もちの木の剪定時期と方法|病害虫や病気対策を意識して枝を切るコツ

大きなもちの木 剪定ガイド 剪定の方法・時期・コツすべてがわかる

「もちの木はいつ、どうやって剪定したらいいの?」
「もちの木の病害虫対策が知りたい」

気づいたらもちの木が大きくなってしまい、お困りではありませんか?

もちの木は育て方が比較的簡単ですが、放置していると大きくなりすぎてしまう樹木です。
定期的な剪定をおこなうことで、樹高をおさえられるだけでなく、病害虫の予防になり元気に育てられるので、しっかりおこなっていきましょう!

この記事ではもちの木の剪定時期や剪定方法について詳しくお伝えしています。
この記事を読んでいただければ、適切な時期に正しい方法でもちの木を剪定し、元気に育てることができるので、ぜひ参考にしてください。

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目次

もちの木の剪定が必要な理由

もちの木は大きな特徴のない木ですが、飽きがこないため、モクセイ、モッコクとともに「庭木の三名木」として和風庭園には欠かせない樹木です。
比較的葉に厚みがあることから防風林、都市部では大気汚染対策に生垣として親しまれています。

もちの木の剪定はモチノキ科の常緑広葉樹であるため、放っておくと5~10mほどの高さにまで生長します。
限られたスペースで育てるなら剪定が必要になります。

また、枝葉が密生してくると隙間にカイガラムシなどの害虫が発生するようになってきます。
カイガラムシは「すす病」といった病気の原因になるため、もちの木を育てる場合、定期的な枝透かしが必要です。

もちの木の剪定に適した時期

もちの木はいつでも剪定していいというわけではなく、剪定に適した時期があります。
ここではもちの木の剪定時期について詳しく解説していきます。

6~7月

もちの木の剪定は、新葉が伸びきった6〜7月ころが適期です。
黄緑色だった新芽が深緑色になったころが目安です。
自分でイメージした大きさや形に刈り込むことで樹形を維持することが可能になります。
この時期の剪定は、病害虫の発生の予防のためにも非常に大切です。

2~3月

樹形が乱れてしまった場合は2~3月に仕立て直しをする剪定をおこないます。
この時期に強い剪定をおこなうと数年は花付きが悪くなってしまうので注意が必要です。

もちの木の剪定方法

モチノキの主な剪定方法をご紹介します。

透かし剪定

透かし剪定

枝の風通しが悪くなると病害虫が発生するため、内側へ伸びる枝(内行き枝)や幹から生えている枝(胴吹き枝)などを切り落とす剪定をおこないましょう。

刈り込み剪定

刈り込み

樹形を整えたい場合や高さを調節したい場合は刈り込み剪定をおこないましょう。
強い剪定にも耐えるので、好みの樹形に仕立てることができます。

樹形をきれいに整えるというより、内部の風通しをよくしようという意識を持ちながら剪定することが大切です。

もちの木を剪定するときのポイント

大切なもちの木、きれいに剪定したいですよね。
もちの木を剪定するときのポイントを以下にまとめたので、これから剪定をおこなう方はぜひ参考にしてください。

オススメの樹形
  • 自然樹形でほぼ楕円形を目指して刈り込む
剪定のコツ
  • 樹齢の低いものは不要な枝を元から切除する程度に抑える
  • 病害虫の被害を防ぐために伸びすぎた枝や混み合った枝を切り取り、樹形内部の枝葉を透かすような剪定をおこなう

美しい仕上がりにしたい場合、ただ透かすのではなく「小透かし剪定」というかなりきめの細かい作業が必要になってきます。
難しいだけではなく手間や時間がかかるので、見栄えをよくしたい場合は業者に頼むのが早くて確実です。

もちの木剪定に関するお悩みはぜひ剪定110番までご相談ください。
剪定110番には経験豊富なプロが多く加盟しています。
お客様のご要望をしっかりお聞きし、ピッタリのプロをすぐに手配いたします。

