「ボケはいつどのように剪定するの?」
「ボケの剪定を成功させるコツは?」
当記事ではボケ剪定に関するこのような疑問を徹底解説!
剪定時期や手順などの基本事項から、育て方や盆栽の作り方まで詳しく載っているので、初めてボケを育てる方にも役立つ内容になっています。
特に以下の内容をメインにお伝えします。
- 剪定時期は花後と落葉後
- 花後は咲いた花を摘み取り、枝を切り詰める
- 落葉後は不要な枝を切ってすっきりさせる
当記事を読めば、ボケの剪定時期や方法などがわかり、すぐに実践できます!
正しく剪定してボケを元気に育てて、きれいな花を咲かせましょう。
剪定時期は花後と落葉後の年2回
ボケの剪定は、まず花が咲き終わった4月下旬~6月ごろ(花後)におこないましょう。
花後の剪定では咲いた花を摘み取り、枝を切り詰めて新芽の生長を促します。
さらに、葉が落ちた11〜12月ごろにも剪定しましょう。
落葉後の剪定では不要な枝を切ってすっきりさせ、開花に備えます。
ボケを剪定する手順
ボケの剪定手順は花後と落葉後で異なります。
以下で、それぞれの剪定手順を詳しく解説します。
なお、ボケの枝にはトゲがあるので、ケガしないように軍手をして作業しましょう。
花後の剪定(4月下旬~6月)
まずは咲き終わったボケの花を、剪定バサミを使って取り除きましょう。
花を切っておかないと、花に養分をとられて木が弱ってしまうからです。
ボケの実も楽しみたい場合も花の数が多いと木が弱ってしまうので、枝1本に対して1~3個程度の花を残し、残りは摘んでおきましょう。
花を取り除いたら、花芽を2、3芽ぐらい残して、長く伸びた枝を根本から3cmくらいまで短く切りましょう。
花芽は長い枝にはつきにくいので、剪定して新しく短い枝を伸ばすことで花芽がつきやすくなります。
さらに、他の枝と重なったり内側を向いたりして、樹形を乱している枝も短く切っておきましょう。
ボケの花後の剪定手順は、以下の動画も参考にしてください。
落葉後の剪定(11~12月)
落葉後の剪定は、枯れた枝や樹形を乱す枝などを切って全体をすっきりさせ、開花に備えましょう。
花芽の付いていない枝は1cm程度まで短く切り、風通しをよくしておきましょう。
また、花芽が膨らんだつぼみがついている長い枝は、つぼみを残して根本から10cmくらいまで切り詰めましょう。
剪定業者にお任せするのもひとつの手
ここまでご紹介したように、ボケの剪定は時期と手順をしっかりと把握しておけば、そこまで難しいものではありません。
しかし、ガーデニングが初めての方は、切るべき枝の見極めに苦戦するかもしれません。
「ボケの剪定が難しい」
「枝を切る時間がない」
という場合は、プロの剪定業者に任せてみるのもひとつの手です。
当サイト「剪定110番」は全国に加盟店があるので、ボケの剪定が得意な業者をご紹介できます。
加盟店の現地調査やお見積りは無料※です。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
また、正式な契約前であればキャンセルも可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
ボケの栽培管理のポイント
ボケの花を毎年楽しむためには、適切な栽培管理をおこなうことも大切です。
栽培管理のポイントは3つです。
- 夏の強い日差しと乾燥に注意
- 水やりは根付くまでこまめにおこなう
- 適度に肥料を与える
では、上記のポイントを詳しく解説します。
夏の強い日差しと乾燥に注意
ボケは日当たりのよい場所を好む植物です。
ただし、夏の強い日差しは葉が枯れたり、つぼみが落ちたりする原因になるので、1日の半分くらい日があたる場所が望ましいです。
また、ボケは乾燥を嫌うため、用土は水もちのよさを重視して選びましょう。
具体的には、赤玉土をメインに腐葉土を混ぜたものが最適です。
用意できなければ、庭木や花木用の培養土でもOKです。
水やりは根付くまでおこなう
ボケの水やりは、根がしっかりと根付くまで根気よくおこないましょう。
