ハーブ栽培に初めて挑戦する人に、よく選ばれるのがラベンダーです。ラベンダーの特徴はキレイな紫色をした花と、心が和らぐような香りといえるでしょう。ラベンダーは初心者でも栽培しやすいハーブとして人気が高いです。しかし、じつは健全に育てるためには栽培方法にコツがあるのです。
この記事では、その栽培ポイントをわかりやすく解説していきます。ラベンダーの植え方、育て方、剪定方法、そしてドライフラワーの作り方など項目ごとにわけてありますので、ぜひ参考にしてみてください。そしてラベンダー栽培を楽しんでください。
ラベンダーのお手入れの基本
ラベンダーは、手入れしやすいハーブとして人気が高いです。育て方には、鉢植えと地植えの2種類があります。ここではどちらが初心者の人に合うのかについて解説していきます。
ラベンダーに関する基礎知識
ラベンダーは、鮮やかな紫色と安らぐ香りが特徴のハーブで、「ハーブの女王」とも呼ばれています。原産地は地中海沿岸で、原種だけでいえば約30種類あります。変種を含めると数えきれないほど多くの種類が存在するといわれています。イングリッシュラベンダーやフレンチラベンダーなどが有名でしょう。
ラベンダーには多くの種類があり、その種類によって暑さや寒さに対する強さも異なります。栽培環境に合わせてラベンダーの種類を選ぶことが、ラベンダーを上手に、そして健康に育てる秘訣といえるでしょう。
ラベンダーの優しい香りは、不安やストレスの鎮静効果、体調改善効果、そして抗菌殺菌作用もあるといわれています。そのため、昔は薬用植物として使われていました。また、ラベンダーの名前はラテン語で「洗う」という意味をもつラワーレに由来しています。心の悩みやストレスを洗い流してくれるような香りや効能として使われていたのでしょう。
ラベンダーの植え方
ラベンダーは種から育てるよりも、苗を買ってきて育てるのが一般的です。ラベンダーは系統に関係なく、水はけのよい土壌と日当たりがよく風通しのよい環境で育てることが重要になります。栽培方法としては鉢植えと地植えの2種類がありますが、初めてラベンダー栽培に挑戦する人には、鉢植え栽培をおすすめします。
鉢植え栽培であれば、天候や日当たり加減に応じて、鉢を移動できるからです。ラベンダーは植え替えを苦手とするハーブなので、地植えする場合は植える場所を慎重に選ぶ必要性があります。しかし鉢植えであれば、育て始めた場所がどこであっても、環境が変化するのに合わせて育てる場所を変えられるため、気軽にラベンダー栽培に挑戦できるからです。
鉢植え栽培をする場合は、まず鉢底ネットを敷きます。その上に鉢底石を2cm程度入れてから、用土を入れましょう。そして、苗を鉢の真ん中あたりに、根鉢が崩れないように注意しながらセットします。苗をセットし終えたら、根鉢がしっかりと隠れるように用土を追加して、土の表面を優しく固めます。鉢と用土の間に隙間ができないようにしましょう。最後に、鉢の底から水が出てくるまで、たっぷりと水を与えてください。
ラベンダーの育て方
ラベンダーを育てるときは、風通しがよい場所に鉢を置いて育てること、そして水やりをおこなう頻度とその方法に注意する必要があります。
水やりをするタイミングは、基本的に鉢の中の土が乾いたときです。土を見たときに乾いているのかどうかわからない場合は、鉢の縁のほうを指で軽く触れて確認しましょう。適切な場所で育てていれば、水やりは2日に1度の頻度で十分です。ただし夏と冬は、少し注意が必要になります。
夏は日中の水やりは避け、朝と夕方の比較的涼しい時間帯におこないましょう。日中に水やりをすると、暑さで水の温度も高くなり、ラベンダーを傷めてしまうおそれが高いです。
冬の場合は、土が乾いたときに一度たっぷりと水を与え、また2~3日くらい間をあけて土が乾いていたら水を与えるようにしましょう。寒い時期の水やりで気をつけるべきことは、葉や茎に水をあてないように、土に水をやるようにすることです。寒い気温と冷たい水で葉や茎が弱ってしまうおそれがあります。
