「グミの木はいつ、どうやって剪定したらいいの?」
「収穫した実は食べられるの?どうやって食べたらいいの?」
などの疑問を抱えていませんか?
グミの木は常緑種と落葉種の2種類があり、それぞれ剪定時期や方法、お手入れ方法などが少し異なるのでご注意ください!
間違った剪定やお手入れをしていると、実をつけられなかったり枯れてしまったりするおそれがあります。
この記事ではグミの木の剪定方法や剪定のタイミングを種類別に詳しくお伝えしています。
また、基本のお手入れ方法や実の食べ方についても解説しているのでぜひ参考にしてください。
この記事を読んでいただければ、グミの木を適切な時期に正しい方法できれいに剪定し、元気に育てることができます。
【グミの木】種類ごとの剪定時期と方法を把握しよう
この章では、種類によって異なるグミの木の剪定時期と方法を解説します。
ぜひ参考にしてください。
グミの木の種類と剪定時期
グミの木には大きく分けて「常緑種」と「落葉種」があります。
剪定に適した時期が異なるので、それぞれ確認していきましょう。
常緑種
常緑種にはナワシログミやツルグミなどあり、生垣に使用されることが多い種類です。
剪定に適している時期は、実を収穫したあとの6〜7月になります。
落葉種
落葉種にはビックリグミ(ダイオウグミ)やナツグミなどの種類があります。
剪定に適している時期は、落葉し休眠期に入る12〜2月です。
剪定方法
剪定方法も種類ごとによって若干異なります。
グミの木にはトゲがあるため、剪定する際は刺さらないように厚めの手袋を装着してください。
剪定で使う主な道具は以下のとおりです。
- 剪定ばさみ
- 剪定のこぎり
- 脚立
常緑種の剪定方法
生垣として利用される常緑種のグミの木は、樹形を整える「刈り込み」で剪定します。
まずは、刈り込むグミの木が完成したあとの樹形をイメージしておきましょう。
イメージしたら、樹形を整えるために少しずつ剪定バサミで切っていきます。
最初にイメージした樹形になったら完成です。
剪定後は、切った枝葉をほうきで集めゴミ袋に入れて処分するようにしてください。
落葉種の剪定方法
落葉種のグミの木は、混み合って日当たりや風通しを悪くしている枝葉を剪定バサミや剪定のこぎりで切っていきます。
切り取る枝は、幹に向かって生えている枝や枯れて弱っている枝などです。
それらの枝を根元から切り取っていきます。
ある程度切り終えたら、グミの木全体の樹形を確認し、はみ出している部分がある場合は表面に沿って切りそろえていきましょう。
枝を切ったあとは、枝葉をゴミ袋に入れて処理します。
業者に剪定を依頼するのもひとつの手段
グミの木の剪定は自分でおこなうことができますが、正しい時期と方法でおこなわなければ枯れてしまうおそれがあります。
少しでも剪定時期や方法に不安がある場合は無理におこなわず業者に依頼しましょう。
業者はさまざまな植物の剪定をおこなっており、植物に関する知識も豊富なためグミの木を枯らしてしまう心配が少なくなります。
しかし、業者をどうやって探せばいいか悩んでしまう方も多いかと思います。
業者探しや業者選びでお悩みの方は一度弊社の【剪定110番】までお問い合わせください。
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グミの木の栽培方法
グミの木に実をつけるためには、育て方にも気を付けなくてはいけません。
ここではグミの木の栽培方法について以下の5項目をお伝えします。
- 栽培環境
- 水やり
- 肥料
- 植え替え
- 注意すべき害虫
収穫時期に実を付けられるよう、ぜひ参考にしてください。
栽培環境
グミの木は常緑種・落葉種ともに水はけがよく、日の当たる場所で育てましょう。
また、グミの木はどの品種も暑さや寒さに耐えることができるので、日差しや防寒などの対策をする必要はありません。
水やり
水やりの方法やタイミングは鉢植えか地植えかで異なります。
グミの木はやや乾燥に弱いので、それぞれ確認していきましょう。
- 鉢植え
-
グミの木を鉢植えで育てている場合は、基本的に土が乾いたら水をたっぷり与えます。
夏場は1日2回(朝夕)水やりをおこない、水が切れないようにしましょう。 - 地植え
-
地植えの場合は、植え付けのときに水をたっぷり与えます。
そのあとは降雨で十分成長するので水やりは必要ありません。
ただし、日照りが長期間続く場合は土の乾き具合を確認し、乾燥していれば水を与えるようにしましょう。
肥料
グミの木はあまり肥料を必要としない植物ですが、肥料を与えると生育や実つきがよくなります。
