鬱蒼とした庭木に手を加えたい方も多いのではないでしょうか。このページでは剪定を中心に、ご家庭でも行うことが出来る簡単なお手入れ方法を各ステップに合わせて紹介していきます。剪定すべき時期は庭木の場所や種類によっても異なりますので、しっかりと学んでいきましょう。
庭木には沢山の種類があります
庭木のお手入れ方法を学ぶ前に、まずは庭木の種類と分類について紹介していきます。お手入れ方法やお手入れ頻度は庭木によっても異なりますので注意が必要です。
庭木の分類
- シンボルツリー
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シンボルツリーは枝分かれの多い大型の種類が該当し、花木の場合は綺麗な花や実を付ける種類があります。大型な分、枝抜きなどの枝葉の風通しが重要になりますので、整枝作業が主な剪定になります。
- サブツリー
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サブツリーはメインツリーを越えるほどは大きくしたくないですよね。特に自然状態では大型の木をサブツリーに据える場合、樹勢を抑える剪定が必要になります。
植える場所の違い
- 植込み
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目隠しのために植込みをするご家庭も増えています。植込みは歩道や隣家などに近い場所にあることが多く、多少の手間であっても「刈り込み」を定期的に行う必要があります。
- 花壇
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お庭の美観のために花壇に植樹する場合があります。盆栽なども花壇の一部と言えるでしょう。美観のために日々のお手入れが重要になります。
樹木のテイスト
- 和風
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スギ・笹竹・ウメモドキなどを植えることによって、和の庭作りに近づきます。日本家屋にピッタリな庭木になるでしょう。
- 洋風
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近年では洋風の家庭が増え、つた植物のヘデラやヘリクサムコルマなどを用いた洋風の生垣仕立ても増えています。
樹木のお手入れ方法
剪定は樹種によって行う適正時期が異なります。最も剪定が必要な時期は春季から夏季の前までの期間にあたり、常緑樹の多くの剪定時期になります。落葉樹の場合は、新芽の分かりやすい落葉後に剪定を行う場合もあります。樹種ごとの詳しい剪定時期は剪定カレンダーなどで確認するようにしましょう。
お庭のお手入れ
- 植込み編
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植込みの美観を損なわないように、年に数回の刈りこみが重要になります。特に夏場は植込み内部に虫が巣食いやすいことから、虫害対策に刈りこみを行う必要があります。梅雨明けの虫が増える時期までには一度刈りこみ剪定を行うようにしましょう。
- 庭木編
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庭木の場合は採光性や栄養供給効率を上げるための剪定が不可欠です。平行に伸びた枝や逆向きに伸びた枝を優先的に剪定するようにしましょう。
除草の豆知識
他の植物が隣に植えられている場合、土中の栄養を横取りすることがあります。特に植生の強い雑草の除草は手間になりますが、重要なお手入れと言えます。重要な除草を場所毎に豆知識と共に紹介していきます。
仕込み
植込みは性質上、生えている雑草を見つけにくい庭木になります。「除草剤」を撒いて雑草予防をあらかじめ行っておきましょう。除草剤の中でも予防効果の高い「土壌表面」に散布できる粒剤がお勧めです。
庭木
庭木の場合、除草剤を使用しなくても除草作業を行うことができます。剪定などのお手入れの際に草刈りも同様に行うことで剪定後の枝葉と草刈り後の刈草を一度に処分することが出来ます。
庭木のDIY 入門!初心者でも出来る
「クリスマス用にもみの木をDIY で剪定したい」、「自己流の刈りこみをしたい」、庭木を思い浮かべるたびに様々な「やりたい事」が出てくることもあります。自分で出来る枝の切り方のコツについてアドバイスいたします。
不要な枝を落とすやり方
まずは庭木の剪定のメインとなる、枝の落とし方のコツをご紹介しましょう。よくある失敗例として、剪定中に枝の重みに負けて枝の根元から木が裂けてしまうことがあります。そのため、枝を切る場合は「受け口」を作るようにしましょう。切り落とすラインの少し枝先側に切れ込みを入れて、枝をまず落としてから切り取りを行いましょう。
切り口の消毒
樹木にとって、剪定の際の切り口は傷口になります。そのため、剪定後に消毒を行い植木を保護することが重要になります。冬場は特に樹木の勢いが弱まる時期になりますので、小さな切り口から大きな病気に発展してしまう恐れがあります。市販の保護剤を利用して、きちんと樹木を守るようにしましょう。
DIYのメリット
- 自分の手で木の形を変える楽しみがある
- 気持ちや気分によって少しずつ変化を加えることができる
- 達成感などの喜びを家族と共有できる
- 自然と触れ合う機会が少ないお子様と一緒に行うことが出来る
DIYのデメリット
- 剪定の難易度が高い樹種がある
- 時間の拘束が厳しい
- 服装や用具を揃えるのにお金がかかる
- 思わぬトラブルが起きることもある
まとめ
簡単な剪定や除草作業など、ご家庭で出来る樹木のお手入れ方法は沢山あります。しかし、よくあるお手入れ方法になる「雪囲い」一つをとっても紐の結び方や適切な防寒対策など、樹木によって異なる適したお手入れ方法があります。DIY の最も大きなメリットである「喜び」を感じるために、樹木を弱めてしまっては意味がありません。
「剪定箇所にコブが出来た」、「剪定時期が分からない」などの、少しでも不安を感じた場合にはすぐに樹木に詳しい人に相談するようにしましょう。気軽に相談できる樹木の詳しい人の中に、お近くの剪定業者なども該当しますので、ご不安な方は一度相談してみてはいかがでしょうか。