ピエールドゥロンサールの剪定は、夏と冬の2回に分けておこないます。夏はピエールドゥロンサールの花が咲き終わる時期となっており、花がらを摘んで整えます。冬は、翌年の開花準備に向けて剪定をおこなっておく必要があるためです。
そのため、ピエールドゥロンサールを剪定するときは、時期に合わせた剪定方法をおこなうようにしましょう。この記事では、ピエールドゥロンサールの剪定方法や時期などについてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、弊社にご連絡いただければ、ピエールドゥロンサールの剪定が可能な業者をご紹介いたします。
ピエールドゥロンサールの剪定方法
ピエールドゥロンサールは、美しいピンクのつるバラが魅力的な植物です。しかし、そのまま放置して育てていると、樹形が乱れてしまいます。そのため、正しい剪定方法を理解して整えてあげることが大切です。この項目では、ピエールドゥロンサールの剪定方法についてご紹介します。
必要な道具
ピエールドゥロンサールの剪定をおこなう前に、剪定に必要な道具が揃っているか確認しておきましょう。ピエールドゥロンサールの剪定に必要な道具は、以下のとおりです。
- 軍手
- 剪定ばさみ
- 癒合剤
剪定作業は植物の枝葉や剪定ばさみなどの刃物に触れるため、手をケガしないためにも軍手を装着します。剪定ばさみは、普通のはさみよりも植物を切るのに適しているため、無駄にダメージを与えず効率的に作業を進めることができます。癒合剤は、剪定の際にできた切り口に塗って、ダメージを抑えるために必要です。これらの道具は、通販やホームセンターなどで購入することができます。
剪定時期
ピエールドゥロンサールの剪定は、夏と冬の2回に分けておこないます。
夏の剪定は、ピエールドゥロンサールの花が咲き終わる時期となっており、強い剪定をおこなうと枯れてしまうおそれがあるため、花がらを摘む程度で整えていきます。冬の剪定は、来春の準備が目的となっているため、12月~2月までの間に剪定をおこなうようにしてください。
夏の剪定
夏におこなうピエールドゥロンサールの剪定は、咲き終わった花がらを摘む程度で問題ありません。枝や葉に傷をつけないように、花がらだけを丁寧に手で摘んでいきましょう。
冬の剪定
冬におこなうピエールドゥロンサールの剪定は、太く新しい枝を残しながら全体を整えていきます。この時期に生えている太く新しい枝は「シュート」と呼ばれ、翌年に花を咲かせる艶やかな緑色の枝となっています。
そのため、シュート以外の枝を中心に剪定をおこなってください。株元から生えている枝は根元から切り落とし、シュートが枝の途中から出ている場合は、古い枝をシュートの手前に来るように長さを調節しましょう。
誘引で整える
剪定が終わったら、伸びたつるをフェンスやトレリスに結びつけて整える「誘引」をおこないましょう。誘引をおこなうときは、フェンスやトレリスにつるが巻き付くように整え、巻き付きが弱い場所は紐で結んであげるようにしましょう。
誘引をおこなうことで、伸びたつるが邪魔にならずおしゃれな景観を楽しむことができます。もし、自分ではピエールドゥロンサールの剪定と誘引が難しいと感じる場合、業者に依頼するのがおすすめです。
業者であれば、時期に合わせてピエールドゥロンサールを剪定したり、誘引でつるをキレイに整えたりしてもらうことができます。弊社にご連絡いただければ、ピエールドゥロンサールの剪定と誘引が可能な業者をご紹介いたします。
ピエールドゥロンサールの育て方
ピエールドゥロンサールを健康的に育てていくためには、正しい育て方を理解しておくことが大切です。間違った育て方を続けていると、うまく生長せずに枯れてしまうおそれがあります。この項目では、ピエールドゥロンサールの育て方についてご紹介します。
育てる場所
ピエールドゥロンサールは、日当たりがよく風とおしのよい場所を好む植物です。そのため、基本的には日陰を避けて1年中日当たりのよい場所で育ててあげましょう。しかし、真夏日などで極端な暑さや西日などが続く場合は、その時期だけ別の場所に移動させてあげてください。
肥料の与え方
肥料は一か月に一回の頻度で、固形肥料を与えるのがおすすめです。また、新芽が出る時期には、二週間に一回の頻度で、液体肥料を与えるのがよいでしょう。しかし、冬の間は肥料を必要としないため、与えるのは春~秋の間だけにしてください。
水やりの方法
ピエールドゥロンサールの水やりは、植え方によって方法が異なります。地植えの場合、極端に土が乾燥しない限り水やりをおこなう必要はありません。一方で、鉢植えの場合は、土が乾燥したタイミングで細かく水を与えるようにしましょう。
ピエールドゥロンサールで注意すべき病害虫
ピエールドゥロンサールを健康的で美しく保つためには、病害虫について理解しておくことが大切です。病害虫の被害を受けると、生長が阻害されたり枯れたりしてしまうおそれがあります。
そのため、できるだけ早く病害虫の存在に気づいて、適切に対処する必要があるのです。ここからは、ピエールドゥロンサールで注意すべき病害虫について見ていきましょう。
うどんこ病
うどんこ病とは、植物の葉が白いカビに覆われる病気です。うどんこ病に感染した植物は、葉が白いカビに覆われることで光合成が困難になり、生長が阻害されてしまいます。また、症状が進行すると枯れてしまうおそれもあります。そのため、うどんこ病に気づいたら感染している箇所を切り取って、専用の薬品で対処するようにしましょう。
黒点病
黒点病とは、バラ科の葉や果実に黒い斑点が発生する病気です。黒点病に感染した植物は、葉や果実に多数の黒い斑点が発生して、やがてすす状のカビが密生し始めます。このカビによって葉が落ちたり、枝の生長が悪くなったりしてしまいます。
そのため、黒点病に気づいたら感染している箇所を切り取って、しばらくの間定期的に専用の薬品で対処するようにしましょう。
バラゾウムシ
バラゾウムシとは、体長3mm前後で黒く、ゾウの鼻のように長い口を持った甲虫です。バラゾウムシに寄生された植物は、葉やつぼみに穴を開けて、栄養を吸い取ってしまいます。
栄養を吸い取られた植物は、生長が阻害されたり枯れたりしてしまうおそれがあります。そのため、バラゾウムシを見つけたら手で捕殺するか、専用の薬品を使って駆除するようにしましょう。
病害虫の被害は業者に相談!
病害虫の被害を最小限に抑えるためには、できるだけ早く病害虫に気づいて対処できるかどうかにかかっています。そのため、「ピエールドゥロンサールの調子が悪いけど、病害虫かどうかわからない」などの不安がある場合、業者に相談してみるのがおすすめです。
業者であれば、素人では発見が難しい病害虫であっても、的確に見つけ出して対処してもらうことができます。弊社にご連絡いただければ、ピエールドゥロンサールで注意すべき病害虫に対処可能な業者をご紹介いたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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