刈り込みと剪定の違いとベストな使い分け方!理想の庭木に仕上げる3ステップも解説

失敗しない庭木の刈り込み 作業手順 注意点

「キレイに刈り込まれた庭木ってステキ!けど刈り込みってむずかしそう……」
お庭づくりをしていると、四角に刈り込まれた生け垣や曲線が美しい丸い刈り込みに憧れますよね。
しかしいざ調べてみると情報が少なく、なかなか刈り込みができずにいませんか?

そこでこの記事では誰でも刈り込みができる!正しい刈り込み方法について解説します。
じつはむずかしそうな刈り込みですが、基本を押さえれば誰でも簡単にできます。

なぜなら1本1本不要な枝を確認して切る剪定と違い、刈り込みはザクザク切るだけでよいからです。
この記事では刈り込み方法の他、以下のことも解説します。

この記事でわかること
  • 剪定と刈り込みを使い分けるポイント
  • 刈り込みに適した木の種類や時期
  • 刈り込みバサミの正しい使い方

むずかしそうな刈り込みや剪定の話ですが、この記事ではむずかしい専門用語は控えめでやさしく解説しています。
読んでいただければ美しい庭造りのヒントになるため、ぜひ参考にしてください。

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目次

刈り込みと剪定の使い分け

刈り込みと剪定の違い

刈り込みと剪定は、目的によって使い分けましょう。
どちらも同じ枝葉を切る作業ですが、園芸の視点からみると以下の違いがあります。

刈り込み
  • 枝葉を同じ長さに刈り込むため、人工的な美しさになる
  • 表面をザクザク刈り込むため、手間がかからない
  • 作り込まれた美しいお庭を目指すなら、刈り込みがおすすめ
剪定
  • 木の健康を優先するため、自然的な美しさになる
  • 枝を確認しながら切るため、花や実がつく枝を残せる
  • 花や実を楽しみたいなら剪定がおすすめ

木の形を樹形といい、どのような樹形にするか?どのような樹形に仕立てるか?で刈り込みと剪定の違いが現れます。

また刈り込みは本来剪定方法の一種ですが、今回はわかりやすく解説するため枝を同じ長さに切る刈り込みと枝を1本1本切る剪定は違うものとして特徴を解説します。

では刈り込みと剪定は具体的に、どのように使い分ければよいのか?詳しく見ていきましょう。

庭木を美しい形にしたいなら刈り込み

庭木を美しい形に仕上げたいなら、刈り込みをおこないましょう。
刈り込みは枝葉を同じ長さに切り、木の表面を整える切り方のことです。

刈り込みでできる仕立てには下記のような種類があります。

剪定後の形の一覧

庭園などで見たことのある仕立てもあるのではないでしょうか?
実際に、上記の一覧の中にある「玉づくり」「生け垣」の形に刈り込むと、下の写真のような見た目になります。

玉づくりに刈り込んだ庭木

仕立ての形_玉づくり_写真

刈り込まれた生け垣

仕立ての形_生け垣_写真

上記の玉づくりや生け垣は葉が均一にそろっているため、美しいですね。
刈り込みは枝や葉を同じ長さに切っていくため1本1本を確かめながら切る剪定よりも、手間がかかりません。
庭木の飛び出た枝を切るだけでもスッキリしますが、均一に作りこまれた美しいお庭を目指すなら刈り込みがおすすめです。

刈り込みの注意点は、花や実がつきづらくなる点です。
刈り込みは枝を同じ長さにそろえるため、将来花や実がつく枝であっても同じように切り取ります。
時期や刈り込みの深さに配慮すれば花の咲いた生け垣なども作成できますが、慣れていない方が刈り込みをおこなうと花が咲かなくなる可能性があります。

また刈り込みは枝を均一にそろえるため、葉の中を見ると枝がみっしり詰まっています。
枝が詰まっていると風通しが悪くなり、木の健康にあまりよくありません。
木の健康を優先させる場合は、剪定のほうがよいでしょう。

ここまでの解説で「木に悪いなら、刈り込みはやってはいけないことなの?」と思われそうですが、じつは刈り込みに適した木の種類があります。
後述で具体例をあげて解説しますが、ざっくりいうと生命力の強い常緑樹なら刈り込みができます。
美しいお庭を目指したい方は、木の種類に応じて刈り込みにチャレンジしてみましょう。

