庭にウッドチップを敷こうかと調べていると「ウッドチップにシロアリが住み着く」なんて話を聞いて怖くなっていませんか?
安心してください。
ウッドチップにシロアリは住み着きません。
ただし、ウッドチップの使用方法を誤ると、シロアリがウッドチップを食べに来ることはあります。
正しい使い方でウッドチップにシロアリが湧かないようにしましょう。
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ウッドチップにシロアリは住み着かない
ウッドチップにシロアリが住み着くことはありません。
シロアリは木材や倒木など、厚みのある木材に住み着きます。
ウッドチップは薄さ数mm、大きさ数cm角ほどしかないため、シロアリは住み着きません。
また日本で被害の多いヤマトシロアリは、日の当たらない暗く湿った場所に巣を作ります。
建物なら、人がめったに入らない床下などですね。
日当たりのよい庭にウッドチップを敷くぶんには、シロアリの心配はしなくてよいでしょう。
ただしシロアリのエサは木です。
シロアリがウッドチップを食べる可能性はあります。
ウッドチップがシロアリのエサになる可能性はある
シロアリがウッドチップを食べる可能性はあります。
日本で被害の多いヤマトシロアリは、北海道の一部を除く日本中の土の中にいます。
土のある場所ならどこにでもいるため、庭に敷いたウッドチップにシロアリが寄ってくることはあるのです。
庭にウッドチップを敷くときには、シロアリに食べられにくいように対策をしましょう。
ウッドチップのシロアリ対策
ウッドチップにシロアリが湧かないようにする方法をご紹介します。
- 硬いバークチップにする
- ヒバ・ヒノキ・スギのウッドチップを選ぶ
- 日当たりのよい場所に敷く
- ベイト剤を埋めておく
硬いバークチップにする
ウッドチップよりも硬いバークチップを敷きましょう。
バークチップは木の皮だけを粉砕したもので、木を丸ごと使うウッドチップに比べて硬いです。
シロアリはやわらかい木を好み、硬い木を嫌います。
シロアリは年輪に沿って木材を食べ残すことが多いのですが、これは年輪と年輪の間のやわらかい部分だけを食べているからです。
そのため、シロアリの嫌う硬いバークチップがおすすめです。
バークチップとウッドチップの違いや必要な量の目安は、後半でまた詳しくご紹介します。
ヒバ・ヒノキ・スギのウッドチップを選ぶ
ヒバ・ヒノキ・スギが原材料のウッドチップを選びましょう。
これらはシロアリが嫌う硬い木です。
さらに、香りの強い木もシロアリは嫌います。
自然界でのシロアリは、倒木や枯れ木など死んだ木を食べ、元気な木はまず食べません。
元気な木からは木のよい香りが発散されており、このニオイでシロアリはエサを見分けていると考えられています。
また、木のよい香りには防虫効果もあるため、シロアリ以外の不快害虫も寄り付きにくくなって一石二鳥です。
ウッドチップはヒバ・ヒノキ・スギが原材料のものがおすすめです。
ただし、外に敷いたウッドチップは2~3ヵ月ほどで香りが落ち、朽ちてやがて土に還ります。
バークチップの硬さは数ヶ月では変わりませんが、香りは落ちていくためここが違いますね。
香りやウッドチップの厚みが減ったと感じたら、こまめに新しいものを継ぎ足してください。
ウッドチップの必要な量は、後半で詳しくご紹介します。
日当たりのよい場所に敷く
ウッドチップは日当たりのよい場所に敷きましょう。
日本で特に被害の多いヤマトシロアリは、湿った木を好みます。
そのため、日の当たらないジメジメとした場所にウッドチップを敷くと、シロアリが寄ってきやすくなります。
日当たりの悪い場所に敷いたウッドチップは、カビやコケが生えるなど別の被害も起きやすいです。
シロアリ以外の不快害虫が集まる原因にもなるため、ウッドチップは日当たりのよい場所に敷きましょう。
ベイト剤を埋めておく
ウッドチップを敷いた場所の近くに、市販のベイト剤を埋めておきましょう。
ベイト剤とは毒餌のことで、地面に埋めておくとシロアリが巣に持ち帰り、巣にいる仲間ごと駆除できます。
薬剤は地中に染み出さないため、土壌汚染の心配もありません。
ドッグランや、小さなお子さんの遊ぶ庭でも安心してお使いいただけます。
このように素材や環境に気を付けて使えば、ウッドチップにシロアリが湧くことは防げます。
しかし、すでにウッドチップにシロアリが湧いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
なぜシロアリが集まってしったのか、理由を解説します。
ウッドチップにシロアリが集まる2つの原因
ウッドチップに集まった原因として考えられるのは、ウッドチップの湿気と、ウッドチップの近くにシロアリが湧いたことです。
日陰にまいてウッドチップが常に湿っていた
日当たりが悪く、ウッドチップが常に湿っていたのかもしれません。
シロアリは湿った木を好みます。
ウッドチップを敷いた当初は日当たりがよくても、季節によって日が差し込まなくなる場所もあります。
日陰になっているようならウッドチップは撤去してください。
周囲の切株・枕木などにシロアリが住み着いた
ウッドチップの近くにある切り株や枕木に、シロアリが住み着いているかもしれません。
シロアリが発生しやすいものの例は、以下のとおりです。
- 切株や倒木
- 枕木など木製のガーデングッズ
- 新聞紙や段ボール
取り除けるものは撤去し、すぐに取り除けないものは殺虫スプレーをかけて応急処置をおこないましょう。
あくまで応急処置のため、今後シロアリ駆除が必要な場合があります。
被害の程度を確かめるためにも、一度しっかりシロアリ調査をおこないましょう。