剪定110番は全国24時間365日【受付】対応可能です。
お客様のご都合のいいときにいつでも気軽にお問い合わせください。

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もちの木に発生しやすい害虫と病気

もちの木に発生しやすい主な害虫と病気は以下のものがあります。

カイガラムシ

カイガラムシ

茂りすぎで風通しが悪くなると発生し、植物を弱らせる害虫です。
カイガラムシの排泄物が原因ですす病を発症するため、見つけたら早めの駆除が肝心です。
枝透かし剪定と薬剤散布が効果的です。

ハマキムシ

名前の通り葉を丸めてしまい、食害を起こして植物にダメージを与えてしまいます。
食べられた葉は枯れるため、葉を取り除くことと薬剤散布が効果的です。

すす病

すす病

葉や枝に黒いすすがついたように見える病気です。
この黒いすすはカビの胞子で、カイガラムシの排泄物を栄養源として繁殖し、葉や枝の表面を覆ってしまいます。
すす病を発病してしまった5ら、歯ブラシやティッシュなどでこすり落としましょう。

病害虫の予防のために、定期的な剪定をおこなうようにしましょう。
すでに病害虫が発生してしまった場合でも、これ以上被害を広げないためにもできるだけ早めの駆除が大切です。

剪定の時間が取れないなど、剪定作業が難しい場合は業者に剪定を任せるのも1つです。

では業者に頼んだときの料金はどのように決まるのでしょうか。
自身で剪定を考えている方も予算を比較する参考にしてみてください。

もちの木の剪定に必要な料金

剪定の料金体系は単位制と時給制があります。
ここではそれぞれについて詳しくお伝えしていきます。

単位制

庭木の場合、もちの木の高さと本数によって料金が決められています。
低木(0~3m未満)、中木(3~5m未満)、高木(5~7m未満)ごとに1本あたりの料金を決めている業者が多いようです。

もちの木の剪定料金は、[ 本数 ] × [ 1本あたりの料金 ]で計算できます。
また、植込みや生垣の場合、1平方メートルあたりの料金を決めている業者が多いようです。

もちの木の剪定料金は、[ 植えられている奥行 ] × [ 長さ ]あるいは[ 植えられている長さ ]で計算できます。
消毒を依頼する場合も、剪定の料金とは差はありますが同様の計算方法で検討できる業者が多いです。

時給制

木の種類や植え方に関係なく、職人1人につき1時間あたりの料金が決められています。
もちの木の剪定料金は、[ 作業時間 ] × [ 職人単価 ]で計算できます。
造園施工管理技士や、樹木医などの資格を持っている方が請け負っていることが多いです。

詳しくは剪定の料金について解説した記事をご覧ください。

失敗しない剪定業者選びのポイント

失敗しない剪定業者選びのポイントをまとめました。

  • 見積もりはわかりやすいか:「道具一式」というあいまいな表現に注意しましょう
  • 要望は頼みやすいか:庭木や植木一本から、消毒だけでも受注してくれるか聞いてみましょう
  • 実績を教えてくれるか:どんな木をどういう風に剪定したことがあるか見てみましょう

もちの木の剪定を業者に頼むときは、複数の業者を比較、検討することが大切です。
詳しくは剪定業者の選び方についてまとめた記事をご覧ください。

もちの木の剪定に悩んだらいつでもご相談ください

もちの木はお手入れしなくとも自然樹形がうつくしい樹木ですが、放っておくとカイガラムシの発生がすす病の発病につながる木です。

もちの木を健康に育てるために剪定は大切ですが、高い場所の剪定作業は脚立などが必要になり、怪我のリスクも伴います。
ご自身の剪定が難しい方は無理にはおこなわず、業者に依頼しましょう。

剪定110番では経験豊富な剪定のプロをご紹介しています。
ご相談やお見積りは無料ですので、初めての方でも安心してご利用していただけます。

剪定110番は全国24時間365日受付対応可能ですので、早朝でも深夜でもいつでも気軽にお問い合わせください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

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