美しい花・実をつけたいなら剪定がおすすめ

美しい花やおいしい実をつけたいなら、剪定がおすすめです。

剪定では不要な枝を1本1本見極めて切るため、刈り込みと違い将来花や実になる芽を残せます。

また剪定の目的のひとつに木を健やかに成長させることがあり、剪定をおこなうと木が元気になります。
木が元気になると美しい花が咲き、よい実がつきやすくなるため、花や実を楽しみたいなら剪定がおすすめです。

ただし枝を1本ずつ確認するため、刈り込みに比べると手間がかかります。
また剪定は木の健康を優先させるため、均一な美しさには仕上がりません。
剪定では株立ち、自然樹形などに仕立て自然的な美しさを作ることができますが、四角の生け垣や丸い植え込みを目指すなら、刈り込みがよいでしょう。

刈り揃えられた木の美しさか、花や実を楽しみたいか?で刈り込みと剪定を使い分けましょう。

関連記事では、剪定の基礎知識を解説しています。
より詳しく剪定について知りたい方は、関連記事もあわせて参考にしてください。

刈り込みと剪定の特徴を踏まえたところで、次からはいよいよ刈り込みの具体的な手順を解説します。

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庭木の刈り込み前の確認事項・準備

庭木の刈り込みを成功させるには準備が必要です。
具体的には以下のとおりです。

  • 刈り込みに適した木を選ぶ
  • 刈り込みできる時期におこなう
  • 刈り込みに必要な道具をそろえておく

では具体的にどのような木がよいのか?時期はいつ頃がよいか?を見ていきましょう。

刈り込みに適しているのは生命力が強い常緑樹

ご自宅の木が刈り込みに適しているかどうか?確認しましょう。
ざっくりまとめると生命力が強く、冬でも葉が落ちない木(常緑樹)です。

刈り込みに適している木の特徴は、以下のとおりです。

  • たくさんの芽が出る、枝が伸びやすい木(萌芽が強い木)
  • 葉が密集しやすい木
  • 冬でも葉が落ちない常緑樹がおすすめ

芽や枝が伸びやすい木は失敗しても次の刈り込みをおこなうときに修正でき、葉が密集している木は均一な仕上がりになるため刈り込みに適しています。

また、常緑樹は冬に葉が落ちないため作った刈り込みを一年中楽しめます。
目隠しや強風対策の生け垣にも、常緑樹は適していますよ。

具体的にどのような木が向いているか?以下のとおりです。

生け垣におすすめ

レッドロビン、トキワマンサク

段づくりにおすすめ

イヌマキ、松の木

玉づくりにおすすめ

モチノキ、ツツジ

トピアリーにおすすめ

イヌツゲ、イチイ

ちなみにトピアリーとは下記のように動物の形や幾何学模様に刈り込まれた形をさします。

仕立ての形_トピアリー_写真

上記の木の種類と刈り込みの形はあくまで一例です。
刈り込みには常緑樹がおすすめですが、冬に葉を落とす落葉樹も四季折々の姿を見せるため違った魅力があります。
例えば秋に葉が色づき冬に葉が落ちる、ニシキギや紅葉を刈り込んだ姿を見かけます。

刈り込みに慣れないうちは生命力の強い常緑樹がおすすめですが、慣れてきたら気になる木が刈り込みに適しているか調べてみるのも楽しいですよ。

補足ですが「うちの木はあまり枝が伸びない、最近葉のつきが悪い……」という場合は、残念ながら刈り込みに向いていません。
剪定で枝葉を整える程度にとどめておきましょう。

刈り込みの時期は剪定と同じ

刈り込みの時期は、剪定の時期と同じです。
おおよそですが以下のとおりです。

弱剪定

6~7月上旬

強剪定

9月下旬~10月

参考:川原田邦彦,はじめてでも美しく仕上がる 庭木・花木の剪定,西東社,2020(最終閲覧日:2023年9月15日)

弱剪定とは不要な枝を切る程度の軽い剪定、強剪定は太い枝を切って樹形を変えるような大規模な剪定のことです。

暖かい時期は木が成長に使う栄養を蓄えているため、強剪定をおこなうと枝と一緒に栄養も切り落としてしまいます。
反対に木が休眠している寒い時期は、栄養が少なく強剪定をおこなって負担があまりかかりません。
そのため暖かい時期は弱剪定、寒い時期は強剪定が推奨されています。

