カーネーションをきれいに育てたい場合は、日々の手入れが欠かせません。
特に剪定は鮮やかなカーネーションを育成させるのにもっとも重要な作業です。
そこで本記事では、カーネーションを上手に育てるための剪定方法や花の増やし方、日々の手入れなどをご紹介していきます。
もしカーネーションの育成に不安がある方は、業者に依頼してみてもよいですね。
ぜひ最後まで読んでみて、カーネーションをきれいに育ててみましょう。
カーネーションの剪定方法
ここではカーネーションの剪定方法についてご説明していきます。
カーネーションの不要な枝などが密生して見た目が悪くなっている場合などは、ぜひ参考にしてみてください。
剪定とは切り戻しのこと
剪定と切り戻しはほとんど同じ意味をもっており、どちらも伸びすぎた枝や葉などを切って樹形を整える作業のことをいいます。
カーネーションの手入れは切り戻し剪定のほかに、摘芯という作業をおこなう必要があります。
花前に摘芯する
摘芯とは、新たに成長した芽の先を剪定バサミでカットする作業のことをいいます。
摘芯をおこなうことによって、わき芽が増え、たくさんのカーネーションを咲かせることができるのです。
具体的には、カーネーションを植えて10~20cmほどの高さに成長したら、株元から5~6節くらいの場所で芽の先をカットするとよいでしょう。
摘芯をおこなうときの注意点としては、植えてからできるだけ早い段階でおこなうことや、むやみに摘芯し過ぎないようにすることです。
剪定のタイミング
カーネーションを剪定する時期は、花が咲き終わる6月中旬ごろと10月中旬ごろがよいでしょう。
開花が終わる時期に剪定をすることで、次の開花時期にきれいな花を咲かせることができるようになります。
剪定方法
すべての茎を半分くらいの位置から切り戻して剪定をしてください。
まだ花が咲いている場合でも思い切って剪定して、その花は花瓶などに飾っておくとよいでしょう。
カーネーションの増やし方
ここではカーネーションを増やす方法について解説していきます。
カーネーションは挿し木や種まきをすることで増やすことが可能です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
挿し木で増やす
挿し木とは、成長している茎を切り取って、カットした部分を土に挿して増やしていく方法のことをいいます。
カーネーションの挿し木をおこなう場合は、基本的に4月~6月の春の時期か9月~10月の秋の時期におこないましょう。
具体的な挿し木の手順は以下の通りです。
- 主茎から伸びた若い茎を10cm~15cmくらいカットする
- カットしたら、先端についている葉を数枚残してほかの葉はすべて取り除く
- カットした茎の切り口を2~3日間水に浸けておく
- 挿し木用の土に切り口が潰れないように挿す
- 土が乾燥しないように受け皿に水をためておき、半日陰になっている場所に置いて管理する
- 1ヵ月くらいで発根するので、発根したら鉢や庭に植え替える
挿し木用の土としては、川砂やバーミキュライトなどが含まれた土を使用するとよいでしょう。
品質のよい土を使うことによって、植物の発芽を促進させることができます。
種まきをして増やす
カーネーションは種まきで増やすことも可能です。
種まきに適した時期は9月ごろがよいでしょう。
具体的な方法としては、育苗箱や育苗トレーなどに土を入れ、そこに種が重ならないように種をまきます。
そして、少し種が隠れるくらい土をかぶせましょう。
そして、できるだけ根が張るように、月1~2回くらいは肥料を与えてください。
芽が出て成長してきたら、3~4月ごろの春の時期を目安に鉢に植え替えて、本格的に育てていきましょう。
知っておきたい!カーネーションの生態の基本
ここでは、カーネーションを育てるうえで、必要な手入れについてご紹介していきます。
きれいなカーネーションを育てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
栽培環境
カーネーションは日当たりがよい場所を好みます。
そのため、太陽がよく当たる窓辺や屋外などに置いて育てるとよいでしょう。
十分に日光を当てないと、葉の色が変色してしまい見た目もよくなくなってしまいます。
太陽が出ている昼間などは外に出してあげましょう。
しかし、カーネーションは高温や乾燥に弱いため、真夏の時期などは直射日光を避け、1日のうち数時間だけ日光が当たる場所に置いておくことをおすすめします。
また、寒さにも弱い傾向があるため、寒い真冬の時期は日当たりのよい場所に置いて育てるとよいでしょう。
水やり
カーネーションを鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾いてきたのを目安に、たくさん水を与えてください。
しかし、カーネーションは湿気に弱いため、水を与えすぎると根が腐ってしまうことがあります。
また水を与えるときは、花やつぼみに直接かからないように茎の根元から与えてあげましょう。
肥料
カーネーションが成長するまでは定期的に肥料を与える必要があります。
肥料を与える頻度は肥料の種類によって異なります。
化成肥料を与える場合、1ヵ月に1~2回程度のペースでおこなうとよいでしょう。
液体肥料を与える場合は、1週間に1回程度の頻度で与えましょう。
病気
開花シーズンが終わった花をそのまま放置しておくと、灰色かび病と呼ばれる病気にかかってしまうことがあります。
灰色かび病は春から梅雨、秋から初冬にかけての時期に発症することが多いようです
灰色かび病の初期症状としては、花や葉、果実などに淡褐色の斑点があらわれます。
そして斑点が大きくなると、その部分が枯れ腐敗して灰褐色のカビに覆われてしまうのです。
放置しておくと花全体が枯れることがあるので、病気を見つけたらすぐに対処するようにしましょう。
害虫
カーネーションに見られる代表的な害虫としてアブラムシが挙げられます。
アブラムシはおもに3月~5月ごろに姿を現します。
アブラムシは、植物の水分を吸い取って、植物を弱らせるはたらきをする害虫です。
また、アブラムシはウイルスを運んで植物に移すことで、病気を感染させる役割もあるため、発見したらすぐに駆除しましょう。
もし、カーネーションの手入れが不安な方は、業者に依頼してみるとよいです。
弊社にお電話をいただくことで、よりリーズナブルなプランをご紹介することができます。
まずは一度お電話してみてください。
まとめ
カーネーションの剪定は、基本的に6月中旬や10月中旬ごろにおこないます。
おもに、長く伸びた枝や茎を切って樹形を整える、切り戻しと呼ばれる剪定をおこなうのがよいといわれています。
また、カーネーションを増やしたい場合は、挿し木や種まきをして、成長してきたら鉢などに植え替えて育てていくとよいでしょう。
特に、カーネーションをきれいに育てるためには、剪定作業や日々の手入れが欠かせません。
そのため、育てているカーネーションに枝や葉や密集してどこを切ればよいのかわからない方は、一度業者に相談してみることをおすすめします。