ラベンダーを栽培するときに使う用土は、水はけのよいものを使いましょう。ラベンダーは高温多湿を嫌う植物なので、水はけのよくない土を使うと土が湿ったままになって、ラベンダーが枯れる原因になりかねません。さらに、もうひとつ気をつけるべきことがあります。弱アルカリ性の土を選ぶことです。ほかの植物は一般的に弱酸性の土でよく成長しますが、ラベンダーは弱酸性の土だと生育不良になってしまうおそれが非常に高いからです。
弊社では、24時間いつでも剪定に関するご相談を承っております。もし何かお困りのことがございましたら、みなさまのご都合がよろしい時間帯に、ぜひお電話ください。
ラベンダーのお手入れでとくに重要なのは剪定
ラベンダーを栽培するときによくある失敗例は、剪定をせずに育ててしまい、ラベンダーが早く枯れてしまうというものです。ラベンダーの手入れには剪定が欠かせません。ここでは剪定が必要な理由と、剪定方法について解説していきます。
ラベンダーに剪定が必要な理由
ラベンダーを健全に育てるためには、必ず剪定が必要です。ラベンダーは剪定をしないと弱ってしまい、最悪の場合枯れてしまうおそれが高いハーブなのです。ラベンダーは生命力が強いハーブといわれていて、生長するにしたがって枝が次第に太くなり、花茎も伸びていきます。
剪定をしないまま放置して栽培を続けると、だんだんと枝葉の密度が高まり、風通しも悪くなってしまうのです。剪定をすることで不要な枝や花を減らし、風通しのよい環境を維持することが必要不可欠です。
不要な葉や枝を減らすことで葉の密集度合を下げることができます。葉の密集度合が低いと、太陽の光を遮る葉の数が減るので、結果として太陽の光を浴びる葉の数が増えることになります。つまり元気に育つ葉が増えるということです。また、風通しがよいと、病原菌の発生や繁殖もおさえることができます。こういった理由から、剪定はラベンダー栽培の成功のカギといえるでしょう。
剪定の前に花の収穫をする
ラベンダーは、優しく癒されるような香りが最大の特徴です。剪定の前に花を収穫すれば、収穫後も香りを楽しむことができます。花を収穫するときは、花の開き具合をよく見ることが重要といえるでしょう。
花が完全に開花するよりも少し前、まだ開いていないつぼみがあるときに花を収穫するのがよいとされています。香り成分がまだつぼみの中にある状態なので、収穫後も長い間ラベンダーの香りを楽しむことができるでしょう。
また、このタイミングでは咲き終わってしまった花もないので、見た目もとてもキレイに保てます。花が完全に開ききる前は生命力が強い時期なので、このタイミングで収穫するとドライフラワーにした場合でも、花が落ちにくいという利点もあります。
ラベンダーを剪定する時期
ラベンダーは種類が非常に多く、特徴もそれぞれで異なります。そのため、剪定時期も品種によって変わってきます。そしてそこに、地域や気候、さらに植えてある環境などが加わるため、剪定時期を限定することはとても難しいです。ここでは、基本的な情報をまとめますので、参考にしてみてください。
適切な剪定時期を品種別に説明すると、フレンチ系ラベンダーは9月、イングリッシュ系ラベンダーは2~3月、ラバンディン系ラベンダーは3月が理想とされています。また、冬に雪が積もるような地域で地植えをしている場合は、雪が積もる時期が来る前に剪定をするようにしましょう。
こうすることで、雪の重みで枝が折れてしまうのを防ぐことができます。逆に比較的暖かい地域で栽培している場合は、新芽が出る時期も早まると考えられるので、3月ではなく2月頃には剪定を終わらせておくとよいでしょう。
ラベンダーの剪定の基本
ラベンダーの剪定には、花の剪定と枝の剪定の2種類あります。梅雨が来る前にこの両方を剪定することで、ラベンダーが梅雨の湿気や夏の暑さを耐え抜くことができるようになります。花の剪定は、とても簡単です。花が咲いている位置から茎の下のほうに目をやると、新芽が出始めているところがあります。その位置から5cmほど上の位置で剪定しましょう。