葉の刈り込みは弱・強剪定の時期にできますが、幹を切るなど大幅に樹形を変える剪定をおこなうときは9月下旬~10月におこないましょう。

また木の種類によって刈り込み(剪定)時期は若干異なるため、木によって刈り込む時期を変えると負担をかけづらくなります。
松なら松、イヌツゲならイヌツゲに書かれた書籍やwebサイトを参考に、刈り込み(剪定)時期を調べるとよいでしょう。

可能であれば木の種類ごとに刈り込む時期を調べて、いつ刈り込みをおこなうか?予定を立てましょう。

刈り込みに必要な4つの道具

刈り込みに使う道具を準備しましょう。
必要な道具は以下のとおりです。

  • 刈り込みバサミ
  • 剪定バサミ
  • (あれば便利)木バサミ
  • (あれば便利)電動バリカン

参考:一般社団法人日本造園組合連合会剪定用工具(最終閲覧日:2023年9月15日)

基本は刈り込みバサミと剪定バサミがあれば、作業ができます。
より快適に作業をおこなう場合は、木バサミや電動バリカンがあるとよいでしょう。
ではそれぞれの特徴を解説します。

刈り込みバサミ

商品名大進 木柄刈込鋏 150mm
参考価格Amazon:1,778円
楽天市場:1,780円
Y!ショッピング:1,980円

※参考価格は2023年9月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。

刈り込みバサミは、枝や葉を同じ長さに刈り揃える道具です。
刈り込みバサミは、広い範囲のやわらかい葉や細かい枝を切るのが得意なハサミです。
しかし硬い枝を切るのは苦手なため、枝を切る際には剪定バサミをつかいましょう。

刈り込みバサミは柄が長いほうが疲れづらいため、楽に作業したい方は柄が長い商品がおすすめです。
またハサミが重すぎると感じたら柄がアルミでできた軽量タイプの商品もあります。
購入前に柄の長さや重さを確認しておくとよいでしょう。

剪定バサミ

商品名大進 ステンレス剪定鋏 180mm
参考価格Amazon:980円
楽天市場:1,000円
Y!ショッピング:980円

※参考価格は2023年9月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。

剪定バサミは、硬い枝を切るときに使う道具です。
剪定バサミは硬い枝を切るのが得意な反面、やわらかい葉や細かい枝を切るのが苦手なハサミです。
刈り込み作業中に飛び出た枝や刈り込みバサミでは切れない硬い枝を切るため、刈り込み作業には剪定バサミも必要になります。

剪定バサミの開閉にはバネが使われていますが、このバネが強すぎると閉じるときに力をこめなくてはなりません。
何度も開閉を続けると手が疲れてしまうため、購入前にムリなくハサミを閉じられるか?確認しておくとよいでしょう。

(あれば便利)木バサミ

商品名岡恒 植木鋏 NO.201-SN
参考価格Amazon:3,850円
楽天市場:3,970円
Y!ショッピング:3,980円

※参考価格は2023年9月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。

木バサミは細かな部分を仕上げるときに使うハサミです。
木バサミは硬い枝を切るのには向いていませんが、ごく狭い範囲の葉や芽などやわらかく細かい物を切るのには向いています。

刈り込みの仕上げに少しだけ枝や芽を切りたい、葉の中の細かい枝を切るときに便利です。
さまざまな大きさがあるため、握ったときにムリなく開閉できるものを選びましょう。

(あれば便利)電動バリカン

商品名京セラ HT-2110 690350A
参考価格Amazon:6,594円
楽天市場:7,340円
Y!ショッピング:7,219円

※参考価格は2023年9月15日時点のAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。

電動バリカンはトリマーや刈り込み機と呼ばれる、均一に刈り込みをおこなう電動工具です。
刈り込みバサミでもキレイに刈り込めますが、生け垣など広範囲の刈り込みをおこなうなら、電動バリカンがあると作業が楽になります。

形状は商品によってさまざまで、ポールがついた商品は高い場所の刈り込みもできます。
他にも角度を変えるだけで芝刈り機になる商品や住宅街での使用に配慮した音が静かな製品など、さまざまな商品があります。
商品によって特徴が大きく異なるのが、電動バリカンのポイントでしょう。

高い場所の刈り込みならポール付きの商品、刈り込み以外に芝刈り機として使いたいなら芝刈り機能の付いたものなど、お庭の特徴にあわせて購入しましょう。

刈り込みの準備に関する情報は以上です。
いよいよ刈り込み方法をみていきましょう。

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美しく刈り込む3ステップ

基本に従い正しくおこなえば、刈り込みは、楽に、簡単に、美しくできます。
刈り込む手順は以下のとおりです。

  1. 仕上がりをイメージする
  2. 飛び出た枝を切る
  3. 下から上を心がけて刈り込んでいく

参考:小池 英憲.一番よくわかる 庭木の剪定.新星出版社,2017
参考:一般社団法人日本造園組合連合会剪定用工具|生け垣の刈り込み ~下から上へが基本~

(最終閲覧日:2023年9月15日)

