ゆずの実をたくさんつけるには、「陽をしっかり当てる」ことが大切です。なぜなら、ゆずは日が当たることで花つきがよくなり、果実もたくさんつけるようになるからです。そのため、ゆずの収穫が終わったら不要な枝を切り落とし、ゆずの木全体に日が当たるようにしましょう。
この記事では、切るべき枝の選び方や、ゆずの実がたくさんなる剪定方法などを詳しくご紹介していますが、ゆずの枝にはトゲがあるので頑丈な手袋を付けるなど剪定時に対策は必須です。
もしゆずの剪定作業が不安な方は、まずはプロに一度相談することをおすすめします。
剪定のプロにお願いすれば、ゆずの実付きが良くなるようしっかり間引いてくれますし、剪定している様子を見られるので今後自分で手入れするための参考になりますよ。
ゆずの剪定と摘果の方法
ゆずの木の剪定や摘果は、樹齢によって方法が異なるため、このことについてしっかりと知っておく必要があります。以下から詳しく解説していくので、しっかりと確認しておきましょう。
ゆずの剪定時期
ゆずの樹形を整える剪定に適した時期は、2月~4月です。また、10月ごろに「去年あまり実をつけず、今年も花が咲かなかった枝」を切り戻して、これから実をつけさせるための枝として残しておくこともオススメです。
というのも、ゆずは「枝を伸ばして成長する時期」と「実をつける時期」を交互に繰り返すという特徴があります。毎年木に実をつけるようにするためには、「成長する枝」と「実をつける枝」がまじるようにバランスよく剪定することがコツなのです。
ゆずの樹齢で異なる剪定方法
ゆずは樹齢によって剪定方法が異なります。
- 1~4年目までの剪定方法
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あまり実がつかない若い木は、基本的にほとんど剪定はしません。枝を横に伸ばすと実がつきやすくなるので、上を向いて成長している枝はロープで引っ張るなどして横向きに成長させるとよいでしょう。
- 5年目以降の剪定方法
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実を収穫した後に、混みあって通気を悪くしている枝や、伸びすぎて飛び出ている枝といった、不要な枝を切り落とします。これにより風通しや日当たりの改善、病害虫の予防や早期発見につながるのです。
ゆずの成長に必要な摘果の方法
ゆずの木は実をつけすぎると弱ってしまうので、摘果という実を間引いてやる作業をおこなうことが重要です。ゆずの摘果は、剪定と同じく樹齢によって方法が異なります。
- 幼木(最初の3年)
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少しもったいないかもしれませんが、すべての実を取ってしまいましょう。木に養分をいきわたらせ、大きく成長させるためです。
- 成木
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長期間実をつけたままにしていると、木が弱ってしまいます。傷んだ実や形の悪い実を間引いてあげましょう。目安は、葉っぱ100枚につき実をひとつ残すくらいといわれています。
ゆずの剪定方法で困ったらプロに相談しよう!
ゆずにはトゲが生えています。剪定や収穫をするときは、ケガをしないように肌の露出が少ない服装に着替え、手袋を装着してから作業をおこないましょう。また、地面にトゲが落ちていることもあるため、足元にも十分気を付けてください。
もし、剪定をするときに不安を感じるようなことがありましたら、思い切ってプロの剪定業者に依頼するのもおすすめです。プロに依頼をすれば、ケガの心配がいらない他、要望に沿った方法で剪定をおこなってくれます。
剪定110番では全国の加盟店よりプロの剪定業者をご紹介しています。剪定業者をお探しの際はぜひご利用ください。
ゆずの育てかたと収穫時期
ゆずを育てるうえで大切なのは剪定と摘果だけではありません。ここからは、水やりや病害虫対策といった普段のお手入れ方法をご紹介していきます。あわせて、実を収穫した後のオススメの活用法もご紹介しますので、ぜひお試しください。
基本的なゆずの育てかた
まずは、日々の水やりや肥料についてお伝えします。ゆずは日当たりのよい場所を好むので、庭植えするときはよく日が当たる場所を選びましょう。また、鉢植えの場合は日当たりのよい場所に置くようにしましょう。
水やりは、水切れを起こさないようたっぷりあげることを意識してください。肥料は、庭植えの場合3月と10月、鉢植えの場合はそれに加えて6月にあげるとよいでしょう。
ゆずは冬に花の芽をつけるので、冬を乗り越えるために必要な養分を与えるための冬前の施肥は、とくに忘れずにおこないましょう。
鉢植えの場合は植え替えをしよう!
鉢植えでゆずを育てているのなら、2年に1回くらいを目安に新しい土を用意して植え替えましょう。なぜなら、土は古くなると悪くなってしまうからです。長い間同じ土を使っていると、水はけが悪くなったり土の中に害虫が発生していたりすることもあります。
水はけの悪い土だと根が水につかりすぎて腐ってしまい、ゆずが枯れてしまうかもしれません。また、ゆずが成長して鉢のサイズが合わなくなり、根がきゅうくつなのもよくありません。
植え替えに適した時期は2月~4月ごろです。根についた古い土を落として新しい鉢に移動させましょう。
ゆずを狙う病害虫に注意!
