パキラを剪定して挿し木で増やす方法は簡単?剪定のコツ・栽培管理方法など育て方のポイントも紹介

パキラ

パキラは、観葉植物の中でも人気のある木です。しかし成長が早いため、あっという間に伸びてしまいます。「剪定してスッキリさせたいけれど、どこをどう切ればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

じつは、パキラの剪定を成功させるには、いくつかのポイントがあるのです。

ここからは、パキラの剪定と育て方についてご紹介します。

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目次

パキラの剪定方法

パキラは、大きな葉がとても魅力的な植物です。リビングに1鉢あるだけでも、ずいぶんオシャレな空間になりますよね。しかしパキラは、放っておくと伸び放題で樹形も悪くなってしまいます。いつまでも健康で形よく育てるには、剪定をおこなうことが大切です。ここからは、パキラの剪定についてご紹介します。

剪定のタイミングはいつ?

剪定のタイミングはいつ?

剪定は、5月~7月におこないます。この時期は、パキラにとってちょうど成長期を迎えた時期です。パキラにとって成長期は、新芽が伸びたり根の部分が大きくなったりと大切な時期に当たります。この期間は、剪定した部分から再び芽が出やすいため、切った部分が切りっぱなしになりません。そのため、パキラの剪定をおこなうのに適しています。

剪定する位置はどこ?

剪定するときは、「生長点」といわれる場所を残すように切ります。パキラの生長点は、幹にある節の部分です。生長点とは、新しい組織をつくることができる部分のことです。植物は、細胞が分かれることにより枝別れや新しい芽が出て成長しています。その生長点を残すことで剪定後も新芽が出て、樹形を整えることができるのです。

剪定に使用するのはどんなはさみ?

剪定には、剪定ばさみという枝や葉を切るのに適したはさみを使用します。剪定ばさみを使うことで植物をきれいに切ることができます。きれいに切ることで、植物の組織を破壊することを最小限に抑えることができ、植物へのダメージも少なくて済みます。

剪定ばさみには、高い枝を切るための持ち手が長いものや細かい枝先を剪定するためのものなどいくつかの種類があります。パキラの枝はあまり太くもないことからの剪定はさみは、観葉植物用や草花用のものを使用するとよいでしょう。

剪定時に注意すべき点とは

パキラの剪定時に大切なことは、切りすぎないことです。枝や葉を切りすぎてしまうと、見栄えが悪くなってしまいます。剪定する前には、まずどんな形にするかを考えてから剪定するようにしましょう。

剪定になれていないと、なかなかどの部分まで剪定すべきかわかりませんよね。そんな時は、業者に相談してみてはいかがでしょうか?業者に依頼することで、剪定してもらえるだけでなく、育て方のポイントを教えてもらうこともできるでしょう。弊社の剪定110番では、剪定に関するご相談を24時間、年中無休でお受けしています。お気軽にお電話ください。

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剪定した枝は挿し木で再利用

剪定で切り落としたパキラの枝を捨ててしまうのは、なんだかもったいないですよね。そんな時は、挿し木をしてみましょう。挿し木をすることで、パキラを増やすことができます。ここからは、パキラで挿し木をおこなう方法についてご紹介します。

挿し木するのはいつ?

挿し木するのはいつ?

挿し木に適しているのは、成長期である5月~7月です。この時期は、剪定に適した時期でもあります。剪定したあとの枝を使って、挿し木にしてみてはいかがでしょうか。

挿し木はどうやってすればいい?

パキラは、土や水に挿し木をすることができます。それぞれのポイントについてご紹介します。

土に挿し木をする

  1. 挿し木する枝を10~20センチくらいの長さに切る
  2. 枝を上から3つくらい残して切り落とす
  3. 切り口に発根促進剤を塗る
  4. 挿し木する土に挿す
  5. 挿し木後は、たっぷり水やりをする

土への挿し木を成功させるポイントは、ふたつあります。ひとつめは、大きな葉の先を切り小さくすることです。植物は、根から水分を吸収し幹を通り、葉の表面にある気孔という目には見えない小さな穴から空気中に拡散します。葉が大きければ大きいほど、気孔がたくさんあります。挿し木直後のパキラは、大きな葉のままでいると水分が蒸発してしまいダメージを受けてしまいます。そのため挿し木に使う枝に大きな葉がある場合は、小さく切るのです。