枝の剪定は、鉢植えでも地植えでも、基本的に同じです。まずは地面に触れてしまっているような枝を切り取りましょう。これだけでも、株元の風通しがかなり改善されます。次に、ラベンダー内部の、枝葉が密集しているところにある枝のうち、古そうな枝から切っていきましょう。
切るべき枝は、伸びすぎて先端が垂れてきている枝や、色が茶色くなっているような枝です。このとき、新芽は絶対に切らないように注意してください。
ラベンダーの強剪定のやり方
強剪定とは、文字通り思いきって強めに剪定することをいいます。この強剪定は花が咲き終わった秋におこないます。強剪定をおこなうことで、ラベンダーの株が栄養をしっかりと蓄えることができるようになります。せっかく伸びた枝を切るのは心苦しい気もしますが、次の年にキレイな花を楽しむためには、強剪定が必須なのです。強剪定において最も重要なことは、新芽を残してその少し上で切ることです。この大原則をおさえたうえで、手順の解説をします。
まずは土にくっついてしまっている枝や、地面にくっつきそうな枝を切りましょう。これらは元気のない枝なので不要です。次に古い枝と木のようになっている枝を切り取りましょう。次に古い枝や木のように太く固く木質化している枝を切りましょう。木質化とは茎が茶色になり木のように固くなる現象のことです。
ここまで終わったら、次は全体のバランスを整えるための剪定作業です。剪定前と比べて半分の高さになるくらいまで切るのが理想です。花が咲くときのことを考えて、鉢を横から見たときに、全体が半円になるように剪定するとよいでしょう。半円状にしておくと、花が咲いたときに花の位置が揃って美しいです。
強剪定をするときに注意するべきことがひとつあります。それは水やりです。剪定後の茎が水に濡れるとラベンダーが早く枯れる原因になってしまうので、水やりをするときは土に水をやるように注意しましょう。普段はラベンダーが雨に濡れないように置く位置に気をつけるとよいでしょう。
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収穫したラベンダーの利用方法をチェック
剪定して収穫したラベンダーは、ドライフラワーにして楽しむことができます。ドライフラワーは意外と簡単に作れますので、ここではその作り方をご紹介します。
ラベンダーをドライフラワーにする方法
まずはハンギング法といって、ラベンダーを吊るして乾燥させる方法のご紹介です。必要なものは、ラベンダー・ハサミ・麻ひもだけです。ラベンダー5本程度を1束にして、きつく縛ってください。乾燥させる過程でラベンダーから水分が抜けていき、枝が細くなっていきます。縛りがゆるいと、ラベンダーが抜け落ちてしまうおそれが高いため、力加減に注意しましょう。
吊るす場所は風通しがよく、直射日光の当たらない場所を選ぶとよいです。ラベンダーを吊り始めたら、10~14日間程度放置します。乾燥期間が終わったときに、茎がポキッと折れるほど乾燥していたら完成です。
次に、シリカゲル法をご紹介します。シリカゲルとは、水分などを吸着する働きをするものです。ドライフラワー用のシリカゲルがあるため、それを使います。まず、ドライフラワー用のシリカゲルを、ラベンダーが数本余裕をもって入る大きさのタッパーに厚さ3cm程度まで入れて、平らにならします。
シリカゲルを平らにしたら、そこにラベンダーを優しく置いて、再度シリカゲルで覆いましょう。ラベンダーがまったく見えなくなるまで、完全に覆ってください。その状態で、約10日間置いておきます。10日過ぎたら丁寧にラベンダーを取り出して、根元を折ってみてください。ポキッときれいに折れるようであれば、しっかり乾燥できている証拠です。
ドライフラワーにしたラベンダーの利用法
ラベンダーをドライフラワーにした後は、お好きなように飾って楽しんでみてください。ここでは、ドライフラワーのオシャレなアレンジ案をいくつかご紹介します。たとえば、木製のアクセサリー入れの底に英字新聞を敷いて、そこにラベンダーを数本飾ると、アンティークな感じを楽しむことができるでしょう。