では詳しく解説します。

仕上がりをイメージする

まずはどのような形にしたいか、仕上がりをイメージします。

生け垣の刈り込みや玉づくりなど、刈り込みたい形を決めます。
形が決まったら次は作業前に仕上がりの予定ラインをイメージし、切る枝を決めていきましょう。

樹形

仕上がりの予定ラインからはみ出た部分を切るだけで刈り込みができるため、作業が楽になります。

また生け垣の刈り込みには、ビニール紐を使って仕上がりの予定ラインを決める方法もあります。
生け垣の左右に支柱を立てて、その間にヒモを張れば水平な直線が引けます。

剪定方法_生け垣の刈り込み目安の決め方

ヒモの高さを調節して生け垣をどの高さにするか決めたり、刈り込む際に刈り込みすぎないように注意するガイドラインとして活用できたりと便利です。

刈り込みをおこなう前に、仕上がりをイメージしておきましょう。

飛び出た枝を切る

全体の刈り込みをおこなう前に、現在木から飛び出している枝を1本1本切りましょう。

枝が飛び出したまま刈り込みをおこなうと、先端だけ刈り取られた枝の切り口が見えてしまい仕上がりが美しくありません。

また枝が飛び出ていると刈り込みバサミを使う際にひっかかることがありますが、先に枝を切っておくとひっかからずスムーズに作業できます。

飛び出た枝を切るときは、枝の根元から間引くように切り取ります。
葉の中に手を入れて、剪定バサミや木バサミで飛び出た枝を切り取りましょう。

下から上を心がけて刈り込んでいく

いよいよ刈り込みバサミを木に入れていきます。
刈り込む際は下から上を意識しましょう。

たいていの木は上にいくほど枝がよく伸びて、下にいくほど伸びづらくなります。
上のほうを基準に刈り込んでいくと、下にいくにつれて刈り込みすぎになってしまいます……。

刈り込むときは下から上を意識しましょう。

これで刈り込みの手順解説は終わりです。
あとは剪定時期をみながら年2回ほど、不要な枝を切ったり刈り込んだりすればキレイな樹形が保てます。

次は刈り込みを続けるにあたり重要な、刈り込みバサミの正しい使い方を解説します。

刈り込みバサミの正しい使い方

刈り込みがよりキレイになる、正しい刈り込みバサミの使い方を紹介します。

  • 刈り込みバサミは片手を固定して使う
  • 刈り込みバサミの表と裏を意識する

刈り込みバサミを正しく使うと刃先がブレずに、刈り込みの面に沿って使用できるため仕上がりがキレイになります。
では詳しく使い方をみていきましょう。

刈り込みバサミは片手を固定して使う

刈り込みバサミを使うときは利き手を動かし、反対の手は動かさないようにしましょう。

刈り込みバサミの正しい使い方は、以下のとおりです。

  1. 柄のなかほど、刃先を重たく感じないところを持つ
  2. 利き手と反対の腕は脇をしめて、手首を固定する
  3. 利き手側の柄を動かし枝を切る

上記の使い方は右利き左利きどちらの方も、共通です。

両手を動かすと刃先がブレやすくなり、刈り込みの表面もデコボコします。
しかし片手を固定すると一方の刃が軸になり、ブレづらくなります。

利き手だけを動かし、反対の手は固定して動かさないようにしましょう。

刈り込みバサミの表と裏を意識する

刈り込みバサミには裏と表があります。
作業によって表裏を使い分けると、仕上がりがキレイになります。

刈り込みバサミの表裏の見分け方は、地面に置いたときに刃先がうえを向くほうが表、その反対が裏です。

道具_長剪定ハサミ_写真

上記の写真は刈り込みバサミの表を撮影したものです。

基本は刃の表側が、自分に見えるように持ち使用します。
しかし玉づくりなど曲面を刈り込む場合は、刃の裏が自分に見えるように持って使用します。

刈り込みは刈り込みバサミの刃と木の側面が水平になるとキレイに刈りこめるため、刃の当て方が重要になります。

もし作業中に刈りづらさを感じたら、一度刈り込みバサミを裏返してみましょう。

これで刈り込みの基本の解説は以上です。

しかし「高い木に段づくりをしたいけど、脚立に登るのが怖い」など、「自分で刈り込むのは少しむずかしいかも……」と感じている方もいるでしょう。
そんなときは、剪定のプロ剪定業者に相談してみましょう。

