柏の木の剪定時期・方法を解説|正しく育てて紅葉を楽しもう

柏の木

秋になると美しい紅葉を見せてくれる柏の木ですが、長く楽しむためには剪定が欠かせません。なぜなら、剪定をせずに放っておくと、病気にかかって枯れることがあるのです。そのため、定期的に剪定をして、病気から守ることが重要になります。

柏の剪定では、いらない枝を選んで切り落としていく方法でおこないますが、初めて剪定をすると、どんな枝を切ればよいのか分からなくなるかもしれません。そこで、今回は柏の木の剪定方法と、育て方についてご紹介します。

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目次

柏の木の剪定とお手入れ方法

柏の木は剪定しないまま放っておくと、枝が込み合って病気にかかることがあります。そのため、病気を予防するには剪定が必要になるのです。しかし、適当に枝を切っていくだけでは解決できない場合もあるので、以下では柏の木の剪定方法についてご紹介します。

剪定はいつおこなう?

剪定は11月~2月前後の、葉がついていない時期におこないます。なぜなら、葉がついていると枝ぶりが見えないため、剪定がしにくくなるのです。そのため、葉が枯れる落葉期におこなうのがよいでしょう。

柏の木の剪定方法

柏の木を剪定するときは、あらかじめ切る枝を決めておいて、枝の付け根から取り除きます。剪定で切る枝は、おもに柏の木にとって不要な枝です。不要な枝には3つの種類があるので、その特徴を以下でご説明します。

平行枝

同じ方向に向かって、重なるように伸びている枝です。二重になって生えているので、樹形が不自然になります。

交差枝

2本の枝が重なり合い、クロスするように生えた枝をさします。日当たりを悪くするため、幹に向かっていたり地面に対して垂直に伸びていたりするような、形の悪い枝を剪定することで解決できるでしょう。

ふところ枝

木の内部に生えた小さな枝のことです。上向きにまっすぐ生えており、内側の通気性を悪くしてしまいます。

以上で説明した枝を残していると、木の成長の妨げになったり、木が枯れる原因になったりします。枝の付け根から剪定し、完全に取り除きましょう。

柏の木のお手入れ方法

柏の木を元気に育てるなら、水やりや肥料といった日ごろのお手入れも大切です。そこで、以下では柏の木を育てるための方法をご紹介します。

水やり

地植えにされた場合、柏の木は人工的な水やりをほとんど必要としません。柏の木は乾燥に強いため、雨水だけで十分に育ってくれるのです。

しかし、真夏の乾燥する時期や、鉢植えにされている場合では、水不足が起こりやすくなります。そのため、土の表面が乾いていないかを確認して、水を与えましょう。

肥料

肥料は春先の2月前後に有機肥料を与えます。有機肥料は効果がゆっくりと出る特徴があるため、春になるころには、柏の木が育つのに必要な栄養を作ることができるのです。ただし、肥料の使い過ぎは木にとって毒になることもあるので、肥料のラベルに書かれた方法を守って混ぜましょう。

柏の木が注意すべき病気を知ろう

柏の木は「こぶ病」という病気にかかりやすいといわれています。こぶ病にかかると、ひどいときは木が枯れてしまうこともあるため、原因と対処法を知って早めに対策をしましょう。

ブナ科に多い「こぶ病」とは?

こぶ病とは、枝や幹がボコボコと隆起し、こぶのような盛り上がりができる病気です。木の傷跡や剪定した切り口から病原菌が入ることで、こぶ病を引き起こしやすくなります。1つの木に何個も発生する病気なので、こぶを1つ見つけたら、全体的にチェックしてみましょう。

こぶ病を放置すると…

こぶ病を放置しておくと、感染した部分から徐々に木が枯れてしまいます。なぜなら、こぶ病が発生した部分では木の活動が弱くなり、次第に栄養の生成にかかわる働きまで鈍るため、木が枯れるのです。そのため、こぶ病を見つけたら早めに対処しましょう。

高温多湿な環境が原因になりやすい

こぶ病の病原菌は、梅雨の時期に発生することが多いです。こぶ病は高温多湿な環境を好み、さらに、雨風が病原菌を運ぶ経路になります。そのため、柏の木を剪定した切り口などが丸裸になっていると、切り口から雨水を通って侵入する危険があるのです。

こぶを見つけたら早めに取り除こう

こぶ病はのこぎりやチェーンソーを使って早めに切除しましょう。感染した部分を取り除いても感染する危険があるので、感染経路である切り口に、癒合剤を塗ってガードしてください。癒合剤には殺菌作用があるため、塗ることで病原菌から切り口を守ることができるのです。

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柏の木はドングリで増やせる!

