「銀杏の木はいつどのように剪定すればいいの?」
「銀杏の木の育て方のコツは?」
当記事を読めばこのような疑問がまるっと解決します!
なぜなら、銀杏の木の剪定時期や手順から育て方まで、初心者がぶつかりやすい疑問をわかりやすく解説しているからです。
剪定方法は図解も交えて解説しているので、具体的な手順がイメージしやすくなっています。
今回は、特に以下のポイントをメインにお伝えします。
- 剪定時期は落葉後と新芽が芽吹く直前
- 剪定では4つの方法を使い分ける
当記事を読めば、銀杏の木の剪定時期や方法がよくわかり、すぐに実践できます!
正しい剪定をして銀杏の木を健康的に育てて、秋にきれいな紅葉を楽しみましょう。
銀杏の剪定時期は年2回
銀杏の剪定時期は落葉のシーズンである11月ごろと、新芽が芽吹く準備をはじめる2~3月の年2回を目安におこないましょう。とくに落葉後の剪定では、葉が落ちて剪定すべき枝が分かりやすくなります。
なお、反対に夏は剪定を避けてください。夏は樹木に負担がかかりやすい時期なので、剪定によって樹木が弱ってしまいます。
銀杏の剪定方法は4パターン
銀杏の剪定では「武者立ち」という、幹から多くの細い枝が伸びてほどよい大きさにまとまった樹形にしていきます。
武者立ちをするためには、「摘心・切り詰め・透かし・切り戻し」の4種類を使い分けるのです。それぞれの剪定方法について解説しましょう。
芯止め
摘心とは、上へ伸びていく幹の頂点にある「生長点」を切ることで、幹の生長を止めることをいいます。幹の頂点をよく確認してから、剪定バサミなどで丁寧に切り取りましょう。摘心を1回おこなえばそれ以降幹が上へ伸びることは基本的にありません。
切り詰め剪定
芯止めとは、上へ伸びていく幹の頂点にある「生長点」を切ることで、幹の生長を止めることをいいます。幹の頂点をよく確認してから、剪定バサミなどで丁寧に切り取りましょう。芯止めを1回おこなえばそれ以降幹が上へ伸びることは基本的にありません。
切り詰め剪定とは、樹木を小さくまとめるために太い枝をある程度の位置で切ることです。切り詰め剪定をするときは、太い枝に生えている芽よりも少し上を狙って切っておくのがコツ。そうすると、芽が枯れるのを防ぎやすくなり、新しい枝の生長をサポートできます。
透かし剪定
風通しや日当たりをよくするために、不要な枝を切っていく剪定方法です。たとえば枯れた枝や真上や下方に向かって生えた枝、ほかの枝と交差している枝などは、付け根を狙って切り落としましょう。なお、透かし剪定は摘心と切り詰めをしてから翌年におこないます。
切り戻し剪定
切り戻し剪定は、剪定後に新しく伸びた枝を元通りにするように切る方法のことをいいます。切り戻しは枝の先端部分を軽く切るようにしていきます。なお、切り戻し剪定は銀杏の樹形がある程度整った段階でおこなうようにしましょう。
銀杏の剪定が大変なら業者依頼しよう
銀杏の木は大きく育ち、幹も太くなります。
そのため、慣れない方が剪定するのはとても大変です。
特に「芯止め」は高所作業になるうえ、不安定な場所で作業しなければならないので、思わぬケガをしたり事故につながる危険もあります。
少しでも不安を感じたら、安全のためにも剪定のプロに作業を依頼しましょう。
当サイト「剪定110番」は全国に加盟店があるので、銀杏のような大きな木の剪定が得意な業者をご紹介できます。
まずは24時間365日受付の相談窓口にお問い合わせください。
剪定業者の費用相場
弊社加盟店の実績から算出した木の高さごとの剪定単価の相場は次のとおりです。
木が大きくなるほど剪定費用も高額になります。
また、大きな木の剪定では高所作業車などの費用が別途かかることもあります。
まずは複数社から見積りをとり、比較してみるのがおすすめです。
剪定110番加盟店では現地調査、お見積りが無料※です。
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どれくらい費用がかかるのか知りたい方は、ぜひいちど当サイトをご利用ください。
銀杏を健康的に育てる3つのポイント
銀杏は病気や害虫に比較的強く、多少過酷な環境でも耐えられるほど丈夫な植物です。だからこそ、排気ガスの多い町中の街路樹として採用されている面もあります。
しかし、油断して栽培管理をおこなっていると、銀杏が弱ってしまうこともあるでしょう。ここでは、銀杏を健康的に育てるための栽培方法を解説していきます。
銀杏に最適な栽培環境を整える
先ほども伝えたとおり、銀杏は丈夫な植物です。そのため、日当たりに注意しながら植えておけば、十分に育つことができます。
なお、銀杏は乾燥を嫌うため、用土は乾燥がしにくいものを選ぶのがベスト。赤玉土や腐葉土を混ぜた土を用土として使用するのがよいでしょう。
また、よく伸びて大きく根が広がる樹木なので、庭植えをする際は注意が必要です。できるだけ広いスペースにて栽培し、銀杏の剪定をして樹高を調整しておく必要があります。高さに気をつけておかないと銀杏の木が近所迷惑となり、伐採せざるを得なくなるので注意するようにしてください。
水やりの頻度は地植えと鉢植えで異なる
しっかりと地面に根付いた銀杏は、庭植えなら基本的に雨水だけで十分に育つことができます。水の与えすぎは逆効果となりますので、乾燥しやすい夏や雨がほとんど降らない時期などの例外を除いて水やりをおこないません。なお、真夏の時期では土の状態を確認し、極端に乾いていたタイミングにたっぷりと水を与えていきます。
また、鉢植えの場合は定期的な水やり管理が必要です。鉢の土を確認して乾いてきたのを確認してから水やりをおこないましょう。
追肥は1~2年に1回程度でOK
銀杏は肥料がなくとも十分に育つことができる植物であるため、追肥は頻繁におこなう必要がありません。1~2年間隔を目安として、冬の時期にリン酸が多く含まれる肥料を与えておくとよいでしょう。
また、窒素分を多く含む肥料は、銀杏の葉が黄色になるのを邪魔してしまうため、与える前に肥料の成分について確認するようにしてみてください。
当サイト「剪定110番」では、剪定だけでなく、庭や庭木に関するご依頼に幅広く対応!
全国にある加盟店のなかから、庭木の手入れや害虫駆除など、ご希望の作業に対応可能な業者をご紹介します。
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銀杏の木は「挿し木」で増やせる
銀杏の木をもっと増やしたい場合は苗の購入より、銀杏の剪定で使った枝で発根し栽培する「挿し木」をおこなうのがよいでしょう。銀杏の苗は相場が高い傾向にあるためです。ここでは、挿し木の時期と手順について解説していきます。
挿し木の時期と手順
銀杏の挿し木は、3~4月ごろが適期となっています。挿し木に利用する枝は、長さが20cm以上で直径2cmほどの太さのものがよいです。剪定バサミと土を用意して、以下の手順で挿し木をおこなっていきましょう。
- 枝の先端から15~20cmほどの位置で斜めに切る
- 切り口付近にある葉を取り除く
- 用土を入れた鉢に枝を挿しておく
- 乾燥に気をつけながら水やりをして栽培する
- 根が生えて丈夫になってきたら植え替えをする
また、挿し木で増やした銀杏の木を鉢植えや盆栽として育てることも可能です。栽培管理や銀杏の剪定をしっかりとおこないながら、銀杏のきれいな葉を楽しんでみましょう。