ゆずによく発生する害虫のひとつがマモグリバエ(エカキムシ)です。葉っぱを食べてしまう悪い虫で、食べた跡が絵のように見えることが特徴です。マモグリバエのほかにも、カイガラムシ、アブラムシ、カミキリムシといった害虫も発生するかもしれません。
害虫は植物の葉を食べたり汁を吸ったりするだけでなく、病気のウイルスを運んでくるかもしれないので要注意です。害虫を見かけたら、殺虫剤を利用したりブラシでやさしくこすり落としたりして、決して放置しないようにしましょう。
【青ゆずと黄ゆず】それぞれの収穫時期
ゆずは、収穫時期によって、青ゆずと黄ゆずの2種類にわけられます。
- 青ゆず
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青ゆずの収穫時期は8月ごろからです。青ゆずはさわやかな風味が特徴的なので、うどんなどの薬味として使用するのがオススメです。
- 黄ゆず
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黄ゆずの収穫時期は11月ごろからです。冬至のゆず湯といえば、黄色のゆずを思い浮かべるかたも多いでしょう。
ゆずのオススメ活用法!
上記以外にも、ゆずのオススメの活用法はたくさんあります。ゆずのもたらすうれしい効果についてもふれながら、オススメの活用法をご紹介していきます。
- ジャムやはちみつ漬け
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ゆずにはビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれています。果肉はもちろん、皮や種にも栄養があるので、実をほとんど丸ごと食べられるジャムやはちみつ漬けにするのがオススメです。
- ゆず風呂
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ゆずをお風呂に入れてつかることで、体が温まる、血行がよくなる、よい香りでリラックスできるといった効果があります。ただ、皮膚の弱い人は、ゆず風呂に入ったときにかゆみや刺激を感じるかもしれません。そのような人は残念ですが、ゆず湯はあきらめたほうがよいでしょう。
- 保存方法
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収穫したてのゆずをすべて、すぐに使い切ることは難しいでしょう。活用法とあわせて、保存方法もお伝えします。
冷蔵の場合
ゆずを冷蔵保存するときは、乾燥しないように新聞紙で包みましょう。冷蔵庫で3週間ほど保存できます。
冷凍の場合
ゆずの果肉を冷凍保存したいときは、ラップに包んで密閉できる容器に入れます。使うときは自然解凍しましょう。ゆずの皮を冷凍保存したいときは、皮の内側の白いすじをできるだけ取り除いてからラップに包み、密閉できる容器に入れます。
使うときは、冷凍のまま刻んで薬味として利用するのがオススメです。
ゆずの木の管理が難しいときは!
ゆずは放置していると自分で手入れをするのが難しくなります。定期的にトゲを取り除いていないと収穫のときにケガをするおそれもありますし、伸びているからと枝を切りすぎすると実がならなくなることもあります。
「ゆずをたくさん収穫したい!でも、お手入れが大変。」という方は剪定だけでもプロに依頼するとよいかもしれません。剪定110番にご相談いただければプロの剪定業者をお探しいたします。電話は24時間受付けておりますので、いつでもご相談ください。
剪定業者はどう選べばよい?
お庭のお手入れ・管理が難しいときは、無理せず業者の手を借りるとよいでしょう。しかし、たくさんある業者の中からひとつにしぼるのが難しい方や、費用面が気になるという方も多いのではないでしょうか。そのような方に向けて、ここからは、剪定業者の選びかたについてご紹介していきます。
自分にあった業者選び
まずは、ご自分が業者にどんなことをしてほしいのか考えてみてください。
- 木を1本だけ剪定してほしいのか、植え込みや生垣の剪定もお願いしたいのか
- 特殊な木(松などの剪定が難しい木や、かなり背の高い木)を剪定してほしいのか
- 剪定以外に草むしりや害虫対策などもおこなってほしいのか
- 依頼前にじっくり無料で相談したいのか、依頼から作業完了までスピーディーにすませたいのか
あなたがおこなってほしいと思っている作業によって、選ぶべき業者は違います。それぞれの業者には得意とする分野がありますし、サービスの内容も違います。まずはあなたが業者にしてほしいことをよく考えてみてください。
その後あなたの希望にぴったりのサービスを提供してくれる業者かどうかを、ホームページを見たり、無料相談を利用したりしてチェックしてみましょう。
剪定にかかる費用相場
剪定の料金体系には、時給制(職人1人あたりいくら)と単価制(木の高さごと)があります。松などの剪定が難しい木は高度な技術を持つ職人さんにしてもらうのがオススメです。ゆずの木の場合、庭を美しくするというよりは適度に枝をすかしたり、短く整えたりしたいという人が多いでしょう。
- 1~3メートル:1,000円~5,000円
- 3~5メートル:5,000円~10,000円
- 5~7メートル:10,000円~20,000円
費用に幅があるのは、木の高さ以外にも左右のサイズによって変動したり、出張費が含まれていたりいなかったりするからです。費用についてくわしく知りたい方は、業者に見積りを出してもらうとよいでしょう。
見積り内容をしっかり確認
見積りを出してもらったら、その見積り額で確定なのか、追加費用がかかることもあるのかはしっかり確認しましょう。そのほかのわからないこともしっかり質問し、きちんと納得できてから依頼してくださいね。
剪定110番では無料で相談・見積りのご依頼を受け付けています※。植木1本の剪定から、背の高い木、害虫対策など、お庭に関するお悩みはなんでもご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ゆずの剪定は剪定110番にお任せください!
剪定110番では、全国の加盟店より、ご相談内容に合ったプロの剪定業者をご紹介しています。
ゆずの剪定で以下のようなお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。24時間365日受付けており、ご相談・見積りはいつでも無料※です。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
- どの枝を切ればいいのか分からない
- ゆずの木が成長しすぎて手が届かない
- ゆずのトゲが多くて剪定するのが怖い
- ゆずの木を低くして収穫しやすくしたい