ふたつめは、土に枝を挿すときあらかじめ土に枝を挿すための穴を先にあけておくことです。これは、ダメージを受けている切り口が土に擦れることを避けるためです。

水に挿し木をする

  1. 容器に水を入れる
  2. 挿し木する枝を入れる

水への挿し木は、とても簡単ですが、水が腐らないよう注意しなければなりません。

水質浄化剤やイオン交換樹脂材を使用することで、水を腐りにくくすることができます。

このほかにも水の入った容器にハイドロカルチャーという水耕栽培用の石を入れてから、挿し木をするという方法もあります。

土と水、どちらの方法でも挿し木にする枝選びが大切です。挿し木にする枝は、健康なものを選びましょう。また切り口に、発根促進剤を塗ると通常よりも早く根を出すことができます。発根促進剤は、苗を扱うホームセンターやネットショップで購入することができます。

挿し木をやってみたいと思っても、切るべき枝がわからないとどうにもなりません。そんな時は、弊社にご相談ください。パキラの挿し木はもちろんのこと、剪定からお手入れの方法まで、弊社の加盟店が幅広く対応いたします。24時間の電話対応となっておりますので、お気軽にご連絡ください。

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パキラの上手な育て方

パキラを健康的に育てるためには、毎日のお手入れが欠かせません。また、パキラに適した環境で育ててあげることも、パキラを健康的に育てるために必要なことです。

ここからは、パキラに適した環境や毎日のお手入れについてご紹介します。

パキラに適した環境とは

パキラに適した環境とは

パキラは、南米原産の観葉植物です。南米原産というと直射日光にあて育てたほうがいいと思われる方もいらっしゃるでしょう。しかしパキラは、直射日光を避けて育てなければなりません。なぜなら直射日光が当たりすぎると葉が焼けてしまうからです。

育てる環境としては、1日の半分だけパキラ全体に日が当たるような窓側が適しています。一方向からしか日が当たらない場所で育てると、日が当たるほうのみに葉が伸びすぎてしまうため樹形が悪くなるおそれがあります。

毎日のお手入れについて

普段のお手入れは、水やりと肥料を与えるだけです。休眠期となる冬以外は、土が乾いたらたっぷり水をあげましょう。肥料は、10日~2週間に一度、液体肥料を水に薄めて与えます。

休眠期中は、成長が停止している期間です。この期間は、水を吸う力も低下しています。そのため成長期のように頻繁に水を与える必要はありません。水を与えすぎると根が腐って枯れてしまうこともあるため、土が乾いて2~3日経過してから水をあげましょう。肥料に関しても、吸収力が弱くなっているため、とくに与える必要はありません。

このほかのお手入れとしては、剪定があります。成長し、葉が込み合ってしまうと風通しが悪くなり病気になってしまうおそれがあります。そのため、パキラを健康的で元気に育てるのであれば、定期的に剪定をおこないましょう。

植え替えはどうすればよい?

パキラは、成長が早いため2~3年ごとに一回り大きな鉢に植え替えをします。植え替えする時期は、4月~7月の成長期におこないましょう。成長期に一回り大きな鉢に植え替えることで、根をより伸ばすことができるからです。植え替えの方法は、以下のとおりです。

準備するもの
  • 一回り大きな鉢
  • 培養土(観葉植物用のもの)
  • 鉢底ネット
  • 鉢底に敷く石
  • スコップ

新たに植える鉢に、鉢底ネット、鉢底石を敷き1/3ほど土を入れておきましょう。

植え替え方法
  1. やさしくパキラを土から抜く
  2. 根についた土を手で1/3くらいおとす
  3. 準備した鉢にパキラをやさしくたてる
  4. 鉢の縁、上から2~3センチまで土を入れる
  5. たっぷり水やりをする

植え替えるときは、鉢からパキラを抜きやすくするために数日前から水をあげないようにします。またパキラの根に黒ずんだ部分があるときは、剪定はさみでカットしましょう。室内やベランダで植え替えをするときは、レジャーシートや新聞紙を敷いた上でおこなうと、植え替え後の後片付けが楽になります。

こんなときどうすればよい?

パキラは、成長しすぎると樹形が悪くなってしまうこともあります。また何らかの原因で、なかなか成長しないときもあります。そんな時は、業者にどうすればよいのか相談するのが一番です。業者であれば、パキラを育てていくうえで感じる疑問や不安に対して、豊富な知識で相談にのってもらうことができます。

弊社では、パキラの剪定や上手に育てるためのポイントなどについてのご相談を、24時間の電話対応でお受けしております。パキラに関してなにかお困りごとがあるという方は、お気軽にご相談ください。

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まとめ

パキラは、あまりお手入れを必要としない植物です。しかし葉が込み合ってきたときや、高さのある木に育てたくないときなどは、剪定をして樹形を整えてあげましょう。剪定をするときは、生長点の場所を見極めて、残すことが大切です。また切り落とした枝は、挿し木として活用することができます。

剪定方法や挿し木をおこなう方法がわからない場合は、弊社にご相談ください。毎日のお手入れのコツなども含めご相談させていいただきます。

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