ニオイヒバの剪定は必ずやろう!正しい方法・時期とは|育て方も解説

ニオイヒバ

ニオイヒバは日当たりや気温にほとんど左右されることなく、元気に成長しやすい樹木です。そのため、これから庭木を育てようと考えている方におすすめしたい樹木となっています。

しかし剪定をしないと枝や葉が生い茂ってしまい、成長を阻害してしまう可能性があるため、定期的な剪定が重要です。ニオイヒバは年に2回の剪定がよいとされています。ニオイヒバの樹形を整えたい、樹高を抑えたいといった方は、ぜひこのコラムを読んで正しい剪定方法と時期を習得してみてはいかがでしょうか。

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目次

ニオイヒバの剪定方法と時期をチェック!

ニオイヒバを含むヒバ類は、半日陰でも元気に育つほど成長力の強い樹木です。そんな成長しやすいヒバには、剪定が必要不可欠となります。ほかにも剪定が必要な理由がありますので、以下で確認していきましょう。正しい剪定方法と適期についても紹介します。

ヒバの剪定は必須!その理由は?

ニオイヒバの剪定は必ずやろう!正しい方法・時期とは|育て方も解説

ヒバは日陰でも元気に育ちやすく、病気にも強い樹木です。そのため、放置してしまうとどんどん大きく成長する特徴があります。剪定を怠ることで葉に日光があたらないと、枯れる原因になるので定期的な剪定が必要です。ヒバの剪定時期や方法を知って、定期的な手入れをしましょう。

ヒバの剪定は年2回が目安

ヒバは真夏や真冬を除いた、3~10月までが剪定の期間です。そのなかでも、ヒバの成長期にあたる5~6月の梅雨時期や、9~10月の秋がおすすめです。ヒバは剪定を放置することで約30メートルまで樹高が高くなることもあるため、芽が付き始める成長期に剪定するのがよいでしょう。樹高が高くなり過ぎないためにも、1年に1度は剪定をするのがおすすめです。

生け垣にもできるヒバの剪定方法

ヒバの剪定方法は、主に3つあります。以下でひとつずつ詳しくご説明していきます。

STEP
枯れ枝を取り除く

枯れた枝を放置すると病気や害虫が発生しやすくなるため、剪定前は枯れた枝の有無を確認して取り除きます。枯れた枝が見つからない場合でも、落ち葉や褐色している葉を見つけた際は取り除くようにしましょう。

STEP
不要な枝を間引く

ヒバは成長力が強いことから、葉と枝が茂り密集することが多いです。密集していると風通しが悪くなるので、始めに密度の高い箇所の枝を剪定しましょう。樹木を隔てて向こう側が透ける程度まで剪定するのがコツです。ヒバの木は古い枝から芽の付いた新しい枝が派生するため、古い枝を切るときは新しい枝を切らないように十分注意をしましょう。

STEP
高さを調節する

ヒバの木の樹高は、切り落とした幹の高さで決まります。「幹を途中で切ったら枯れてしまうのでは!?」と思う方もいるかもしれませんが、ヒバは切った断面から枝や葉が生えて、自然と木の天井部分(樹冠)が形成されます。樹木の高さは樹冠ができることによって制限されるため、樹高を抑えるためには幹を切ったあとの樹冠づくりが重要となるのです。

プロに剪定を依頼すると?

ヒバの剪定は自分でも可能ですが、樹高が高すぎる場合だと作業中に転落する危険性があるためおすすめはしません。ほかにも、樹高が高く剪定がしづらいことでけがや事故に遭いやすくなるので、剪定が難しい、心配などといった場合は業者に剪定を依頼しましょう。

剪定業者による費用は、日当制と単価制の2パターンにわかれていることが多いです。単価制の場合は樹木の高さによって費用が異なるので注意をしましょう。詳しい費用に関しては、業者に一度確認することをおすすめします。以下が業者の費用相場です。

日当制

おおよそ15,000~30,000円
時給制の場合だと、1時間あたりおおよそ2,000~3,000円

単価制
  • 低木:人間の背丈ほどの樹木(約2メートル前後)
    おおよそ3,000~5,000円
  • 中木:約3メートルまでの樹木
    おおよそ6,000~10,000円
  • 高木:約3メートル以上の樹木
    おおよそ15,000~25,000円

弊社では、無料で電話相談を承っています。24時間、いつでもご相談に対応させていただくことが可能ですので、お気軽にご相談ください。弊社の加盟店の多くは、無料でお見積りをおこなっております。「見積りだけでも依頼したい……」といったご依頼も、快くお引き受けいたしますので、ぜひ一度ご相談ください。

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ニオイヒバを育ててみよう!

