおそれがあるからです。庭植えの場合は、根付くまではしっかりと水を与えましょう。その後は雨水程度の水分でじゅうぶん育っていきます。
クラリンドウは、育てているとハダニが発生することがあります。ハダニは葉の裏に寄生して、養分を吸っていきます。養分を吸われた葉は、色が抜けてくるほか、斑点模様になりやすく見た目が悪くなってしまいます。そのため、見つけたらすぐに駆除してください。駆除方法は、薬剤が効果的です。ホームセンターなどでも比較的手に入れることができるので早めに対処しましょう。
しかし、剪定に不慣れな人、樹木の病害虫に関する知識が少ない人では、完全に駆除できたかの判断が難しいです。「薬撒いてみたけど、本当に駆除できたのかな……」と少しでも不安に抱かれた方は、ぜひ一度、業者に調べてもらうことをおすすめします。
プロの剪定業者であれば、樹木を見ただけで病害虫にかかっていないのか、駆除がしっかりできているのかすぐに判断できます。もしまだ駆除できていなかったり、ほかの病害虫に侵されていたりしたときは、専門の薬剤を用いてスピーディーに解決してくれるのです。
「剪定110番」は、剪定以外にも植物の病害虫についての知識も豊富なため、お客様の悩みもすぐに解決していきます。大事な植物に病害虫を発生しないための予防方法も教えてくれるのです。育て方がわらかないなどの不明点があれば、気軽に相談してください。
まとめ
クラリンドウは、成長が早く枝が伸びやすいため、剪定して樹形を整えましょう。剪定する際は、誤って花芽を切らないよう時期に気を付けてください。不要な枝を切って風通しをよくしたり日光が効率よく当たるようにしたりすることで、健康的なクラリンドウに育てることができます。
クラリンドウの魅力は、特徴のある花の形と甘い香りです。そういった特徴をしっかりと楽しむためには、クラリンドウをよりよい状態を保つ必要があります。そのためにも日々のお手入れが大切なのです。剪定する枝の見極めが難しいときは、業者に依頼するのもひとつの方法です。正しい育て方を知って、より長くクラリンドウを楽しみましょう。