柏の木は、扇のような美しい葉の形が特徴的なので、シンボルツリーや庭木としてたくさん植えたいと思う人もいるでしょう。しかし、柏の木を苗で購入すると、お金がかかってしまいます。

コストをかけずに増やしたいという人は、柏の木のドングリから育ててみましょう。ドングリは種と同じように育てることで発芽できるのです。そこで、以下ではドングリから育てる柏の木の栽培方法についてご紹介します。

  1. 秋にドングリを拾って湿らせる
  2. ビニールに入れて冷蔵庫に保管する
  3. 春になったら、土の中で横に埋める
  4. 土の上から腐葉土をかける
  5. 室内、もしくは日当たりの弱い室外に置く
  6. 3~4日前後に1回のペースで水やりをする
  7. 発芽したら、3年前後まで鉢の中で育てる

ドングリを植える際に使用する土は、培養土や赤玉土などがおすすめです。培養土や赤玉土は水はけと水もちがよく、植物を栽培するのに適しています。ホームセンターや園芸用品店で販売されているため、手に入れるのは簡単といえるでしょう。

柏の木の種類いろいろ

葉の形が魅力でもある柏の木ですが、じつは3種類の品種に分かれています。それぞれ色や葉の形に違いがあるので、お好みの品種を庭に取り入れてみてもいいかもしれません。そこで、以下では柏の種類を3つご紹介します。

アカガシワ

アカガシワは秋になると紅葉し、鮮やかな赤色を見せてくれるのが魅力です。全長が40メートルを超えることもある大木なので、庭木にするなら定期的に剪定して高さをおさえましょう。

オウゴンカシワ

オウゴンカシワは春と秋になると、明るい黄色の葉をつけます。夏には緑に色を変えるので、四季の移ろいも感じられます。葉の近くには玉飾りのような黄色の穂をつけるので、庭に植えれば華やかな黄葉が楽しめるでしょう。

ハゴロモガシワ

ハゴロモガシワは通常の柏と比べると、細かい切れ込みのある葉をつけます。切り絵のような繊細な立ち姿が魅力のひとつなので、庭木やシンボルツリーとして観賞できるでしょう。自生しているタイプはかなり少ないので、通信販売から購入するのがおすすめです。

以上で説明したように、柏の木には種類別でさまざまな魅力があり、どれも庭に取り入れれば美しい樹形や色を楽しむことができます。しかし、柏の美しさを長く楽しむには、木が健康でいることが大切です。

木の健康を保つには、正しい手入れと定期的な剪定が欠かせません。しかし、柏の木をうまく剪定できるか、不安に感じる人もいるでしょう。

もし、柏の木の剪定が難しく感じたら、業者に依頼してみるのもおすすめです。経験を積んだ業者に任せることで、自力で剪定するよりも柏の木を健康に保つことができます。また、業者に剪定をしてもらえば、木を美しい形に仕上げてもらえるでしょう。

業者への依頼をお考えでしたら、私たち剪定110番にご連絡ください。剪定110番の加盟店では、現地調査や見積りも無料でおこなっている業者も多いのです。そのため、剪定にかかる料金をおさえることができるでしょう。

まとめ

柏の木に美しい葉をつけるには、定期的な剪定が必要です。なぜなら、剪定せずに放っておくと、木に形の悪い枝が生えて、日当たりや風通しを悪くするため、成長の邪魔になってしまうのです。柏の木がうまく成長できないと、形のいい葉を育てることができないので、12月前後の落葉期に悪い枝を剪定しましょう。

剪定後は梅雨の時期に備えて、切り口に癒合剤を塗っておきましょう。梅雨の時期は柏の木を枯らすこともあるこぶ病の菌が発生するため、切り口が裸のままだと感染する危険があるのです。そのため、癒合剤で切り口をガードしましょう。

柏の木を健康的に育てていれば、秋には紅葉を楽しむこともできます。しかし、自分で完璧に剪定できるのか、不安になる人もいるかもしれません。

柏の木の剪定を難しく感じたら、業者に作業を任せるのがおすすめです。業者に任せることで柏の木を長く楽しむことができるでしょう。

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