庭の枕木にシロアリがいても大丈夫！庭をシロアリから守る簡単な方法

庭の枕木を動かしたときなどにたくさんのシロアリを見つけたら、
「駆除や予防はできる？」
「家への被害は大丈夫？」
と疑問や不安でいっぱいになりますよね。

ただ、庭の枕木などにシロアリが発生していても、あわてる必要はありません。

庭など屋外にいるシロアリが、大きな被害につながることは少ないからです。
また、枕木などの被害を予防する方法もあります。

この記事では、庭の枕木にシロアリがいたときの対処と、庭のシロアリ対策を解説します。

この記事を読めば庭にシロアリがいてもあわてずに適切な対処ができ、家をシロアリから守れるでしょう。

庭の枕木にシロアリがいても過度な心配は不要

枕木の周囲など庭でシロアリを見かけても、ただちに大きな問題にはなりません。

その3つの理由を解説します。

シロアリは土の中にもともといる

シロアリは、土の中ならほぼどこにでも生息しています。
シロアリは基本的に地上に出てこないので、私たちが目にしないだけです。

枕木など屋外の地面に接して置かれているものの下にシロアリがいるのは、ごく普通のことです。

そのため、庭にシロアリがいても、それ自体に特別な対処は必要ありません。

ただし、以下のような場合は枕木を処分しておくとより安心です。

• 枕木がシロアリに食べられてボロボロになっている
• 枕木の内部にシロアリが住み着いている
• 建物に近接した枕木にシロアリがわいている

すぐに処分すれば問題ない

枕木などの木材がすでに被害に遭っている場合は、早めに処分するのがおすすめです。

枕木を処分すれば、中に住み着いているシロアリをまとめて駆除できます。
エサやすみかである枕木がなくなれば、周囲に集中していたシロアリは土の中に分散していきます。

枕木の捨て方は地域によって異なり、ゴミ収集には出せない場合もあります。
自治体公式サイトなどでルールを確認しましょう。

参考：柏市｜枕木 （最終閲覧日：2024年5月9日）
参考：静岡市公式ホームページ｜枕木（最終閲覧日：2024年5月9日）
参考：塩尻市公式ホームページ（長野県）｜塩尻市 ごみ分別辞典（あいうえお順）（PDF)（最終閲覧日：2024年5月9日）
参考：春日部市公式ホームページ｜ごみの出し方かな検索結果（最終閲覧日：2024年5月9日）

家に入ってくることは少ない

庭にいるシロアリが、家の中にまで入ってくる確率は低いです。

日本の一般的な建物は、建築時に防蟻（ぼうぎ）処理がされています。

床下などにシロアリ予防の薬剤を散布し、シロアリが家の中に入ってこないように対策されているのです。

ただし、5年以上防蟻処理の再施工をしていない家は注意が必要です。
シロアリ予防の薬剤の効果は、5年程度で切れるからです。

シロアリ予防の効果が切れている場合、枕木と同様に家の木材もシロアリに食べられる危険性が高まります。

家のシロアリ予防の状況を確認しましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積り・キャンセルに費用をいただく場合がございます。

庭の枕木にシロアリがわく原因

庭の枕木にシロアリがわくのは、シロアリにとって好ましい環境が整っているからです。

具体的には、以下のような要素です。

枕木はシロアリのエサになる

シロアリは、おもに木を食べます。
枕木など地面に接して置かれている木材は、地中にいるシロアリにとってちょうどよいエサになります。

シロアリは暗く湿った環境を好む

地中で生活しているシロアリは、暗く湿った場所を好みます。
雨ざらしに置かれている枕木などの下の地面は湿気がたまりやすく、日光も差し込まないので、シロアリが住み着きやすい環境になっています。

このような理由から、庭の枕木にシロアリがわくのはある程度仕方がないともいえます。

同じ理由でシロアリが発生しやすい場所には、他に以下のようなものがあります。

• 木製のウッドデッキ
• 木製の杭やプランターなどガーデニング用品
• 放置してある木材やダンボール箱
• 枯れた庭木や切り株

次章では、このような場所にシロアリがわかないようにする対策方法をご紹介します。

自分でできる庭のシロアリ対策

お庭の枕木などのシロアリ予防には、以下のような方法があります。

木製以外の素材を使う

プラスチックやコンクリートなどシロアリが食べない素材の枕木などにすれば、シロアリの被害を防げます。
ガーデニング用品はさまざまな素材のものがあるので、ホームセンターや園芸店などで探してみましょう。

防蟻剤を塗る

木製品を使う場合でも、シロアリ予防効果のある防蟻剤を塗っておけば、シロアリに食べられるのを防げます。
木材用の防蟻剤は、ホームセンターなどで販売されています。
防蟻剤の効果は長いものでも5年程度で切れるので、定期的に塗布しましょう。

ベイト剤で駆除する

庭の地面にベイト剤（毒エサ）を仕かけて、シロアリを駆除することで被害を防ぐ方法もあります。
ただし、土の中のシロアリをすべて駆除するのは不可能なので、入れ替えながら継続的に設置しておく必要があります。

おすすめの防蟻剤やベイト剤はこちらをご覧ください。

また、家全般のシロアリ対策は、こちらの記事で解説しています。

まとめ

庭の枕木などにシロアリがわいていても、基本的に家が被害を受けることはありません。

家の防蟻処理がしっかりとされていれば、庭のシロアリが家に入ってくることは少ないからです。
家をシロアリから守るために、定期的に防蟻処理をしましょう。

シロアリがわいた枕木は、処分すれば問題ありません。

また、以下の方法で庭のシロアリは予防できます。

家の被害が心配な場合は、シロアリ駆除業者の無料シロアリ調査を利用して、シロアリがいないか確かめておくと安心です。

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