マンゴーの剪定は、基本的に9月ごろに実を収穫した後におこなうようにしましょう。収穫した後に剪定をおこなうことで、次に実を付ける際の準備をおこなうことができるためです。
この記事では、マンゴーの剪定方法や栽培方法などについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、弊社にご連絡いただければ、マンゴーの剪定や栽培を熟知している業者をご紹介いたします。
マンゴーの剪定方法
マンゴーは、放置していると枝葉が密集しやすい植物です。そのため、正しい剪定方法を理解して、マンゴー全体の風とおしをよくしてあげることが大切です。この項目では、マンゴーの剪定方法についてご紹介します。
剪定に必要な道具
マンゴーの剪定をおこなう前に、剪定に必要な道具がそろっているか確認しておきましょう。マンゴーの剪定に必要な道具は、以下のとおりです。
- 軍手
- 剪定ばさみ
- 癒合剤
剪定ばさみやマンゴーの枝葉で手をケガしないように、軍手を装着して作業をおこなってください。剪定ばさみは植物の枝葉を切るのに特化したはさみです。癒合剤は、枝を切った傷口に塗ることで乾燥や雑菌の侵入を防ぐ薬剤です。いずれもホームセンターや園芸店などで販売されています。
マンゴーの剪定時期
マンゴーの剪定は、9月が最適な時期となっています。9月のマンゴーは、しっかりと実が生長した状態となっており、収穫に最適な時期です。また、マンゴーの実を収穫した後の枝は「果痕枝(かこんし)」と呼ばれ、後々新芽が出てくる枝となっています。
そのため、9月に実の収穫と剪定を同時におこなうことで、果痕枝と剪定で整えた枝の両方から同時に新芽を出させることができるのです。
基本は切り戻しと間引き
マンゴーの剪定では、おもに「切り戻し剪定」と「間引き剪定」と呼ばれる方法で作業をおこなっていきます。切り戻し剪定とは、枝を途中で切って、残った部分から新しい枝を出させる剪定方法です。
マンゴーの場合、主幹を40cm程度の高さで切ることで、新たな主枝を何本か出すことができます。マンゴーは自然のままで枝分かれをしない植物であるため、この切り戻し剪定をおこなって枝分かれを促してあげることが大切です。
一方の間引き剪定とは、混んでいる枝を根元から切り落として、全体の風とおしをよくする剪定方法です。マンゴーの場合、切り戻し剪定をおこなった翌年から、徒長枝(幹や太い枝から上に向かって伸びている枝)や込み合った枝などの不要な枝を切り落とすようにしましょう。
また、切り戻し剪定・間引き剪定を問わず剪定が終わったら、枝の切り口に癒合材を塗ってダメージを抑えるようにしてください。
業者に剪定を依頼するという手も!
自分ではマンゴーの剪定がうまくできるか不安という方は、業者に剪定を依頼するのがおすすめです。業者であれば、マンゴーがキレイな実や花を付けられるように、より的確に剪定をしてくれるでしょう。弊社にご連絡いただければ、マンゴーの剪定が可能な業者をご紹介いたします。
マンゴーの栽培方法
マンゴーを健康的でキレイに育てるためには、剪定だけではなく正しい栽培方法も理解しておくことが大切です。マンゴーを間違った栽培方法で育てると、成長を阻害したり枯れさせたりしてしまうおそれがあります。この項目では、マンゴーの栽培方法について見ていきましょう。
栽培に適した場所
マンゴーは、日当たりのよい場所を好む植物です。マンゴーにとって日光は成長に必須であるため、日陰などに置くと枯れてしまうおそれがあります。また、寒さにも弱く露が当たると枯れることがあります。そのため、マンゴーは日当たりがよく暖かい場所で栽培してあげるようにしましょう。
肥料の与え方
マンゴーに肥料を与える時期は、基本的に4月・6月・8月が適しています。これらの時期は、マンゴーの生育期となっており、有機質が配合された肥料を与えることで、成長を促すことができます。また、生育期以外にも収穫後に肥料を与えておくのも効果的です。
水の与え方
マンゴーの水やりは、植え方と時期によって方法が異なります。地植えの場合、時期に関わらず基本的に水やりをおこなう必要はありません。
鉢植えの場合は、3月~10月の生育期に土の表面が乾いたタイミングで水やりをおこなってください。また、生育期以外の期間は、土が乾いてから2日程度たったタイミングで水やりをおこなうようにしましょう。
植え替え方法
マンゴーを鉢植えで育てている場合、2年程度で根詰まりを起こすことがあります。そのため、2年に1回程度はひと回り大きい鉢へと植え替えるようにしましょう。また、植え替える際は、根に付いた土を落とさないようにしてください。根に付いた土を落として植え替えると、根が傷つきやすくなり回復に時間がかかってしまうおそれがあるためです。
マンゴーで注意すべき病害虫
マンゴーの実や花を健康的でキレイに付けるためには、病害虫に注意しておく必要があります。マンゴーが病害虫の被害を受けると、実や花が付かなくなったり、最悪の場合枯れたりしてしまうおそれがあります。そのため、マンゴーで注意すべき病害虫について理解しておきましょう。
炭そ病
炭そ病とは、植物のあらゆる場所で発症するおそれのある病気です。炭そ病を発症した植物は、発症箇所が楕円形などの病斑に覆われます。この病斑が大きくなると、黒い粒が現れたり、最悪の場合枯れたりしてしまうおそれがあります。
炭そ病の疑いが見られる場合は発症箇所を除去したうえで、病気が広がらないよう専用の薬品を使って殺菌をしておくようにしましょう。
カイガラムシ
カイガラムシは国内に400種類以上が存在する害虫です。成虫の見た目は貝のような硬い殻に覆われたもの、柔らかい袋に包まれたもの、粉や綿を体につけているものなど様々です。
カイガラムシに寄生された植物は、カイガラムシの排泄物によって景観を損なわれてしまいます。また、排泄物によって「すす病」の菌が増殖して、最悪の場合枯れてしまうおそれもあるのです。
殻などで体を覆っている成虫のカイガラムシには殺虫剤などが効かないことが多いです。そのため、歯ブラシなどでこそぎ取ったり、発生している箇所ごと取り除いて捕殺するしかありません。
また、幼虫のうちなら殺虫剤を使って駆除することができますので、定期的に散布しておくとよいでしょう。木に殺虫剤をふりかけることに抵抗があるという場合は、規定量の水で薄めた木酢液を吹き掛けても効果が見込めます。
ハダニ
ハダニとは体長0.1mm~0.8mm程度で、茶色や赤色、黄緑色の見た目をしています。ハダニに寄生された植物は、葉から栄養を吸い取られて色が茶色に変色してしまいます。
また、栄養が吸い取られることで光合成ができなくなり、最悪の場合枯れてしまうおそれもあるのです。そのため、ハダニを発見したときは、専用の殺ダニ剤を散布して駆除するようにしましょう。
病害虫の対処は業者に依頼!
マンゴーに病害虫が発生している疑いがある場合、早急に対処する必要があります。対処が遅れると、症状が悪化して枯れてしまうおそれがあるためです。しかし、病害虫の対処に慣れていない場合、自分ではどのように対処すればよいのか悩んでしまうことも考えられます。そのため、病害虫の対処は業者に依頼するのがおすすめです。
業者であれば、病害虫の種類に関わらず、的確に対処してくれます。弊社にご連絡いただければ、マンゴーで注意すべき病害虫に対処可能な業者をご紹介いたします。また、「同時に剪定も依頼したい」「マンゴーの栽培方法を相談したい」などのご要望にもお応えいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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