ほかには、インテリア用の電球に入れて飾ると、これもオシャレな雰囲気を楽しめます。電球の中に色の付いた砂や、木製チップを入れてそこにラベンダーを入れます。最後に電球の根元のネジをしめて、麻縄などでリボン結びをすると可愛らしさも加わって、より素敵になるでしょう。
ラベンダーはさし木で増やすことができる
ラベンダーを栽培するときには、さし木でラベンダーを増やすという楽しみ方もあります。ラベンダーは種や茎があれば、簡単に増やすことができます。ラベンダーのさし木はとても簡単なので、ポイントをおさえてやると失敗することもないでしょう。キレイなラベンダーを自分で増やすことができる喜びを感じてみてください。
ラベンダーのさし木をするときの最大の注意点は、時期と準備するものです。さし木に適した時期は、4月~6月もしくは秋の9月です。必要なものは、さし木に使うラベンダー、水の入ったコップ・新しい鉢・鉢底ネット・鉢底石・無菌のバーミキュライトと発根促進剤になります。
まずは、新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石、そしてバーミキュライトを敷きましょう。その準備ができたら、さし木に使うラベンダーの茎を5cm程度に切って、その茎をコップの水に浸します。
1時間ほど経ったら、水に浸していた茎を取り出して、切り口に発根促進剤を塗ってください。この状態で準備してあった鉢に植えます。植えやすいように割りばしなどで穴を開け、そこに茎を優しく挿しこむとよいでしょう。
茎を挿したら、最初のうちは土が乾燥しないように、しっかりと水をあげるようにしましょう。さし木をおこなった鉢には、直射日光が当たらないように注意をして、日陰で3週間ほど管理してください。日陰は日陰でも、日なたに近いところに置くことが、ポイントです。3週間ほどすると根が生えてくると思われるので、そうしたら新しい苗として植え替えます。
植え替えをするときは、1つの鉢に1つの茎だけ植えるように徹底しましょう。さし木のときは無菌のバーミキュライトを使いましたが、植え替えするときは栽培土でかまいません。根を傷つけないように丁寧に苗を取り出して、新しい鉢に植え替えましょう。
苗が鉢の中心に来るようにして、まわりにも栽培土を入れて固定させてください。ラベンダーを植え替えた後の水やりは、土が乾いたときにだけたっぷりと与えるようにしましょう。
さし木のときは日なたに近い日陰で栽培していましたが、植え替えした後は日当たりのよい場所に移動させます。しかし、いきなり日当たりのよい場所に移動させるとラベンダーを傷めてしまうおそれがあるため、1週間ごとに少しずつ日当たりのよい場所に移していきましょう。
ラベンダーを育てるときの注意点
ハーブや花を栽培するときは、1つの鉢にいくつかの花を植える寄せ植えが魅力的だと思いますが、実はラベンダーは、寄せ植えに不向きなハーブなのです。ここでは、そんなラベンダーを栽培するときの注意点について解説していきます。
ラベンダーは寄せ植えに向かない
ラベンダーは根が傷つくと枯れてしまう繊細な植物です。そのため、寄せ植えには不向きなのです。ほかの花やハーブなどと寄せ植えをすると、根どうしがからまったりして傷つくおそれが高まるからになります。
また、ラベンダーは高温多湿を嫌うハーブのため、寄せ植えには不向きともいえます。寄せ植えをするということは、ひとつの場所にラベンダーを含めたいくつかの植物を集めるということです。そのため、その場所の密度があがり、自然と高温多湿の環境に近くなってしまいます。だからラベンダーには、寄せ植えが向いていないといえるのです。
ラベンダーを育てるときは、1つの鉢に1つの苗だけ育てるのが一番理想的でしょう。それでも寄せ植えを楽しみたいという方は、ラベンダーを寄せ植えすると早く枯れてしまうおそれがあることを頭に入れておくようにしてください。