高所や難しい形の刈り込みは剪定業者におまかせ

高い松の木の段づくりや花の咲いた玉づくりは憧れますよね。
しかし高い場所での作業やむずかしい刈り込みは、慣れていないとむずかしいでしょう。

もし「自分では刈り込みがむずかしい」と感じたら、剪定業者に相談しましょう。
職人の技術、知識でお庭がきっとキレイになります。

しかし「剪定業者に心当たりがない」という方は、剪定110番にお電話ください。
剪定110番は全国の剪定業者と提携し、お客様の希望にあった剪定業者をご提案する事業をおこなっています。
お電話いただくだけで、ご希望の日時、場所、施工内容にあった業者をご紹介いたします。
剪定業者選びで悩んだら、剪定110番にご連絡ください。

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刈り込みでよくある疑問・お悩み

最後に刈り込み作業中によくある疑問やお悩みの答えを質問形式でご紹介します。

葉が少なく刈り込みができません

刈り込みはやめて、剪定で様子を見ましょう。

葉が少ない場合、木に元気がないのかもしれません。
木全体に日があたるように、不要な枝を剪定します。

また刈り込みを続けると葉の中が不要な枝で混みあいやすくなるため、枯れ枝など不要な枝を剪定しましょう。

刈り込みだけでなく、剪定もバランスよくおこなうことが重要です。

関連記事では、不要な枝の見分け方を解説しています。
こちらを参考に剪定してみましょう。

木が高くなりすぎて困っています

木が高すぎると理想の樹形に刈り込めないため、困りますよね。
そんなときは幹を切って木を低くする、芯止めをおこないましょう。

芯止めとは、高くなりすぎた木におこなう剪定方法の1種です。

芯止め

たいていの木はまっすぐ伸びる主幹があるため、これを切り落とします。
主幹を切り落とすと右端のように別の枝が伸びるため、伸びた枝を育てたり切り落としたりして好みの高さに調節しましょう。

ただし10mの木を1mにするなど、極端な芯止めは木に負担がかかり枯れる原因になります。
まずは一回り小さくする気持ちで、数年かけて少しずつ高さを変えましょう。

関連記事には木の芯を止める方法が詳しく記載されています。
こちらもぜひ参考にしてください。

刈り込むだけでどのような形も作ることができますか?

簡単な形であれば刈り込みだけで作成できますが、むずかしい形は骨組みとなるトピアリーフレームが必要です。

トピアリーフレームとは、トピアリーの骨組みとなる針金のことです。

仕立ての形_トピアリー_写真

例えば上図のように動物のトピアリーを作る場合は、以下の手順で作ります。

  1. 動物形のトピアリーフレームの中に苗木を入れる
  2. 苗木が育つとフレームの中が枝や葉でいっぱいになる
  3. フレームからはみ出した葉を整えて動物の形にする

円すい形や丸など簡単な形ならば刈り込みだけで作れますが、むずかしい形はたいていトピアリーフレームをつかっています。

トピアリーフレームは専門店・製造会社のサイトや、大手通販サイトなどで購入できます。
複雑な形を作りたい方は、まずは理想の形のトピアリーフレームを手に入れましょう。

まとめ

刈り込みと剪定はどちらも枝を切る作業です。
しかし刈り込みと剪定は、特徴が異なるため木にあわせた対応が必要です。
記事のおさらいも兼ねてまとめると以下のとおりです。

刈り込み

枝葉を同じ長さに刈り込むため、人工的な美しさになる。
木の中が混みあいやすいため、木に負担をかけやすい。
生命力が強い、常緑樹がおすすめ。

剪定

1本1本を枝の状態を確認して切り、木の健康を優先させる。
花や実を楽しみたいなら剪定がおすすめ。
生命力が弱い木は、剪定で樹形を整える。

生命力の強い常緑樹の例は、レッドロビンや松などですね。
お庭の木の種類を確かめてみましょう。

刈り込みは剪定とは違った木の美しさを引き出すため、より美しいお庭を目指すなら刈り込みをおこないましょう。

剪定110番にご相談ください。庭木一本からご依頼OK!

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