プロのシロアリ調査をご希望なら、シロアリ110番にご連絡ください。
シロアリ110番では、シロアリ調査を無料※でおこなっている業者をご紹介します。
見積り後のキャンセルも可能ですので、お気軽にご連絡ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
防草シートにシロアリが湧く原因
ウッドチップを敷く際にウッドチップが地面に沈まないよう、防草シートを敷いているご家庭もあるかと思います。
しかし張り方を間違えると、防草シートの下に虫が集まってしまうこともあります。
湿気やエサがあれば、防草シートの下は虫にとってよい隠れ家になります。
考えられる原因は以下のとおりです。
- 草を刈らずにそのままシートを張った
-
光を遮断すればある程度は枯れるが、雑草のなかには根っこをとらないと再生する種類がある。
防草シートを突き破ることもあり、そこから虫が入り込んでしまう。
また刈った草の上からシートを張ると、草が腐りダンゴムシなどが集まる。 - 整地をおこなわなかった
-
デコボコのままシートを張って、水はけが悪く湿気がこもった。
また腐葉土の上など土の栄養が多い場所は、虫が発生しやすいため栄養が少ない赤土や砂などをまく必要がある。 - シートに隙間があった
-
隙間があるとそこから草が生えて、虫が侵入しやすくなる。
シート同士の重なりが少ない場合も草が生えたり虫が入ったりしやすくなる。
環境を変えなければ、虫はいつまでも発生します。
虫が湧いたり、すでに草が生えていたりするなら正しくシートを張り直しましょう。
ウッドチップとバークチップの違いと必要量の計算方法
ウッドチップもバークチップもガーデニングやドッグランの舗装に使われますが、見た目や質には下記のような違いがあります。
- ウッドチップ
-
- 材料
-
木の幹全体
- 色
-
白~黄色
- 形
-
粒が小さい
- 特徴
-
やわらかいためクッション性が高いが、劣化しやすい
- バークチップ
-
- 材料
-
樹皮のみ
- 色
-
赤~茶褐色
- 形
-
粒が大きい
- 特徴
-
硬いため劣化しづらく、虫が付きづらい
上記は一例で、粒の細かい舗装用バークチップもあります。
ウッドチップもバークチップも粒の細かい舗装用の製品は安く、1Lあたり50円ほどです。
粒の大きな園芸用のバークチップは少し高くなり、1Lあたり300円ほどです。
※調査日:2022年2月17日Amazonにてバークチップ・ウッドチップを安い順に検索。出てきた各5商品の価格を平均した価格。
バークチップ・ウッドチップの必要量の計算方法
バークチップは製品によって粒の大きさが異なります。
S~Lのサイズであらわされることが多く、大きさによって用途が異なります。
- Sサイズ
-
植木鉢・プランター
小~中型犬用ドッグラン向き - Mサイズ
-
花壇・植え込み
大型犬用ドッグラン向き - Lサイズ
-
庭に敷き詰める
(ただしかなり大きいため通路の舗装には向かない)
また舗装用に使う場合、バークチップ・ウッドチップの必要量の目安は以下のとおりです。
- 1㎡あたりの必要量
-
50Lほど(5cmの厚みで敷く場合)
- 1坪(約3.3㎡)あたりの必要量
-
50L×3.3㎡= 165Lほど
バークチップ・ウッドチップは用途によって敷く厚みが異なりますが、大体5~10cmほどの厚さで敷けばOKです。
土の手入れが必要な花壇などでは5cmほど、遊歩道やドッグランなどクッション性を高めたいときは10cmほどが目安です。
用途や見栄えに合わせて厚みを調節しましょう。
参考:加八商店|バークチップ(ウッドチップ)を敷く厚みについて解説(最終閲覧日:2024年5月13日)
ウッドチップのシロアリ対策についてのQ&A
最後に上記で紹介しきれなかった、ウッドチップとシロアリに関する情報を質問形式でご紹介します。
- 木以外でウッドチップの代用になるものはある?
-
シロアリが気になる方は、砂利など石材を検討してみましょう。
ウッドチップはおもに通路や庭の防草や泥はね防止、地表の乾燥を防ぐために使われます。
似た用途では砂利やレンガチップなどがおすすめです。観葉植物やガーデニングなら見た目のよい園芸用のマルチングストーンや、レンガのかけらの砂利レンガ(瓦)チップがおすすめです。
石が水を含み適度な湿度調整をおこなうため、地面の乾燥を抑えられます。 - シロアリ対策に木酢液は効果がある?
-
木酢液にシロアリ予防効果はありません。
木酢液は、木を炭にするときに出る煙を冷やして作った液体で、ナメクジなどの不快害虫に対しては殺虫や防虫の効果があります。
しかし、木材に木酢液をかけてシロアリの反応を見る実験では、特に変化はなかったとのことです。
参考:日本しろあり対策協会|しろありNo.94(最終閲覧日:2024年5月13日)
シロアリ対策にはシロアリ専用の薬剤を使いましょう。
まとめ
ウッドチップにシロアリは住み着きません。
しかしウッドチップをエサにする可能性はあります。
バークチップにしたり、いっそ砂利にしたりするのもおすすめです。
また「すでにウッドチップにシロアリが湧いている」「建物の近くだから不安」というときはシロアリ110番にご連絡ください。
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事前調査は無料※ですので、ご自宅のシロアリ被害が気になったときにはお気軽にお電話ください。
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#シロアリ #白蟻