果樹や野菜を家庭で育てることが多くなり、「整枝」や「剪定」についての知識を求める人も増えてきているようです。
「整枝」も「剪定」も枝を切る作業であることは共通していますが、目的に大きな違いがあります。
「整枝」とは、残した枝が伸びるための空間を確保するための作業であることに対し、「剪定」は摘蕾や摘果の前倒し作業にあたり、花や果実のつく数を制限することで大きさや形、質を良くするための作業です。
どちらの作業も「剪定」と呼ぶことが多い傾向にありますが、ツル性の作物(スイカやキュウリ等)を育てる場合には「整枝」と「剪定」をしっかりと区別しているようです。