肥料を与える場合は2〜3月に寒肥としておこなうのが効果的です。
また、常緑種は10~11月、落葉種は9~10月の花が咲き終わった後にお礼肥として緩効性肥料を与えるのもよいでしょう。
- 緩効性肥料
-
施肥した際に肥料効果が現れ、その肥料効果がある程度の期間持続する肥料のこと。
鉢植えは植え替えが必要
鉢でグミの木を育てている場合は、根詰まりを起こさないために植え替える必要があります。
植え替える時期も、常緑種と落葉種で異なるため注意しましょう。
植え替え時期
鉢でグミの木を育てている場合は、根詰まりを起こさないために植え替える必要があります。
植え替える時期も、常緑種と落葉種で少し異なります。
- 常緑種
-
植え替え時期は、新芽が生育を始める3月ごろがおすすめです。
この時期であれば、少し根が傷ついても回復してくれます。 - 落葉種
-
植え替え時期は、休眠期に入った12月〜2月になります。
この時期は春に新芽や花芽を出すために力を蓄えているため、グミの木が弱りにくいです。
寒さが厳しい場合は弱ってしまうおそれがあるため避けるようにしましょう。
植え替え方法
植え替え方法は常緑種と落葉種は同じですので、以下の手順を参考におこなってみましょう。
植え替えを始める前に必要なものを準備します。
- 今の鉢よりひと回り大きめの新しい鉢
- 鉢底ネットと鉢底石
- 土(市販の培養土でOK)
- はさみ
- 新しい鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷き、土を入れる
- 古い鉢からグミの木を取り出し、腐っている根などをはさみで切り取る
- 新しい鉢にグミの木を植えて、まわりに土を入れていく
- .鉢の底から水が出るくらい水を与えて植え替え完了
注意すべき害虫
グミの木は基本的に病気や害虫は発生しない植物です。
しかし、お庭で育てる場合、アブラムシが発生することがあるので注意しましょう。
アブラムシは1〜4mmほどの大きさで、植物の養分を吸う害虫です。
1匹だからといって油断していると、繁殖力が強いためあっという間に増えてしまい、植物を枯らしてしまうおそれがあるため、1匹でも発見した際は早めに駆除しましょう。
アブラムシの駆除方法を以下にまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
歯ブラシでアブラムシを落とす
アブラムシを使わない歯ブラシなどでこすり落とします。
この方法をおこなうときは、こすり落としたアブラムシを入れる容器を準備しましょう。
アブラムシが地面に落ちると、再度植物に上ってくるおそれがあるからです。
また、新芽など柔らかい部分は歯ブラシだと植物を傷つけるおそれがあるため避けるようにしましょう。
石鹸水を散布する
石鹸を水に溶かし、アブラムシが発生しているところに散布します。
散布後10分ほど待ち、葉から落ちていたり、動かなくなっていたりしたら駆除成功です。
その後、雑菌が繁殖してしまわないように、水で洗い流すことを忘れないようにしましょう。
殺虫剤を散布する
アブラムシが大量発生している場合は、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
植物の種類などによって使用する殺虫剤が異なるため、使用する前に必ず容器に記載されている使用方法などを確認するようにしてください。
収穫した実を食べてみよう
グミの実をうまく育てると、花が咲き終わったあとに赤い実をつけます。
収穫する時期としては、5〜7月ごろです。
赤く熟したものを順々に収穫し、袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
生でグミの実を食べる場合は、1週間ほどを目安にして食べるようにしてください。
グミの実は日持ちしないため、1週間ほどで食べきれない場合はジャムや果実酒にすることをおすすめします。
そのほかにも、お菓子に入れてみたり、裏ごししたグミの実に塩とレモン汁を混ぜてドレッシングにしたりするのもよいでしょう。
剪定やお手入れ方法で悩んだら剪定110番までご連絡ください!
グミの実を楽しむためにも、お手入れを忘れずにおこなうことが大切です。
もし、剪定するのに自信がないときは、業者に任せましょう。
剪定110番には経験豊富な剪定のプロが数多く加盟しています。
お客様のご要望をしっかりお聞きし、ピッタリのプロをすぐに手配いたします。
無料の相談窓口は24時間【受付】対応可能ですので、早朝でも深夜でもお客様のご都合のいいときにいつでも気軽にお問い合わせください。