ニオイヒバは枯れにくく、病気の心配も少ない樹木なので、初めて庭木を育てる方でも比較的簡単に手入れができます。ここからは、そんなニオイヒバを元気に育てるためのコツや増やし方などに関してみていきましょう。

育てる場所は?

ニオイヒバの剪定は必ずやろう!正しい方法・時期とは|育て方も解説

ニオイヒバは半日陰でも育つ樹木ですが、葉が枯れやすくなるため日当たりのよい場所で育てるのがポイントです。枯れた葉はそのままにせず、取り除くようにしましょう。また、耐寒性と耐暑性どちらにも優れているという特徴があるため、育てる際の気温の心配はほとんど必要ないでしょう。

水・肥料を与える頻度

ニオイヒバを健やかに育てるためには、水やりと肥料をどれほど与えるか注意しなければなりません。以下で、詳しくご説明します。

水やりの頻度

ニオイヒバは土が乾いたときに水やりをおこないます。鉢植えで育てる場合は、植え付けから約2年間は水やりの必要がありません。しかし地植えで育てる場合は、水切れが起きると枯れてしまう恐れがあるので夏場は十分注意をしましょう。冬の寒い時期は土が乾いて数日してからあげるのがおすすめです。

肥料の頻度

肥料は鉢植えの場合、冬の2~3月の一度に加えて10月にも与えましょう。地植えで育てる場合は生育が十分でないと感じたときに、鉢植え同様10月に与えます。ニオイヒバは肥料が少ないと、生育不良になってしまうので気を付けましょう。

ニオイヒバは増やせる?

ニオイヒバは成長力が強いため、切った枝を土に挿すことで増やす(挿し木)ことが可能です。挿し木にする際は、切り口を斜めに整えることで水が浸透しやすくなります。2時間ほど水に浸けたら、用土を入れた鉢植えに挿しましょう。挿し木の適期は2~3月です。

ニオイヒバはミノムシに要注意!

ニオイヒバは病気の発生は比較的少ない樹木ですが、ミノムシには注意が必要です。ミノムシは春と夏に発生しやすく、葉を食害してしまいます。ミノを発見したら中身が空であっても放置せず、取り除くようにしましょう。放置してしまうと、雌がミノのなかに卵を産み付けてしまうので要注意です。

ニオイヒバの葉が変色、原因は何?

ニオイヒバの葉が変色して枯れる理由には、役目を終えて古くなったということのほかに、剪定方法や時期を間違えたこともあげられます。ニオイヒバを枯らさないためにも、剪定方法をしっかり把握することが大切です。

枯れ葉は落葉するものもあれば落ちずに付いている場合もあるので、枯れ葉を見つけた際は手ではらう、またはホウキなどで掃き掃除をして取り除きましょう。正しい剪定方法で手入れをしたい場合は、プロに剪定を任せてみるのもおすすめです。

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意外と知らない?ニオイヒバの品種をご紹介

ニオイヒバには似た品種がいくつかあるのをご存知でしょうか。ここでは、ニオイヒバの品種をいくつか紹介していきます。これから育てようか考えている方や、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

ニオイヒバ・グリーンコーン

基本種であるニオイヒバと比べて樹高が3~5メートルと低めです。さらに樹形が横に広がりにくい特性なため、手入れがしやすい樹木となっています。しかし、ニオイヒバと同じく成長力は早いため、定期的な剪定が必要です。

ニオイヒバ・スマラグ

樹高が約15メートルと高めの樹木です。ですが園芸用の品種や鉢植えで育てる場合、約1メートルと小ぶりな種類もあるので、比較的育てやすい樹木となっています。鉢植えで育てる際は定期的な剪定が必要ありません。数年に一度剪定をすることで、樹形を細く整えることができます。

ニオイヒバ・ヨーロッパゴールド

ニオイヒバのヨーロッパゴールドは、列のように植物を並べる列植に向いている樹木です。街路樹を作りたい方や、目隠しとして樹木を植えたい場合におすすめの樹木となります。しかし1年間で約30センチ成長するため、定期的な剪定が必要です。

ニオイヒバの品種は成長が早いので、定期的な剪定が必要不可欠となります。剪定する時間がなかったり、キレイに樹形を整える自信がなかったりする場合は、一度剪定業者に相談・見積りを出してみてはいかがでしょうか。

弊社は、年中無休で稼働しているコールセンターを設けております。剪定に関してお悩みのことがございましたら、ご都合のよい時間帯にご連絡ください。ご相談いただければ、弊社に多数加盟しているプロの剪定業者のうち、お悩みを解決するのに最適な業者を手配させていただきます。ご連絡お待ちしております。

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