もしひとつの鉢にこだわらないのであれば、いくつかの小さい鉢にそれぞれラベンダーを植え、その鉢どうしを寄せ合わせるのもおすすめです。鉢どうしを合わせることで、ひとつのキレイなブーケのように見せることができます。これであれば、1つの鉢に1つの苗という原則を守りながら、寄せ植えの要素も取り入れて楽しむことができるでしょう。
ラベンダーの寄せ植えをする方法
ラベンダーの寄せ植えをするのに最適な時期は、3月~5月といわれています。一緒に植えたい植物の数や大きさに合うサイズの鉢を準備しましょう。さし木のときと同様に、鉢底ネット、鉢底石、栽培土を入れます。苗を植える前に、全体像を想像し、それに合うように苗を配置していきましょう。
一度植えた苗を何度も移動させると、苗が傷つくおそれがあります。そのため、植える作業は1回のみにしましょう。一番大きい苗を一番奥に配置すると、全体がキレイに見えるでしょう。寄せ植えが終わったら、水やりをして完成です。水やりは土が乾いたときに、1度しっかりとするとよいでしょう。
ラベンダーがよく育つ日当たりの加減とは
ラベンダーを健康に育てるためには、風通しのよい環境と日当たりが重要です。それはラベンダーが、高温多湿の環境を嫌うからです。また、ラベンダーは日当たりが悪いと枯れやすくなってしますので、日当たりのよい場所で育てることが大切なのです。
日当たりのよい場所をもう少し具体的に説明すると、半日以上は日の光が当たる場所で、かつ西日を避けられる場所が最も理想的といえるでしょう。ラベンダーを鉢植えする場合は、庭のどこがこの条件に当てはまるか探して、そこで栽培することをおすすめします。
大変な作業は業者に依頼するという手も
ラベンダーを栽培するときに、「大変な作業だ」「自分でやるのは難しい」と思うようなことがあれば、業者に依頼してみるという選択肢もあります。たとえば、「ちゃんと栽培しているはずなのに、なぜかラベンダーが枯れてしまう……」「花と茎を剪定すればよいのはわかるが、実際やってみると難しい……」などの悩みです。そうした悩みが生まれたときは、ラベンダーの手入れで困ることがあれば、業者に相談してみるとよいかもしれません。
弊社は24時間365日、いつでも剪定に関するご相談を承っております。ご相談をお受け次第、多数の加盟店のなかから相談を解決するのに最適な業者を手配させていただきます。加盟店の多くは調査とお見積りを無料でおこなっております。お見積りだけのご依頼でもかまいませんので、まずは一度、お電話ください。お待ちしております。
まとめ
ラベンダーは鮮やかな紫色と癒されるような優しい香りが特徴のハーブです。ハーブの女王ともいわれています。ラベンダーを育てるときは庭植えよりも鉢植えをおすすめします。鉢植えであれば、いつでも場所を移動させ常にラベンダーにとって最善な環境を作ることができます。
そしてラベンダーを健康に育てるためには、剪定作業が必須です。ラベンダーは高温多湿を嫌います。梅雨の時期はラベンダーにとっては乗り越えるべき難関というわけです。梅雨が始まる前にしっかりと花と枝の剪定をおこない、不要な枝や葉を切り、風通しをよくすることで、ラベンダーは大変な梅雨を乗り越えることができます。切り取った花はドライフラワーなどにして今度は室内のインテリアとして活用すると、室内でもラベンダーの香りを楽しむことができるでしょう。
秋には強剪定といい、強めの剪定をおこなうことが必要です。この強剪定をおこなうことで、次の年にもキレイなラベンダーの花を楽しむことができます。剪定前と比べて半分の高さになるまで剪定しましょう。可哀そうと思わず、思い切っておこなう気持ちが重要です。
ラベンダーは高温多湿を嫌うので、寄せ植えという栽培方法には不向きです。寄せ植えは1つの鉢に複数の違う種類の花を植えてそのカラフルさを楽しむ方法です。1つの鉢に複数の花を植えるということは密集度合が高くなることを意味します。密集度合が高いと高温多湿というラベンダーが嫌う環境になってしまうので、不向きです。
ラベンダーを使って寄せ植えをしたい場合は、早く枯れてしまうことを覚悟しておこなえば、一定期間は寄せ植えを楽しむことができると思われます。