地面の土を目や指で確認して、乾いてきたらたっぷりと水やりをしましょう。
特に夏の時期は乾燥しやすいため、1日1〜2回を目安にしてください。
反対に、冬の時期は土が乾きにくいので2〜3日に1回で十分です。
ボケの根がしっかりと根付いたら、その後は雨水だけでしっかり育ちます。
鉢植えは地植えよりも土が乾きやすいので、こまめに土の状態を確認して、乾いていたらその都度水やりをしてください。
ボケの栽培では肥料も重要
ボケの健やかな生長と開花準備のために、施肥もおこないましょう。
地植えの場合は2月に寒肥として、ゆっくりと効く緩効性肥料、または有機肥料(油粕など)を与えましょう。
ボケの実を楽しみたい場合は、9〜10月ごろにも緩効性肥料を与えるとよいです。
鉢植えの場合は花後の4~5月にお礼肥として緩効性肥料を与え、9~10月にもういちど与えましょう。
ボケを挿し木や盆栽にしてさらに楽しむこともできる
ボケの花や樹形をさらに楽しみたい方は、挿し木や盆栽がおすすめです。
ここでは、ボケの挿し木の手順や盆栽の作り方を解説していきます。
ボケを挿し木で増やす方法
ボケの挿し木をするなら、花後と真夏を避けた9〜10月がおすすめです。
挿し木で使用する枝は、その年伸びた新しい枝を選びましょう。
今年伸びた枝にはまだ花芽がついていないからです。
では、以下の手順にしたがって挿し木してみましょう。
- 枝を10~15cmほどの長さに切る
- 容器に水を入れ、枝を2~3時間浸ける
- 新しい鉢に土を入れ、枝を挿し込む
- 鉢底からあふれるくらいたっぷり水を与える
- 根が生えるまで育てる
根が生えてきたら十分に生長するまで栽培を続けましょう。
その後、新しい鉢を用意して植え替え、引き続き育てていきましょう。
植物の挿し木のやり方をまとめた動画もご覧ください。
ボケの盆栽を作る手順と注意点
挿し木して育てたボケは盆栽としても楽しめます。
あまり大きくならない植物で、実やよい香りのする花が咲くので、室内飾りにもおすすめです。
では、盆栽を作るときに必要なものと手順を解説します。
盆栽作りに必要なもの
盆栽作りに必要なものは以下のとおりです。
※価格は2022年12月22日時点の情報です。
- 盆栽用の鉢
-
盆栽鉢 長角マド入 青色
価格 1,573円 - 鉢底ネット
- 鉢底石
- 盆栽用の土
-
プロトリーフ 盆栽の土 2L
価格 334円 - 盆栽用の針金
-
盆栽用 針金 3個セット 各10m
価格 1,380円 - 盆栽用肥料
-
盆栽妙 肥料 盆栽用 小粒 200g
価格 612円 - 剪定ばさみ
ボケの盆栽の作り方
挿し木して育てた苗から盆栽を作る基本の手順は以下のとおりです。
ボケの枝にはトゲがあるので、軍手をして作業すると安全です。
- 鉢に鉢底ネットと石を敷く
- 盆栽用の針金を容器に通す
- 苗の土を軽く落とし、長すぎる根は切って整える
- 苗を盆栽用の鉢に入れる
- 盆栽用の土を被せる
- 肥料を撒き、鉢底からあふれるくらいの水を与える
生長後きれいな形になるように、針金かけもおこないましょう。
針金かけをすることで枝を好みの位置や向きに整えることができます。
目指す樹形が決まったら、太い幹に針金をかけ、そこから枝を伸ばしたい方向に向けて針金をぐるぐると巻きましょう。
余った針金はニッパーで切りましょう。
ここまでの手順を解説している動画があるので合わせてご覧ください。
※動画では石づきにしていますが、石がなくても盆栽作りに支障はありません。
庭木の剪定は剪定110番にお任せください
「剪定で失敗して枯らしたくない」
「大きな木で剪定が難しい」
こんなお悩みは当サイト「剪定110番」にご相談ください。
剪定110番では、全国にある加盟店が日々お客様の庭木のお悩みを解決しています。
ご依頼は庭木1本からOK!
また、現地調査・お見積りは無料※です。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積もりに費用をいただく場合がございます。
まずはお気軽にお問い合わせください。